より強固なグローバル製品供給基盤の構築に向け滋賀プロダクトサプライセンター敷地内に第3棟を竣工

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参天製薬株式会社(本社:大阪市、以下Santen)は本日、滋賀プロダクトサプライセンター(以下、滋賀PSC)敷地内において建設していた第3棟の竣工式を執り行いましたのでお知らせします。
Santenのグローバル市場における今後の事業成長と製品の多様化を見据え、中期経営計画(MTP2025)の戦略実行の取り組みとして、さらなる自動化による30%以上の生産性向上を目指した第3棟を新設しました。当社は、日本国内においては能登工場(石川県)と現有の滋賀PSCにおいて医療用点眼薬を製造しています。第3棟は、製品安定供給に向けた生産能力確保を目的としており、本棟の稼働により滋賀PSCの医療用点眼薬の生産能力は初期稼働時で約2倍の年間1.7億本(5mL換算)となり、グローバル市場における需要増に対応してまいります。また、低炭素エネルギーへの移行、水資源の有効活用、バイオマスプラスチック容器への転換など、省資源や環境負荷低減を通じた地球環境保全にも取り組んでまいります。 

世界的な人口増加や高齢化に加え、生活習慣病による目の疾患はますます増えることが予想されており、それにともなう世界的な医療用点眼薬需要の増加が見込まれます。加えて、さまざまな予期せぬ状況下においても、安定的な製品を患者さんに提供し続けることが、目の領域に特化した企業として当社が果たすべき使命だと考えています。

当社は、目の領域に特化した企業として、世界中の一人ひとりが「見る」に関する最善の体験を通じて、それぞれの最も幸福な人生を実現する世界を創り出したいと考えています。眼科医療における課題解決に取り組むこと、人々の目の健康を促進すること、視覚障がいの有無にかかわらず生き生きと活躍できる環境づくりに取り組むことで、目の不具合に起因する社会的、経済的な損失の削減を目指しています。 

■滋賀PSC第3棟の概要

所在地 滋賀県犬上郡多賀町大字四手字諏訪348-3
延床面積(第3棟) 23,974㎡
建屋 製剤第3棟(含む自動倉庫)、リサイクル棟
着工 2021年2月
完成 2022年8月
生産能力 生産ライン:最大6ライン、初期稼働時で年間約1.7億本(5mL換算)
稼働 2023年度より順次稼働予定

滋賀PSC第3棟(中央)             右:代表取締役会長 黒川 明 
                        左: 代表取締役社長 兼 CEO 伊藤 毅 

Santenについて
Santenは、眼科に特化したスペシャリティ・カンパニーとして、医療用・一般用の医薬品や、医療機器の研究、開発、販売・マーケティング活動を行っており、世界約60を超える国・地域で製品を販売しています。Santenが目指す理想の世界、「WORLD VISION」(Happiness with Vision)の実現に向け、世界中の技術や組織・人材をつなぎ、「見る」を通じて人々の幸せを実現するSocial Innovatorとして、眼の疾患や不具合に起因する世界中の人々の社会的・経済的な機会損失を削減することを目指します。130年の歴史の中で培われた科学的知見や企業力を活かし、製薬企業としての枠を越え、患者さん起点で眼科医療ソリューションの開発と提供に取り組み、価値ある製品・サービスの提供を通じ、患者さんや患者さんを愛する人たちを中心に社会への貢献を果たしていきます。
詳細については、当社ホームページhttps://www.santen.com/ja/をご参照ください。
                       

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