「100% メイド・イン・イタリー」の最高品質を誇るマテリアルブランド「ALCANTARA®」は「ミラノデザインウィーク2022」の初日である2022年6月6日(月)より、ミラノ市内の「Superstudio Più(スーパースタジオ・ピウ)」(Via Tortona, 27, 20144 Milano)にてグリーンウォッシングの問題をテーマとしたインスタレーション「Someone is Lying…(誰かが嘘をついている…)」の展示をスタートしました。
アルカンターラ社による「Someone is Lying…(誰かが嘘をついている…)」は「イタリアファッション国立商工会議所(Camera Nazionale della Moda Italiana)」の支援を受け「Connect4Climate(コネクト・フォー・クライメート)」※注)とのパートナーシップにより行われているプロジェクトです。
※注)世界銀行グループが中心となって民間企業や非政府組織、大学、研究センター、業界団体などを集めて設立した気候変動に関する情報伝達をテーマに活動するグローバル規模のパートナーシップ・プログラム
2009 年には最も厳格な国際認証機関の一つである TÜV SÜD からカーボンニュートラル認証を取得しているアルカンターラ社の会長兼CEOであるアンドレア・ボラーニョは今回のプロジェクトに際し、以下の様なコメントを述べています。
「2009年から13年たった今でも、私たちはこの分野での取り組みを徐々に改善し続け、常に極めて透明性の高い運営を行い、事実に基づいたアプローチ、つまり科学的証拠と認証を採用しています。また、サステナビリティの真の複雑さを伝えることがいかに難しいかを認識し、その透明性を最も重要な資産の1つとして位置づけています。そこで私たちは、サステナビリティについて解りやすく簡単に理解してもらえるような取り組みとして、子どもたちに大切なことを説明するときの様に、おとぎ話の登場人物をモチーフにした作品を作ったのです。」
ピノキオの物語は、必ず嘘は見抜かれて真実が明らかになるということだけでなく、嘘によって人は簡単に騙されてしまうということも教えてくれています。
今回のプロジェクトでは、「グリーンウォッシング」によって消費者たちが騙されている問題をおとぎ話になぞらえています。
消費者たちを欺くだけではなく、サステナブルではない施策や活動に対して投資を誘導し、不公正な競合関係の起因となるグリーンウォッシングを問題視する欧州各国の消費者庁は2021年に初めて「グリーンウォッシング」をテーマにさまざまな業種における企業の環境保護に関するオンライン上での訴求や表現内容に関する審査を行いました。
その結果、42%にも及ぶ企業の環境保護に関するオンライン上での訴求や表現が誇張、虚偽、または誤解を招くものであり、EUの規則に基づく不当な商行為に該当する可能性があることが判明(不公正取引に関する指令 – 2021年1月)しています。
アルカンターラ社では、このピノキオのインスタレーションを通して、企業だけでなく、世代を超えたあらゆる年齢の人々が、現実的で具体的な持続可能性への取り組みの必要性を再確認するきっかけの場となることを目指しています。
※本件に関する画像/動画素材はこちら↓よりダウンロード頂けます。
https://www.dropbox.com/sh/bmgk72gxsk791oq/AACoi5vihC-LZ1TnEXZN-bK8a
アルカンターラ社について – www.alcantara.com
1972年に設立されたアルカンターラ社は、メイド・イン・イタリーの品質を誇る最高級マテリアルを提供しています。
ALCANTARA®はアルカンターラ社(ALCANTARA S.p.A.)の登録商標であり、独自の技術により生み出された他に類のない優れた感覚、美しさ、機能性を兼ね備えた画期的マテリアルです。
その汎用性の高さから、ファッション、アクセサリー、自動車、インテリアデザインおよび室内装飾、家電など、さまざまな分野の一流ブランドに選ばれています。
これらの特性と、サステナビリティ(持続可能性)という観点からの絶え間ない取り組みにより、アルカンターラは現代のライフスタイルの真のアイコンとなっています。
2009年、アルカンターラ社はカーボン・ニュートラル認証を取得しました。この目標は、生産活動から排出されるCO2を測定、削減、補償することで達成されています。この活動の進捗状況を報告するため、アルカンターラ社は、BDO認証を受けたサステナビリティ・レポートを毎年発行しており、その内容は当社ウェブサイト(https://sustainabilityreport.alcantara.com/ja/)でも参照いただけます。
アルカンターラ社は本社をミラノに置き、生産拠点と研究開発施設はウンブリア州の中心であるネラ・モントロ(テルニ)にあります。