同調査では23卒~26卒学生を対象として、銀行業界の就職先としての印象について、どのようなイメージを持っているか調査しました。業界の良いイメージ、悪いイメージのほか、具体的な仕事のイメージや就職先として志望業界としているかどうかなどを調査しています。(調査時期:2022年6月14日~6月20日、有効回答数:840名)
調査結果では、プラスイメージとして「安定している」の回答が70.8%と最も高く、その他「給料が高い」「優秀な人材が多い」「伝統的・歴史がある」などが上位を占めた一方で、マイナスイメージとして、およそ半数の学生が「昔ながらの文化がある」や「全国転勤がある」と答えました。また、学生の安定志向が強くなっているといわれる中でも、選考を受ける(受けるかもしれない)学生は33.9%と他の人気業界と比べて少数にとどまりました。
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学生が就職活動で企業を選ぶ際に、業界研究を経て業界を選択し、その中から企業を選ぶケースが大多数を占めます。この業界選択の段階で、「人気業界」「不人気業界」や「自分に向いている業界」などの情報を学生は蓄積していきます。
当調査では、この業界選択の際に判断の基礎となる「業界のイメージ」について学生にアンケートを行っています。今回の調査では、「銀行」について学生が持っているイメージを調査しました。
- 調査結果のポイント
・銀行のプラスのイメージは「安定している」伝統がありステータスの高い業界
・業界のマイナスのイメージは「昔ながらの文化」「全国転勤」など古い組織の印象
・営業ノルマや衰退産業、システム障害などのマイナスイメージも
・具体的な仕事の中身は「融資、投資」「お金を扱う」イメージ
・選考を受ける(受けるかもしれない)学生は33.9%と少数にとどまる
・競合する志望業界は知名度高い「メーカー」「広告・マスコミ」「証券・保険」
・【知っている企業名】三大メガバンク+ゆうちょ銀行の回答が多数
地銀やネットバンクなど身近な金融機関の名前も多数挙がる
- 調査概要
『23卒・24卒・25卒・26卒対象 業界別イメージ調査銀行編』
調査機関:株式会社インタツアー
調査対象者:インタツアー登録の23卒・24卒・25卒・26卒大学生
調査母数:12,624名(文系学生11,212名、理系学生1,412名)
回答数:840名(23卒222名、24卒395名、25卒168名、26卒55名)
調査方法: 『インタツアー』マイページまたはSNS経由によるWebアンケート
調査期間: 2022年6月14日~2022年6月20日
- 銀行のプラスのイメージは70.8%が「安定している」 伝統があり給与が高くステータスの高いイメージ
設問1では、銀行の良いイメージについて聞きました。最も多くの回答を集めたのは「安定している」70.8%で、他の選択肢を大きく上回っており、不安定な社会状況でも安定性が高いイメージが非常に強いことがわかります。他の選択肢では「給料が高い」31.0%、「優秀な人材が多い」29.0%と答えた学生が多くなりました。また、「伝統的・歴史がある」22.5%、「ステータスが高い」18.5%といったイメージも強く、古くからある社会的地位の高い仕事・業界であると認知されているようです。
設問2では自由記述で銀行の良いイメージを聞きました。「お金に詳しくなりそう」「投資について詳しくなる」といった貨幣経済の担い手としてのイメージに加えて、「フォーマル」「きっちりしている」などの堅い仕事としてのイメージを挙げる学生が多数を占めました。
- 業界のマイナスのイメージは「昔ながらの文化」「全国転勤」「作業的」など古い組織の印象 営業ノルマや衰退産業、システム障害などのマイナスイメージも
設問3では銀行の悪いイメージについて聞きました。最も回答が多かった選択肢は「昔ながらの文化がある」45.6%で、次いで「全国転勤がある」43.5%が上位となりました。また、「作業的」31.4%、「自由度が低い」28.3%も高い回答率でした。プラスのイメージで「安定している」ことが評価された一方で、変化が少なく決められた仕事を作業的に行うイメージがマイナスに感じられたようです。
設問4では銀行の悪いイメージを記述式で聞きました。「ノルマが大変そう」「衰退産業」といった回答が多数見られ、報道などで取り上げられた銀行内での営業ノルマや、低金利で利益を出しにくい、統合や合併が進められているといった情報をマイナスにとらえていることがわかります。また、システム障害や不祥事といった社会的に指摘を受けた事例もイメージされているようです。
- 具体的な仕事の中身は「融資、投資」「お金を扱う」イメージ強い 具体的な仕事が「わからない」と答えた学生は極少数
設問5では銀行の具体的な仕事のイメージについて聞きました。(自由回答からキーワードを集計)
「融資、投資、お金を貸す」11.2%、「お金を扱う、数える、管理」11.1%、といったキーワードが上位を占めたほか、「顧客とかかわる業務(窓口業務など)」7.8%に比較的多くの回答がありました。
また、「わからない」と答えた学生は0.6%にとどまりました。これまでの業界別イメージ調査の具体的な仕事のイメージについての設問では10%~40%程度の学生が「わからない」と答えていたことと比較して、銀行の業務についてはほとんどの学生がある程度のイメージを持っていることがわかります。
その他の回答では「半沢直樹がやっている雰囲気」といったドラマから受けたイメージや、「帳簿のチェック」といった事務作業のイメージ、「企業を支援する」といった社会の役割をイメージした回答などが見られました。
- 選考を受ける(受けるかもしれない)学生は33.9%と少数にとどまる
設問6では銀行の企業の選考を受けるかどうか聞きました。
「受けようと思っている(受けた)」と答えた学生は7.4%で、「受けるかもしれない」26.5%を加えると33.9%となりました。「受けるつもりはない(受けなかった)」学生が約2/3を占め、就職の選択肢としてあまり支持されていないことがわかります。学生の安定志向が強くなっているといわれる中でも、銀行の業界としての人気はあまり高くないようです。
- 【知っている企業名】三大メガバンク+ゆうちょ銀行を回答する学生が多数 地銀やネットバンクなど身近な金融機関の名前が多数挙がる
設問8では、銀行の具体的な企業の名前を3社挙げてもらいました。最大手の三大メガバンク「三菱UFJ銀行」52.9%、「三井住友銀行」52.3%、「みずほ銀行」44.6%に加え「ゆうちょ銀行」23.6%と回答する学生が多数を占めました。その他に大手銀行の「りそな銀行」12.7%を答えた学生が多かったほかは、地方銀行やネットバンクなど身近な銀行の名前が多数上がりました。銀行口座を日常的に利用するため銀行名を答えられないケースは稀と考えられますが、「わからない」と答えた学生も13.5%いました。
同調査の詳しい結果は 「インタツアー」サービスサイトからダウンロードいただけます。
メディア・ニュースの影響は受けている?銀行業界イメージ調査 -資料ダウンロード
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- 会社概要
株式会社インタツアー
本社:東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル南館16F
代表:代表取締役社長 作馬 誠大
事業内容:インタビューから始まるリレーションシップ採用プラットフォーム「インタツアー」を展開。学生と企業の新しいタイミングで新しいつながり方の採用マーケティング機能で新卒採用支援を行っている。
https://intetour.co.jp/
- このプレスリリースについてのお問い合わせ先
株式会社インタツアー
担当:作馬、安田
TEL:03-6731-4455 E-MAIL:gsinfo@gssc.co.jp
問い合わせフォーム:https://intetour.co.jp/contact/