【読書の秋 2022】3年ぶりにフランスより話題の作家・マンガ家を招き、フランスの文学・マンガの「今」をご紹介!10月・11月にトーク・対談等、イベント開催

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フランス大使館文化部に本部を置くフランス政府公式文化機関、アンスティチュ・フランセ関西(京都・大阪)が毎秋開催する「読書の秋」は、フランスの現代文学とバンド・デシネ(フランス語圏のマンガ)の祭典です。今年は10月20日~11月20日まで、京都・兵庫・大阪でトーク・対談・ワークショップ・映画上映・サイン会を開催します。ワイン・京都・ジェンダー・翻訳など、取り上げるテーマも多岐にわたります。

今年で第15回を迎える「読書の秋」。新型コロナウイルスの影響により、フランスより作家を招いて開催するのは3年ぶりとなります。
ノーベル文学賞の受賞で注目を集めるフランスの「今」の文学やバンド・デシネを知って頂く絶好の機会です。
この秋は、作家達に会いに行きましょう!

フランスで最も権威ある文学賞、ゴンクール賞最優秀新人賞受賞!

  • 「他者の声に触れる」マイリス・ベスリーを迎えて 

日時:11月15日(火) 17:00-18:40

会場:関西学院大学 上ヶ原キャンパス(兵庫県西宮市上ケ原一番町1−155 )
入場無料・逐次通訳付 

マイリス・ベスリーの小説『ベケット氏の最期の時間』の日本出版に際して、講演会とサイン会を行います。フランス人作家としての急成長、ベケットからフランス文学の大作家までインスピレーションを得た作家たち、そしてエグゾフィクションを書くプロセスをめぐってお話いただきます。
マイリス・ベスリー MAYLIS BESSERIE
人生の終わりを待つひとりの老人 ――その名は、サミュエル・ベケット。 ノーベル賞作家サミュエル・ベケットが亡くなるまでの半年間を通して、老いと向き合う人間の普遍的な姿を描き出したゴンクール賞最優秀新人賞受賞作が、早川書房より刊行された。

 

イベント詳細https://www.institutfrancais.jp/kansai/agenda/2022fa05/

フランスで活躍するベストセラー作家!フェミニズムのアイコン

  • 歴史と文学による女性の表象と社会的統制 – モナ・ショレx 木村朗子の対談

© Mathieu Zazzo© Mathieu Zazzo

日時:11月12日(土)13:30-15:30
会場:アンスティチュ・フランセ関西ー京都
(京都市左京区吉田泉殿町8)
入場無料・逐次通訳付

モナ・ショレのベストセラー『魔女 女性たちの不屈の力』の日本発売を記念して、作家と木村朗子が文学と歴史における女性の表現について、フェミニズムやジェンダーの観点から語り合います。
モナ・ショレ MONA CHOLLET
モナ・ショレはフランスで活躍するスイス出身のジャーナリスト。2016年から「ル・モンド・ディプロマティーク」紙編集長。著書に『魔女 女性たちの不屈の力』、『致命的な美(仮訳)』など。最新作『愛を作り直す(仮訳)』は2021年11月の発売以来、ベストセラーとなっている。
木村朗子:津田塾大学教授。『恋する物語のホモセクシュアリティ 宮廷社会と権力』、『乳房はだれのものか 日本中世物語にみる性と権力』(いずれも2009年日本女性史研究賞受賞)。
イベント詳細https://www.institutfrancais.jp/kansai/agenda/2022fa08/

京都に暮らしたフランスのミリオンセラー作家 新刊発売記念!

  • ミュリエル・バルベリ『京都に咲く一輪の薔薇』トーク&サイン会

© Boyan Topaloff© Boyan Topaloff

日時:11月17日(木) 19:00-21:00
会場:京都経済センター7階会議室(京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78)
入場無料・逐次通訳付・定員20名+オンライン参加100名 ※事前にWEBサイトより要申込み

今年の11月2日に早川書房より邦訳が刊行される『京都に咲く一輪の薔薇』において、ミュリエル・バルベリは自身の日本とのつながり、とりわけ、2008年に初めて訪れた京都との絆を再び深めています。大ベストセラー『優雅なハリネズミ』で知られる作家の第5作目となるこの小説では、京都の伝統や自然に対する美しいオマージュが捧げられています。
ミュリエル・バルベリ MURIEL BARBERY
2000年に『至福の味』でデビュー。同書はフランス最優秀料理小説賞を受賞し、14カ国語に翻訳。第二作『優雅なハリネズミ』は、全世界で200万部を超えるベストセラーに。2022年に発表された『Une heure de ferveur』は、フランスで最も権威ある文学賞、ゴンクール賞にノミネート。2008年と2009年、京都に在住。
イベント詳細https://www.institutfrancais.jp/kansai/agenda/2022fa11/

14カ国で翻訳された話題のマンガが待望の邦訳化!

  • 「マンガと酒、そしてワイン」エティエンヌ・ダヴォドー × 尾瀬あきら トークショー

© A. Bujajak© A. Bujajak

日時:11月6日(日) 14:00-16:00

会場:京都国際マンガミュージアム (京都市中京区金吹町452)
入場無料(要ミュージアム入館料)・逐次通訳付

エティエンヌ・ダヴォドーの『ワイン知らず、マンガ知らず』は、マンガに無知な自然農法のワイン醸造家と、ワインに無知なマンガ家の相互の教え合い・学び合いを描いたバンド・デシネ作品。一方、尾瀬あきらは、「夏子の酒」などで日本酒造りの中で起こるさまざまな問題を描いてきました。お酒造りをテーマに作品を発表しているお2人をゲストに迎え、マンガと酒、ワインにまつわるさまざまな話題について語っていただきます。
●エティエンヌ・ダヴォドー ETIENNE DAVODEAU  
フランスの漫画家。2013年、『素顔のルル』がソルヴェイグ・アンスパック監督により映画化。代表作『ワイン知らず、マンガ知らず』は、2012年のアングレーム国際漫画祭の公式セレクションにノミネートされ、世界的な知名度を得ることとなる。
●尾瀬あきら(おぜ・あきら)
1988年に『モーニング』にて、酒造りや農家の米作りの現状を描いた「夏子の酒」を連載開始。テレビドラマ化されるなど、全国に日本酒ブームを巻き起こした。
司会 : 原正人(バンド・デシネ翻訳家)
イベント詳細https://www.institutfrancais.jp/kansai/agenda/2022fa03/

 

  • 女性に対するハラスメントを描く-バンド・デシネ『クロコダイル』の作者、トマ・マチューの講演会とサイン会

日時:10月20日(木) 14:00-15:30
会場:京都外国語大学
(京都市右京区西院笠目町6)
入場無料・逐次通訳付

ベルギー出身のトマ・マチューは、ストリート・ハラスメント、マチズモ、性差別といった問題に関連する女性の証言をイラストで表現しています。ベルギー発・ウェブで集まった女性たちの証言から生まれたセクシャル・ハラスメントのノンフィクションマンガの日本語版『クロコダイル―ワニみたいに潜む日常のハラスメントと性差別、そしてその対処法―』(かもがわ出版 2022年8月発売)の翻訳者、リボアル堀井なみの、コザ・アリーンと著者が意見を交換します。
イベント詳細https://www.institutfrancais.jp/kansai/agenda/2022fa01/
 

  • 『ワニ』はどこにでもいる-マンガで考える性暴力~トマ・マチュートークショー

日時:10月22日(土) 14:00-16:00
会場:京都国際マンガミュージアム
 2階ギャラリー6(京都市中京区金吹町452)
入場無料(要ミュージアム入館料)​・逐次通訳付
定員30名(先着順)事前申込不要 ※当日10時30分から整理券配布

 『クロコダイル―ワニみたいに潜む日常のハラスメントと性差別、そしてその対処法―』の出版を記念し行われる本イベントでは、著者であるトマ・マチューが作品の制作経緯や、作品のテーマにもなっている日常の性暴力に関する話を語ります。イベント終了後にはサイン会も開催。
登壇:トマ・マチュー、ユースギョン(司会)
イベント詳細https://www.institutfrancais.jp/kansai/agenda/2022fa02/
 

  • まだまだあります!読書の秋のイベント

●10月27日(木) 9:30 / 11:30 フランスの絵本作家 ルーシー・フェリックスのワークショップ(満席)
会場:こども本の森 中之島
イベント詳細:https://www.institutfrancais.jp/kansai/agenda/2022fa09/
●10月29日(土) 16:30-18:30 バンド・デシネ『わすれられたブルゴーニュ』を囲んで 講演会&ワインのテイスティング
会場:アンスティチュ・フランセ関西-大阪
イベント詳細:https://www.institutfrancais.jp/kansai/agenda/2022fa06/
●11月5日(土)13:00-16:30「バンド・デシネやマンガを翻訳しましょう!」 日仏翻訳ワークショップ
会場:アンスティチュ・フランセ関西-京都
イベント詳細:https://www.institutfrancais.jp/kansai/agenda/2022fa07/
●11月12日(土) 16 :00-18 :00 映画『素顔のルル』の上映
会場:アンスティチュ・フランセ関西-京都
イベント詳細:https://www.institutfrancais.jp/kansai/agenda/2022fa04/
●11月19日(土) 16 :00-18 :00 映画『素顔のルル』の上映
会場:アンスティチュ・フランセ関西-大阪
●11月20日(日)13:30-15:30 この秋は書き取りにチャレンジ! CONCOURS DE DICTÉE ディクテ(書き取り)コンクール
会場:アンスティチュ・フランセ関西-京都
イベント詳細:https://www.institutfrancais.jp/kansai/agenda/2022fa10/

 

  • 「読書の秋 2022」に関するお問合せ:

アンスティチュ・フランセ関西ー京都 Tel.075-761-2105
イベント一覧:https://www.institutfrancais.jp/kansai/agenda/dokushonoaki/
 

  • アンスティチュ・フランセ関西について

アンスティチュ・フランセ関西は、1927年より活動するフランス政府公式文化機関です。フランス大使館文化部を本部とし、京都と大阪でフランス語講座を開講するとともに、文化イベントを開催しています。活動は営利を目的とせず、収益は文化活動等に充てられています。

館長:ジュール・イルマン(在京都フランス総領事)
公式HP:https://www.institutfrancais.jp/kansai/

●アンスティチュ・フランセ関西―京都(旧 関西日仏学館)
606-8301  京都市左京区吉田泉殿町8 Tel. 075-761-2105
kansai.kyoto@institutfrancais.jp
●アンスティチュ・フランセ関西―大阪(旧 大阪日仏センター=アリアンス・フランセーズ)
530-0041大阪市北区天神橋2-2-11 阪急産業南森町ビル9階
Tel. 06-6358-7391
kansai.osaka@institutfrancais.jp

 
 

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