軽量・小型・高出力の超電導モーターが「CEATEC AWARD 2022」のトータルソリューション部門グランプリを受賞

この記事は約3分で読めます。
 当社の軽量・小型・高出力の「超電導モーター」が「CEATEC AWARD 2022」のトータルソリューション部門グランプリを受賞しました。

 「CEATEC AWARD 2022」は、CEATEC 2022に展示される技術・製品・サービス等の中から、CEATEC AWARD 2022審査委員会が学術的・技術的観点、市場性や将来性等の視点から、イノベーション性が高く優れていると評価できるものを審査・選考し、表彰するものです。

受賞展示物
1.大型モビリティ業界のカーボンニュートラルに貢献する軽量・小型・高出力の「超電導モーター」
 航空など大型モビリティ業界でのカーボンニュートラルの達成には、燃料の他にもシステム全体の進化が必要とされ、推進系においては、軽さと高い出力を両立したモーターの登場が期待されています。当社は、長年培ってきた超電導技術および高速回転機器の製造技術を応用し、世界で初めて(*1)最高出力2MWの軽量・小型・高出力超電導モーターの試作機を開発しました。従来のモーターと比べて重量とサイズを10分の1以下にしたことで、化石燃料駆動エンジンをモーターに置換えることが可能となり、様々な大型モビリティのゼロエミッション化に貢献します。今後さらなる改良を図り、社会実装の取り組みを加速していきます。 

2.受賞に至った選考理由(概要)
 カーボンニュートラル社会に向けて航空業界でも電動化の流れがあり、そのためには小型軽量で高出力、高速回転のモーターが必要となります。このような中、当社では、世界初となる最高出力2MWの軽量小型高出力超電導モーターの開発に成功しました。一般的な同レベルのモーターと比較して10分の1以下の軽量化、小型化を実現し航空機の電動化に貢献します。航空機だけでなく、船舶やトラックなどの大型モビリティ、発電や量子コンピュータの冷却など他の分野への応用も可能としています。長年培ってきた製造技術や研究開発など、コア技術の組み合わせや他分野への応用など、同社の総合力による世界初の開発、今後の可能性が高く評価されました。 

(*1)当社調べ(2022年10月17日時点)

※東芝エネルギーシステムズの詳細はこちらをご覧ください。
https://www.global.toshiba/jp/company/energy.html

タイトルとURLをコピーしました