- イベント概要
・イベント名 海のお仕事体験プロジェクト こどもわーく
【スーパーみしまやでお魚売場の仕事に挑戦〜地元の魚が食卓に届くまで〜】
・日程 2022年9月24日(土)8時~11時
・開催場所 みしまや東川津店(松江市下東川津町)
・参加人数 5名
・主催 株式会社みしまや
・主管 一般社団法人地域みらい創造センター
・協力 海と日本プロジェクト inしまね実行委員会・TSKエンタープライズDC株式会社
- 緊張の入社式
お仕事を体験するのは、鮮魚をはじめ加工品やお寿司が並ぶ、松江市のスーパーみしまや東川津店の鮮魚コーナーです。今回の体験では、旬を迎えている山陰の魚について、目利きの方法やさばき方を学び、調理場の衛生管理も体験。そして、おススメの鮮魚をPRするポップを制作し、接客にも挑戦します。またお寿司作りや海産物のパック作業に挑戦する楽しい体験もあり、魚がどのような過程を経て売場に並び、販売されるかを学びました。
体験に参加したのは、小学1年生から5年生の5人です。まずは入社式からお仕事が始まり、今日のお仕事内容について、株式会社みしまや商品部の小林部長から説明を受けました。また、みしまやでは、地元の若手漁師と協力して、未利用魚の販売などに取り組んでいることについても説明を受けました。
- ノドグロやカレイ、獲れたて鮮魚がズラリ!
バックヤードには地元の港で朝、水揚げされたばかりのカレイやサバ、そして島根が誇る高級魚ノドグロやタイ、サザエなどが並びました。子供たちは、魚介類がどっさり入っているトロ箱を目の前にしながら「新鮮な魚の見分け方は目の澄み具合や魚の色艶」と説明を受けました。そして、魚を三枚におろす作業を見学。素早くさばかれていく魚を見ながら、子供たちからは「骨や頭、尻尾は捨てるのか?」と質問が飛び出し、「骨は揚げて食べるとおいしい、頭や尻尾は吸い物にして食べることが出来る」など、消費の工夫についても説明を受けました。また、魚をおろす前の調理場の清拭も体験し、衛生管理が徹底されていることを学びました。
- 憧れのお寿司作りに挑戦!
体験では、お寿司作りも体験しました。まずは、お寿司のシャリがマシンで握られる様子を見学した子供たちは驚きの表情です。そして、シャリにネタを載せていく作業に挑戦。仕入れた魚がさばかれてネタとなり盛り付けられるまでの一連の作業を目の当たりにし、普段、自分たちが買っているお寿司に、多くの作業があることを知りました。また、サザエのラッピングも体験しました。
- POPでアピール!本日のおススメ鮮魚
その後、おススメの鮮魚をPRするPOP作りに挑戦。本日のおススメ鮮魚であるノドグロやカレイの中から、ひとりひとりが担当する魚を選びPOPを制作。POPにはキャッチコピーを添えて、お客さんに買ってもらえるよう工夫しました。そして、出来上がったPOPを売場に並べて販売に挑戦。「獲れたてでおいしいですよ」「今が旬です」と大きな声で接客しました。
- 島根の海や漁業の問題とは?
体験では、島根の海や漁業が直面している課題について、地元の若手漁師から学びました。若手漁師が減っている現状や、漁業を盛り上げようと自分が取り組んでいる事、また、海や漁業にも悪影響をもたらす海洋ごみについてみんなが考えて行動し、美しく豊かな海を守ることが大切と説明を受けました。
- ”当たり前”に感謝!
最後までお仕事を頑張った5人、最後には“お給料“として、みしまや東川津店のお買い物券を受け取りました。地元の魚について学び、それらが商品として店頭に並ぶまでには、多くの人が携わっていることを学んだ子供たちからは「商品が並んでいることを当たり前と思っていたが、大変な仕事だということがわかった」「また魚屋さんの仕事をやってみたい」などの感想が聞かれました。
<団体概要>
団体名:一般社団法人地域みらい創造センター
URL:https://iko-yo.net/partners/uminohi_oshigoto
活動内容:子供たちが体験する「地域のお仕事体験プログラム」の企画開発・実施
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/