毎日社会福祉顕彰は、福祉の向上に尽くした個人、団体を表彰する賞です。この度、第52回毎日社会福祉顕彰)に、テラ・ルネッサンスほか2団体が選ばれました。
テラ・ルネッサンスは、2001年に当時大学生だった鬼丸昌也がカンボジアにて、地雷被害の大きさに衝撃を受けたことがきっかけで設立しました。地雷や世界の現状を一人で「伝える」ことから始まった活動は、現在世界8か国で、100名を超える職員、インターン、ボランティアによって運営されています。これまでに、アフリカの紛争地で戦うことを余儀なくされた元子ども兵、性暴力の被害女性、大規模災害の被災者など174,000人以上の支援を行ってきました。また、今年2月のロシアによるウクライナ侵攻をきっかけにハンガリーに拠点を設け、ウクライナ避難民支援も実施しています。
受賞にあたり、理事長の小川真吾は次のようにコメントしています。「この度、毎日社会福祉顕彰を受賞し、大変光栄に思います。支援者の皆さま、スタッフ、活動地において自らの「ちから」で立ち上がろうとする人々のおかげで、これまで20年以上、国内外での活動を行うことができました。本受賞を励みに、今後活動の中で得られた成果と知見をもとに、日本だけでなく世界で支援の輪を広げ、地球課題の解決に寄与するとともに、設立理念である「世界平和の実現」に向かって邁進したいと思います。」
なお、本賞の表彰式は10月21日(金)に東京にて執り行われる予定です。
【テラ・ルネッサンスの社会福祉への貢献】
1. カンボジア・ラオスの地雷・不発弾被害者、コミュニティへの継続的な社会福祉の向上
2.「オーダーメイド型」支援による子ども兵および紛争被害者の社会復帰とウェルビーイングへの貢献
3. ビジョン「すべての生命が安心して生活できる社会の実現」の下での多面的な挑戦による国際福祉への貢献
- 毎日社会福祉顕彰について
1971年(昭和46年)、毎日新聞社会事業団の創立60周年を記念して創設され、毎年実施している。全国の社会福祉関係者および団体のなかから、特に優れた功績をあげ、社会福祉の発展向上に貢献している個人あるいは団体を表彰し、新しい福祉国家の形成と進展に寄与することを目的としている。
URL:https://www.mainichi.co.jp/shakaijigyo/fukushikensho.html
- 認定NPO法人テラ・ルネッサンスについて
『すべての生命が安心して生活できる社会の実現』を目的に、2001年に鬼丸昌也によって設立。現在では、カンボジア・ラオスでの地雷や不発弾処理支援、地雷埋設地域の生活再建支援、ウガンダ・コンゴ・ブルンジでの元子ども兵の社会復帰支援を実施。また、日本国内では、平和教育(学校や企業向けの研修)や、岩手県大槌町で大槌刺し子を運営。主な受賞歴:「地球倫理推進賞」(社団法人倫理研究所) 、「地球市民賞」(独立行政法人国際交流基金)、「エクセレントNPO」組織力賞ノミネート(エクセレントNPOを目指そう市民会議)、「社会貢献者表彰」(公益財団法人社会貢献支援財団)、「日経ソーシャルイニシアチブ」国際部門賞ファイナリスト(日本経済新聞社) 、「企業価値認定」(一般社団法人企業価値協会)、第4回ジャパンSDGsアワード副本部長(外務大臣)賞、第52回毎日福祉顕彰など。国連経済社会理事会特殊協議資格NGO。
名称 :特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス
所在地 :京都府京都市下京区五条高倉角堺町21番地jimukinoueda bldg. 403号室
URL :https://www.terra-r.jp
理事長 :小川 真吾
設立 :2001年10月31日(2014年5月30日より認定NPO法人)
事業内容:『地雷』『小型武器』『子ども兵』の課題に対するアジア・アフリカでの支援活動、および国内での『平和教育』を中心とした啓発活動 など