伊計島共同売店は、1923年(諸説あり)に伊計島住民の出資で設立されました。来年で100年を迎えるこの共同売店は、人口減少、高齢化の影響で存続の危機となっています。伊計島共同売店を多くの人に知っていただき、利用していただきたいと有志が立ち上がりました。伊計島特産のもずくを中心とした特別セットをつくり、うるま市ふるさと納税の返礼品に出品しました。ぜひ、伊計島共同売店の応援をお願いします。
ふるさとチョイス
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/47213/5537010
楽天ふるさと納税
https://item.rakuten.co.jp/f472131-uruma/13369/
伊計島共同売店の場所
https://goo.gl/maps/7BpBotyQUN89FPaR6
共同売店の歴史
共同売店は、1906年に沖縄県北部にある国頭村の奥集落で生まれました。企業でもなく、自治体でもない、地域住民が出資をして運営している沖縄独自の運営システムです。その土地で生産されたものを共同売店で販売、購入できる、相互扶助の精神で成り立つ先人の知恵の結集といえます。奥集落で誕生した共同売店の仕組みは沖縄県全域に広がりました。最盛期には200店舗近くあったと言われています。現在は60店舗ほどとなり激減しています。
当時の共同売店は、商店の機能だけでなく、その地域で生活する住民のためのあらゆる機能を果たしていました。
<当時の共同売店の機能>
共同購入と出荷/掛け売り/貯金や貸付などの金融業/運輸/精米/製材/発電/酒造/製茶(奥)/奨学金/病気などの見舞い金/保育園/共同風呂/共同バス/共同アンテナ/電話の取り次ぎ/親子ラジオ/ガソリンスタンド/食堂/理髪/コインランドリーなど。
共同売店が伊計島に必要な理由
伊計島にはスーパーもコンビニもありません。一番近いコンビニまでの距離は、10km先にあります。
車では15分の距離ですが、高齢者にとって車での移動は不便であり、歩いて行ける距離にある共同売店は島民にとってなくてはならない存在です。また、福祉的な役割も担っております。共同売店は地域住民のコミュニケーションの場であり、高齢者の認知症予防やお互いを見守る役目も果たしています。
昨今の共同売店は、個人委託に切り替えるケースが増えていますが、伊計島共同売店は昔ながらの自治会中心となった経営方式となっております。
コンビニやスーパーは民間企業が経営母体となり利潤を追求しますが、共同売店は地域住民が決定権をもち、地域住民の暮らしをよくすることを目的とするため、赤字でも事業を継続する必要があります。
共同売店は古くて新しいDAO?
住民による共同出資、共同労働により、利益が地域に還元される共同売店の仕組みは、助け合いの精神から生まれた独自の知恵です。住民一人一人が参画し、意思決定権もありつつ、共同体として事業を行い、利益や情報を独占しないスタイルは、これからトレンドになるであろうDAO(自立分散型)と近しいのではないでしょうか。
自分たちの生活を自分たちで良くしていく。小さな集落で生まれた共同売店の仕組みはこれからの時代を生き抜く私たちにとってヒントになると考えられます。
伊計島共同売店のプロジェクト
共同売店の存続の危機を知った有志が集い、マーケティング調査やリノベーションが行われました。
島民と協働で、利用者にとって快適な店づくりや効率化、観光客向けの商品拡充、Wifi完備などが行われています。島の生活を支えてきた共同売店は、時代に合わせて進化し、伊計島の関係人口を増やすきっかけになることが期待されます。
返礼品のご紹介
伊計島で採れたもずくを塩漬けにしてオリジナル商品を発売。
共同売店について知ることができる冊子もセットにして、お手元にお届けします。
詳細はふるさと納税のページをご覧ください。
ふるさとチョイス
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楽天ふるさと納税
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伊計島共同売店Facebook
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伊計島に遊びに行こう
集落を散歩するだけで、心が癒されます。風と海、島の空気を堪能できます。
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