※なお、世界三大映画祭と言われているカンヌ国際映画祭とは異なる映画祭です
2022年4月28日Cannes World Film Festivalにて、映画「邯鄲の夢(かんたんのゆめ)」がアジア部門最優秀賞(BEST ASIAN FILM)を受賞し、監督の三天屋多嘉雄がニューウェーブフィルムメーカー部門最優秀賞(BEST NEW WAVE FILMMAKER)を獲得した。また、他5部門でノミネートに選出された。
〇最優秀賞を獲得した部門
・ニューウェーブフィルムメーカー部門 (正式名称:BEST NEW WAVE FILMMAKER)
・アジア部門 (正式名称:BEST ASIAN FILM)
〇ノミネートに選出された部門
・長編部門 (正式名称:BSET NARRATIVE FEATURE FILM)
・ドラマ部門 (正式名称:BEST DRAMA FILM)
・外国語賞 (正式名称:BEST FOREIGN FILM)
・撮影部門 (正式名称:BEST CINEMATOGRAPHY)
・新人部門 (正式名称:BEST FIRST TIME FILMMAKER FEATRE)
カンヌ世界映画祭(正式名称:cannes world film festival)
〇映画祭受賞者(3月期)一覧
https://www.cannesworldfilmfestival-archive2022.com/march-2022-winners
■映画「邯鄲の夢」について
本作は、実在する「真正女澤正劇」をモデルに制作され、無名の伝統芸能の文化保存の難しさを描いたオリジナルのフィクション作品である。
「真正女澤正劇」とは、大正時代に阪東正之助(新国劇の創始者である澤田正二郎先生から「真正女澤正」と命名された女剣劇の座長)から演劇の神と称される沢竜二へ、脈々と引き継がれる無名の伝統芸能である。
本作には、製作者である三天屋の他に沢竜二一門の元で育った伝統芸能の役者たちが出演しているため、物語や編集に、古くからある伝統芸能の演出法が使われている。今回使われた演出法は、「三重芝居」といって、真正女澤正オリジナルの表現であり、今回その演出を用いた映像化に挑んだ。
また、真正女澤正劇は型とリアルを重んじた「人情剣劇」であり、本作では「人情剣劇」をメインにした物語である。定番の人情劇を映像という形を通じて大切にしたいという意図で制作された。
本作には、須賀貴匡・松林慎司・岡本茉利など、実力派俳優もゲストとして出演。そして、本作のモデルでもある真正女澤正劇の沢竜二先生自身も出演している。
本作は明治産業の社会貢献の一環として、伝統芸能の文化保存を目的にスタートした。撮影のメイン舞台となったのは、実際に沢竜二が復興公演に関わった熊本県の重要文化財八千代座。大正昭和と九州の芸能を支えた劇場である。
また国際映画祭応募にあたり、Savannah MOON Productions(Kampala, Uganda, https://www.savannah-moon.net)のMeme Kagga氏, Nana Kagga氏に協力して頂いた。伝統芸能の独特なセリフ回しなど、海外に伝わりづらい日本文化の特色を、海外の方々にも伝わるよう翻訳を通して本作品に組み込んだ。
モデルとなった真正女澤正は歌舞伎、能といった有名な伝統芸能ではないものの、そこにはたしかに伝統があり、後世に残し繁栄を望む夢を、夢では終わらせないという強い想いを映像化した作品である。
監督・脚本:三天屋多嘉雄
舞台監修:沢竜二
出演(順不同):三天屋多嘉雄・須賀貴匡・松林慎司・岡本茉利・沢竜二
プロデューサー:明永喜年・井上 和久
株式会社明治産業プレゼンツ(https://www.meiji-sangyo.co.jp)
配給製作:株式会社グッドラックスリー
■「邯鄲の夢」作品トレーラー
https://www.youtube.com/watch?v=HJZ_BPV3CC8
●問い合わせ先
有限会社福陽開発:映像制作事業
TEL:092-541-1325
FAX:092-511-0710
mail:fukuyoukaihatu@gmail.com