- 「市民」が対話を重ね、ともに考える活動を続け、50年。
記念式典では、代表理事・坂口和隆が市民組織として50年間、活動を継続できたことについてシャプラニール歴代のスタッフ、支援者、南アジアのパートナー団体など、これまでかかわりのあるすべての方々に感謝をするとともに、会の価値観(コア・バリュー)のひとつである「”みんなで考える”姿勢をこれまで以上に大切にし、変容する社会状況やNGOの役割を見極め、これからも世界の社会課題に市民の力で立ち向かう」と決意を述べました。
ご来賓の、駐日バングラデシュ大使、シャハブッディン・アーメド閣下は「子どもの人権問題、災害リスクの軽減などは非常な重要な活動分野である。事業の成果を持続可能なものにすることをこれからも期待している」、また外務省国際協力局 審議官・NGO担当大使、日下部英紀氏は「市民の力で途上国の問題を解決するという強い意志の下、根本的かつ持続的な取組を実現し、多くの成果をあげてきていることを高く評価している」と祝辞を述べました。さらに、株式会社arca代表/クリエイティブディレクター、辻愛沙子氏からは「令和時代の社会と市民の関係」と題し、社会課題と企業課題をつなげクリエイティブで社会を変えていく取り組みについてのお話や、失敗から学び市民とともに社会問題の解決に取り組み続けるシャプラニールへエールが送られました。また文化プログラムとして、バングラデシュの舞踊やネパール音楽の生演奏も披露されました。
- 新団体ロゴとスローガンを策定
50年目の節目を機に、団体ロゴとスローガンを策定しました。「取り残さない、その小さな声を」をスローガンとして新に掲げ、これからも誰もが包括的に暮らすことができ、貧困のない社会の実現を目指す活動を市民とともに継続していきます。
- シャプラニール創立50周年記念式典概要
日時:2022年9月3日(土)12:30-15:30
会場:リーガロイヤルホテル東京
出席者:関係国大使館、外務省、企業、市民社会組織、シャプラニール会員 ほか
<式次第>
第Ⅰ部(記念式典)
・文化プログラム・バンスリ演奏(ネパールの横笛)
・開会あいさつ
・来賓のご祝辞
駐日バングラデシュ大使 シャハブッディン・アーメド閣下
外務省 国際協力局 審議官/NGO担当大使 日下部英紀氏
特定非営利活動法人国際協力NGOセンター 副理事長 棚田雄一氏
・記念講演 辻愛沙子氏(株式会社arca代表/クリエイティブディレクター)
・50周年記念動画の上映/新シニアアドバイザー委嘱
・閉会あいさつ
第Ⅱ部(記念パーティ)
・あいさつ・乾杯 / 食事・歓談
・文化プログラム・ベンガル舞踊
・お祝いの言葉 / ビデオメッセージ
・新団体ロゴ・ステートメント披露
・閉会あいさつ
- シャプラニールについて
支援が届きにくい「取り残された人々、課題」にアプローチ
“すべての人々がもつ豊かな可能性が開花する社会”を目指す国際協力NGO
1972年に創立された、特定の宗教、政治、企業、団体に属さない国際協力NGO。①子どもの今を支え、明日を守る ②災害に強い地域をつくる ③社会からの孤立を防ぐ ➃市民同士のつながりを促す、という4つの主な活動を通じて、バングラデシュやネパールといった南アジアと日本を中心とした社会や他の援助団体の支援から「取り残された人々」への支援や「取り残された課題」に取り組んでいます。
- 団 体 概 要
・団 体 名:認定NPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会
・所 在 地:東京都新宿区西早稲田2-3-1 早稲田奉仕園内
・代 表 者:坂口和隆(代表理事)
・創 立:1972年9月1日
・主な活動国:バングラデシュ、ネパール、日本
・主な活動内容:児童教育支援、児童労働の予防と削減、災害緊急救援・復興支援、在住外国人にかかわる取り組み、フェアトレード活動、開発教育および出版活動、スタディツアー等
・受 賞 歴:吉川英治文化賞(1985年)、毎日国際交流賞(1993年)、朝日社会福祉賞(2005年)、沖縄平和賞(2012年)、エクセレントNPO大賞(2014年)ほか多数
・職 員 数:東京事務所:18名、バングラデシュ事務所:13名、ネパール事務所:6名
・公式サイト:https://www.shaplaneer.org/
・オンラインショップ「クラフトリンク」:https://craftlink.shop/