山形新聞社とNTT東日本が新聞業のDX導入へ連携協定締結

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 株式会社山形新聞社(本社:山形県山形市、代表取締役社長・主筆:寒河江浩二)は19日、デジタル技術を活用した事業変革「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を導入し、業務効率化や新たな時代に対応した人材育成を図るため、NTT東日本株式会社山形支店(支店長: 渡会俊輔)と連携協定を結びました。NTT東日本が新聞社とDXに関して連携協定を結ぶのは初めてとなります。
 両社の経営資源を生かし、「新たなメディア戦略の展開」「既存業務のDX化」「人材育成」の3つを柱に、デザイン思考を活用した課題解決の方向性を共に検討していきます。取材や記事執筆、編集などDX化が難しい新聞業務の課題を洗い出し、ニュース発信までの手間削減に取り組むほか、コロナ禍で課題となったテレワークの推進を目指す方針です。連携事項は次の通りです。
 

協定書を手に写真に納まる寒河江浩二山形新聞社長(左)と渡会俊輔NTT東日本山形支店長=山形市・山形グランドホテル協定書を手に写真に納まる寒河江浩二山形新聞社長(左)と渡会俊輔NTT東日本山形支店長=山形市・山形グランドホテル

(1) 新聞業務全般へのDX導入による業務効率化/最適化に関すること
(2) ソーシャルメディアを活用したマーケティング等に関すること
(3) 多様化するメディアに柔軟に対応する「新しい記者」の実現に資する検討に関すること
(4) SNS(交流サイト)や動画を活用した広告事業に関すること
(5) 効率的、効果的な情報発信に関すること
(6) DX化施策の共同事業展開に関すること
(7) 将来的にDX化を推進する人材の育成に関すること
(8) 地域密着、地域貢献の推進に関すること
(9) その他、協業に関すること

【連携協定締結式(山形市・山形グランドホテル)での両社代表あいさつ】

株式会社山形新聞社 代表取締役社長・主筆 寒河江 浩二氏
全社的にDX推進を図る中で、社員が生きがいを持ち、楽しく健康的に働ける環境づくりを目指します。今回の締結を機に一層のDX化を進めながら、将来を見据えた新しい新聞社の姿を構築し、さらなる健康経営の促進を図っていきたい。

NTT東日本株式会社山形支店  支店長 渡会 俊輔氏
電子版ニュースを分析し、紙面作りに生かせるように支援もしたい。情報を県内外に発信することで関係人口拡大、地域活性化に貢献できると考えています。両社の強みを持ち寄り、地域に新たな価値をもたらしたい。

【株式会社山形新聞社の会社概要】
会社名:株式会社 山形新聞社
所在地:山形県山形市旅籠町2-5-12
設立:1876年
代表者:代表取締役社長・主筆 寒河江 浩二
拠点網:本社(山形市)【支社】酒田(庄内総支社)、鶴岡、新庄(最北総支社)、尾花沢、村山、東根、天童、寒河江、上山、米沢(置賜総支社)、長井、南陽、東京、大阪、仙台
事業内容:日刊新聞の発行、書籍出版など
URL: https://www.yamagata-np.jp/

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