「PM Award」(https://www.pmij-award.net/)とは、国内および日本の企業・団体が実践する卓越したプロジェクトを表彰する制度です。全世界に230以上の支部、70万人の会員そして120万人の認定資格者を有する国際的なプロジェクトマネジメント啓発団体であるPMI Globalの協力のもと、日本におけるプロジェクト型の働き方の啓発とその実現手法である「プロジェクトマネジメント(PM)」の普及活動をおこなってきた一般社団法人PMI日本支部が主催しています。今回、一般企業は勿論、NPO法人等の非営利団体のエントリーもあり、社会イノベーションに繋がる可能性のあるプロジェクトの幅広い応募がありました。
この度、エントリーいただいた多数のプロジェクトから選考委員によって高い評価をいただいたプロジェクトをファイナリストとして選定するに至りました。今後はファイナリストを広くご紹介するとともに、セミナー参加者によるオンライン投票によって最優秀プロジェクトを選出します。そして10月には授賞セレモニーを開催、11月にはPMI日本支部主催のオンラインイベント「PMI Japan Festa 2022」での特別講演を予定しております。
<プロジェクトの選考基準>
- 【新規性】 新しい知識(デザイン思考、先進デジタル技術等)を適用しているもの
- 【有用性】 企業・組織が直面する課題解決に大きな効果、社会の行動変容やライフスタイルの変革をもたらしたもの
- 【組織の影響度】 組織変革、企業戦略としてのイノベーション、企業力強化を行なっているもの
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【貢献度】 事業拡大、顧客満足、社会、地域振興・活性化に大きく貢献したもの
<セミナーおよびセレモニー参加のメリット>
- 様々な事業がプロジェクトとして実現されていることを知ることができる
- プロジェクトの中で、プロジェクトマネジメント手法がどのように活用されているか知ることができる
- ファイナリストからプロジェクトの、成功に至る工夫や課題などの現場感のある話を聴くことができる
- アワード受賞者を決める当事者として参加することができる(オンライン投票権の付与)
(1)プロジェクト(ファイナリスト)紹介
<AIによる街の幸福度向上と可視化プロジェクト>
ロジェクト実施主体:一般社団法人 One Smile Foundation
One Smile Foundationは、笑顔を寄付に変えるプロジェクトです。スマートシティを中心に、街中に設置された監視カメラ等のITセンサーデバイスに笑顔認証機能を搭載し、日々の笑顔が計測される度に「1笑顔=1円」の寄付が行われます。(個人情報を取得することは一切ありません)従来の寄付は、富を持つものしか出来ませんでしたが、笑顔を介在させることで、人種、年齢、性別、障害の有無に関係なく、「一人ひとりが幸せになればなるほど、社会が勝手に良くなっていく」そんな社会システムを実現します。
<海外貿易プラットフォームとの連携による貿易手続円滑化プロジェクト>
プロジェクト実施主体:株式会社トレードワルツ
日本初の業界横断型の貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz」とタイ国貿易プラットフォーム「NDTP」のシステム連携により、アジア地域における、通関を始めとした貿易手続きの業務効率向上を目指す実証プロジェクト。日本の輸出者がTradeWaltzに入力した情報のうち、タイ輸入者側が通関手続きの際に活用している決済書類等の取引実データをNDTPに連携する。また、輸出輸入を逆にしたケースも検証する。2カ国間の協力により輸入通関業務を効率化できるかを検証し、実証成果はタイが議長国を務める2022年11月のAPEC首脳会議にて発表予定。アジア全体の貿易手続き円滑化の大きな一歩となりました。
<建物OS「DX-Core」プロジェクト>
プロジェクト実施主体:清水建設株式会社
当社は、建物内の設備やIoTデバイス、各種アプリケーションを容易に連携・制御できる建物運用デジタル化プラットフォーム機能を備えた建物OS(オペレーティングシステム)「DX-Core」を開発しました。DX-Coreを介することによって、設備更新や新たな設備の導入時に連携の仕組みごとつくり変える必要がないため、容易にバージョンアップを図ることができ、常に最新のビル機能を維持することができます。
<リーンスタートアップアジャイルにより日本金融機関のETF取引デジタル化を目指すプラットフォーム>
プロジェクト実施主体:株式会社東京証券取引所、富士通株式会社
「もっと早く、もっと安く」というコンセプトのもと、ETF(上場投資信託)に関する投資家の取引の効率化・取引慣行のデジタル化を実現し、金融マーケットの拡大を図るプロジェクト。日本金融機関のうち98%が電話でETF売買を行っている現状に対して、東証と富士通が一体となってチームを結成し、リーンスタートアップアジャイル手法を用いてオンライン取引プラットフォーム“CONNEQTOR”の構築・提供を行うことで、投資家と世界中の取引相手候補をデジタルに繋げ、取引価格・時間の効率化や、ETFの取引プロセスそのものの変革を進めています。
<新型コロナ感染症経口治療薬パキロビッドパックの臨床開発プロジェクト>
プロジェクト実施主体:ファイザー株式会社/ファイザーR&D合同会社
ワクチンによる感染予防と同時に、治療薬の開発が急がれる中、新型コロナ感染症治療を目的にファイザーが創製した経口薬パキロビッド®パック(ニルマトレルビル錠/リトナビル錠の共包装品)の日本の開発チームを立ち上げた。開発の途中で多くの仕様の変更や追加が予想されたため、アジャイル型プロジェクトマネジメント手法を取り入れ、大幅な期間短縮や外部環境の変化への対応を行った。医療関係者の協力、規制当局との連携のもと、2022年2月10日本邦における特例承認を取得しました。
<「inochiのペイフォワード」プロジェクト>
プロジェクト実施主体:InochiWAKAZOProject
inochiのペイフォワードとは、献血のように自分のヘルスケアデータを誰かのために提供することで、直接的に救われるいのちに加え、データ共有の積み重ねによる技術革新によって、社会全体のいのちが守り合われるような未来社会を実現するためのデザインです。 現在、医療分野ではまだまだデータの利活用が進んでいない現状があります。特に私たちは日常で取れるリアルワールドデータに注目し、ランニングと心理状態の相関についての実証実験を行いながら、誰もがいのちを守り合う新たな未来を目指しています。
(2)ファイナリスト紹介オンラインセミナー概要
ライブ配信日時:
・[DAY1] 2022年9月15日(木)19:30-21:00
・[DAY2] 2022年9月20日(火)19:30-21:00
オンデマンド配信:
・ライブ配信終了後 9/27(火)まで
参加方法:専用受付サイトから視聴
費用:無料
内容:
・PM Award説明、ファイナリスト紹介
・ファイナリストよるプレゼンテーション(各回3件)
・オンライン投票について
申込URL:https://pmi-japan.eventos.tokyo/web/portal/426/event/5720/
関連情報:
- 【公式WEBサイト】 https://www.pmij-award.net/
- 【PM Award紹介動画】https://youtu.be/zoVV0C50PmU
(3)一般社団法人PMI日本支部について
一般社団法人PMI日本支部は、世界最大のプロジェクトマネジメント協会(PMI)の日本における支部として、日本国内でのプロジェクトマネジメントの普及を目的に、さまざまなステークホルダーと共に活動しています。
PMI 日本支部の活動は、会員ボランティアの主体的な活動で成り立っています。法人スポンサー、アカデミックスポンサーにも支えられつつ、各種イベントや研究会の開催、PMI 出版書籍の日本語訳・販売等を通じて、会員の方々ご自身のPM スキルの研鑽につながっています。また、プロジェクトマネジメントからビジネス・アナリシスやアジャイル・アプローチまで、ディジタル・ディスラプションに取り組む手法の啓発へと活動の質的拡大も続けています。
【法人概要】
法人名︓一般社団法人PMI日本支部
所在地︓東京都中央区日本橋中洲3-15 センタービル3階
URL︓ https://www.pmi-japan.org/
【法人紹介動画】
- PMI日本支部紹介編:
- 「あなたの価値をアップグレード」編︓https://youtu.be/IDluszHRlmQ