本展覧会ではイタリア・ミラノにあるアートギャラリー「Almach Art Gallery (アルマック アートギャラリー)」とのコラボレーションで実現したアーティストのAnna Pennati (アンナ ペンナーティ)による、キャンバスに光を99%吸収する特殊な塗料を使用し、漆黒の中に人間の感情を描写した作品「BLACK SERIES」を展示いたします。 本作品は6月に開催されたミラノ・デザインウイーク期間にAlmach Art Galleryで展示されました。
本展覧会のためにキュレーター、 アーティストもイタリアより来日します。また展覧会ディレクションは、 色や素材の魅力を引き出すアプローチで国内外のデザイン賞を多数受賞しているデザイナー・ 秋山かおり(STUDIO BYCOLOR)が手掛け、 アーティストとコラボレーションした作品「BLACK BOX」を展示いたします。
展覧会名 BLACK SERIES
会期 2022年9月9日(金)〜9月17日(土)※12日(月)・13(火)は休業
時間 12:00~19:00
入場 無料
会場 TIERS GALLERY by arakawagrip (ティアーズ ギャラリー バイ アラカワグリップ)
東京都渋谷区神宮前5-7-12 TIERS3F
主催 荒川技研工業株式会社(https://www.arakawagrip.co.jp/)
Almach Art Gallery ((アルマック アートギャラリー, https://www.almach.com/)
協賛 アイティーエル株式会社(https://itl-corp.jp/)
キューレーター Luca Temolo Dall’Igna (ルカ・テモロ・ダッリーニャ)
アーティスト Anna Pennati(アンナ ペナティ)
ディレクション 秋山 かおり(デザイナー・STUDIO BYCOLOR Inc. 代表) https://studiobycolor.com
- 作品紹介
BLACK SERIES: Anna Pennati(アンナ ペンナーティ)
キャンバスに可視光線を99%吸収する特赦な黒色アクリル塗料または天然の極黒厚紙を用い、そこにコラージュした10個の作品群。ブラックホールの様な全てを吸収する暗黒の中に、光の点、短い曲線、そして曲線と、徐々に最初の形を具体化し、複雑で活気に満ちたエネルギーを感じさせる。
BLACK BOX: 秋山 かおり (STUDIO BYCOLOR)
「色は光であり、光の色であることを感じるための黒い箱。」
この作品はAnna Pennati(アンナ ペンナーティ)のBLACK SERIESからインスピレーションを受け、STUDIO BYCOLORが「黒」を基軸に荒川技研工業のワイヤーグリッパー・アラカワグリップを用いて今回の展示のために製作した‘アートをデザインの視点から見る作品’。 製作協力はハタノ製作所。
- Almach Art Gallery (アルマック アートギャラリー)
イタリア・ミラノ中心部に2019年にオープンしたアートギャラリー。 「アートを体験する喜びを世界中の人々に」というコンセプトのもと、コンテンポラリーアートや彫刻、写真、デザインまで幅広く扱う。2022年冬にはミラノで2つ目のギャラリーをオープン予定。オーナーはキュレーターでもあるLuca Temolo Dall’Igna (ルカ・テモロ・ダッリャーニャ)。 彼は1990年代からキュレーターとして活動し、 イタリアを拠点に欧州で展覧会のキュレーションを100以上手掛ける。 https://www.almach.com/
- アーティスト:Anna Pennati(アンナ ペンナーティ)
ミラノにあるブレラ国立美術学院出身。イタリアを拠点に国際的にアート界で活躍しているアーティストで、25年のキャリアをもつ。アッシジのカプチーニ文化遺産博物館、ミラノのミアート、ロンドンのアートスペースギャラリー、ヴィルヘルムスハーフェンのノースウェスト・セゼッション(ドイツ)など、プライベートギャラリーや美術館にて50以上の展示会に参加をし、その取り組みはEll Decor Italia等に取り上げられている。
- ディレクション:秋山 かおり
デザイナー・STUDIO BYCOLOR代表。色や素材の力に着目しクリエイションを生み出し、マテリアル実験に重きをおいたプロダクトや家具などのデザインを行う。国内外の展示会への出展も多く、グッドデザイン賞(日本)、DESIGN PLUS賞(ドイツ)、Design Intelligence Award Top 100(中国)など数々の賞を受賞し、多方面で活躍されている注目のデザイナー。 https://studiobycolor.com
- 主催:荒川技研工業株式会社(TIERS GALLERY 運営)
工学博士・荒川秀夫が「ないものを創る」を理念に会社を立ち上げ、1975年に世界に先駆けてワイヤー金具の調整機構「アラカワグリップ」を開発。誰でも簡単に安全に展示物を吊るすことができ、世界中の美術館や店舗で使用されている。2017年秋に建築家・田邊曜が設計をした本社・表参道ショールーム「TIERS」をオープン。併設のTIERS GALLERY(ティアーズ ギャラリー)はファッション・デザイン・アート等多くの展示会を開催し、クリエイターの発表・交流の場として提供している。