戦後50年の節目となる終戦の日に、村山首相は、日本がアジア諸国を侵略し、植民地支配したことに対し、痛切な反省とお詫びを表明した。いわゆる「村山談話」である。
村山談話の歴史観は、今日の日本の教育界や主要メディアにおいては不動のものであるので、村山談話はある意味必然的なものとも言える。その背景には戦勝国が日本を一方的に断罪した東京裁判と、それに便乗した中国・韓国のプロパガンダがある。
吉本貞昭氏が本書を執筆した動機は、大東亜戦争を侵略戦争と断定した村山談話に対する論駁であり、村山談話を生み出した東京裁判に対する論駁である。吉本氏は、村山元首相が日本が侵略したという国々を含む、百五十名以上もの世界の指導者・識者の、大東亜戦争や東京裁判についての証言を集めているが、読者はその証言の中に、日本軍がアジア解放の理想をもって戦った大東亜戦争の遺産を見出すだろう。そしてそれは、村山談話、そして東京裁判に対する明白な論駁になっている。
大東亜戦争開戦時の首相東條英機の孫娘、東條由布子氏は「ここに書かれている内容を日本人が知ったら、きっと占領軍による洗脳が一気に解けてしまう、珠玉の名著だと思います。…この名言集に色々なカラーの鉛筆で線を引き、講演で一人でも多くの日本人に、この内容を知ってほしくて、貴重な教科書として使わせていただきました。…本書の出版を一番喜んでいるのは、世界中の戦場で散華された英霊ではないかと思います」と述べ、強く推薦されている。
占領軍による洗脳は、中国や韓国がそれを増幅させ、今なお継続しているが、世界の指導者・識者が語る大東亜戦争の真実にふれることができれば、きっと洗脳が解けるに違いない。
・著者プロフィール
吉本 貞昭(よしもと さだあき)
国立大学の大学院を修了後、中国留学を経て、大学の研究機関に所属。その後、平成24年7月に吉本貞昭事務所を設立。専門分野の中国研究の他に、明治維新、日清戦争、日露戦争、大東亜戦争、占領政策などを中心に近現代史について研究している。約10年にわたり高等学校で世界史などを担当。昭和20年9月14日に、東京・市ヶ谷台上で割腹自決した陸軍大将吉本貞一は、親類にあたる。
著書に『[普及版]世界が語る神風特別攻撃隊』『世界が語る零戦』『東京裁判を批判したマッカーサー元帥の謎と真実』『知られざる日本国憲法の正体』『世界史から見た日清・日露大戦争』『世界史から見た大東亜戦争』、ジュニア向け書籍として『日本とアジアの大東亜戦争』『教科書が絶対に教えない東京裁判』『教科書が絶対に教えない靖国神社』『若者たちはなぜ特攻を選んだのか』(以上、ハート出版)がある。
・書籍情報
書名:普及版 世界が語る大東亜戦争と東京裁判─アジア・西欧諸国の指導者・識者たちの名言集
著者:吉本 貞昭
仕様:新書版 並製 296ページ
ISBN:978-4-8024-0139-5
発売:2022.7.24
本体:1,200円(税別)
発行:ハート出版
書籍URL:https://www.810.co.jp/hon/ISBN978-4-8024-0139-5.html