サントリー食品インターナショナル株式会社は、株式会社TOKYO TOWER(以下、東京タワー)と協働し、東京タワーで集められた使用済みペットボトルを回収して新たなペットボトルに生まれ変わらせる「ボトルtoボトル」水平リサイクル※1を開始します。
※1 使用済み製品を原料として用いて同一種類の製品につくりかえるリサイクルのこと
●本取り組み実施の背景
サントリーグループは「人と自然と響きあう」という使命を掲げ、ペットボトルに関しても2030年までに「100%サステナブル化」することを目標にさまざまな取り組みを行っています。
東京タワーは、国籍問わず多くの方にご来場頂く施設として、お客様と一緒に無理なくすすめられるSDGs活動を推進していきます。
今回、「リサイクル適性が高く、再資源化の仕組みが整っているペットボトルを資源として循環させていくことで持続可能な社会の実現に貢献する」という両社の思いが一致し、このたびの取り組みに至りました。
●本取り組みについて
東京タワーで回収した使用済みペットボトルを、当社の飲料用ペットボトル容器として再生・使用することで、「ボトルtoボトル」水平リサイクルを実現します。今回の取り組みにあたり、東京タワーと協働し、新しくデザインしたリサイクルボックスを設置し、パネルなどを用いて来場者の方々にペットボトルの分別投入の啓発を実施します。また、今後も協働で啓発活動を実施する予定です。東京の代表的な観光スポット「東京タワー」でのこれらの活動を通し、ペットボトルは何度も循環する資源であることをお伝えしていきます。
株式会社TOKYO TOWER コメント
(株)TOKYO TOWERは、ペットボトルが貴重な資源であることを認識し、適切な分別と回収による容器の持続的な利用が促進されるよう、お客様とともに取り組んでいきます。
サントリーグループは、2012年に国内清涼飲料業界で初めてリサイクル素材100%のペットボトルを導入※2したことを皮切りに、従来よりもCO2排出量を低減する世界初の「FtoPダイレクトリサイクル技術」を開発※3するなど、長年にわたって技術革新を進め、積極的に「ボトルtoボトル」水平リサイクルを実用化・推進してきました。
2019年策定の「プラスチック基本方針」で掲げた、“2030年までにグローバルで使用するすべてのペットボトルに、リサイクル素材あるいは植物由来素材のみを使用することで、化石由来原料の新規使用をゼロにする”という「ペットボトルの100%サステナブル化」の目標達成と持続可能な社会の実現に向け、引き続き活動を推進していきます。
※2 メカニカルリサイクルとして
※3 協栄産業(株)など4社で共同開発
▽本件に関するお客様からの問い合わせ先
サントリー食品インターナショナルホームページ http://suntory.jp/sbf/
以上