<3月21日はランドセルの日>今年も発表!ランドセル工業会調べ 2026年度の最新調査・トレンド/引き続き「黒」は不動も「赤」は減少“自分らしさ”重視のランドセル選びに

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 多くの鞄メーカーが所属するランドセル工業会では、毎年、小学校へ進学する児童を持つ親を対象に、ランドセルの購入に関する調査を実施しています。9年目の今年もその結果を発表しました。

 近年、ランドセル選びは大きく様変わりしています。かつては「黒」や「赤」が定番でしたが、現在では豊富なカラーバリエーションが揃い、お子さまの個性に合わせて選べる時代となりました。

また、130年以上の歴史を持つランドセルは、基本的なスタイルを守りながらも常に進化を続けています。お子さまの生活環境や学習環境の変化に対応し、機能性や耐久性を高めるための技術開発が積み重ねられてきました。

 こうした変化を背景に、ランドセル工業会では毎年春の「ラン活」スタート時期・入学シーズンに合わせ、小学校へ入学する児童を持つ保護者を対象に、ランドセル購入に関する調査を実施しています。トレンドは年ごとに少しずつ移り変わっており、その動向は「ラン活」を控えるご家庭にとってヒントになればと考えています。

■ランドセルの購入に関する調査 概要

調査手法 :インターネット・アンケートによる定量調査(パネル:(株)クロス・マーケティングGMOリサーチ、楽天インサイトのアンケート・モニター)

対象者条件:全国の20~69歳の男女、2026年4月に小学校に進学する児童のいる親 ※第一子かどうかは問わない、ランドセルを新しく購入した人(おさがり、中古ではない)

サンプル数:1,500件

実施時期 :2026年2月2日(月)~2月9日(月)

購入したランドセルの色

■2026年度最新のトレンドカラー!男の子はより分散、女の子は新定番となりつつある「紫」がトップ

 男の子は、定番カラーの「黒(ブラック)」が54.4%と引き続き圧倒的な1位を維持。2位「青(ブルー)」、3位「紺(ネイビー)」はいずれも1割台で拮抗し、落ち着いた色味が支持されています。4位「緑」、5位「うす茶」も一定の人気を保っており、全体としては定番を軸にしつつも、やや選択の幅が広がっている傾向が見られます。

 女の子は、「紫/薄紫(スミレ、ラベンダー等)」が30.0%でトップとなり、引き続き高い人気を維持。2位「桃(ピンク、ローズ)」、3位「水色(スカイブルー)」も続き、やわらかい色合いが主流となっています。4位には「うす茶」王道の「赤」を1.3%上回り、性別を問わず支持されるカラーとして定着。従来の定番からトレンドの変化がうかがえます。

■購入したランドセルの検討開始・購入時期

 例年同様、検討開始時期は4月が16.7%でピークとなっており、入学の1年前というタイミングを意識して動き出す傾向が見られます。一方で、入学前々年の12月が14.9%と高い水準となっているほか、1〜3月も一定の割合を占めており、年末から早期に検討を始める動きがより顕著になっています。ピーク後の5月も10.5%と引き続き高く、その後は緩やかに減少していく流れとなっています。

 また、実際の購入時期については5月や夏休み時期(7〜8月)に一定の山が見られ、祖父母による購入などの影響もあり、大型連休や帰省のタイミングに合わせて購入するケースが多いと考えられます。全体として、検討開始の早期化とあわせて、購入時期は分散しつつも季節要因に左右される傾向が続いています。

■検討・購入に際して訪れた場所/Web

 購入まで、または購入時に訪れた場所としては、「GMS/大型スーパー/モール」が38.1%で今年もトップとなり、実際にランドセルを手に取り体験できる場への来店が引き続き主流となっています。加えて、「百貨店/デパート」や「メーカー/卸しのWeb」もそれぞれ1割台後半と高く、店舗とオンラインの両方を活用しながら検討を進める様子がうかがえます。

 また、専門店や展示会、ショッピングサイトなど多様なチャネルも利用されており、ランドセル選びにおいては複数の接点を持ちながら比較・検討する行動が定着しています。こうした動きから、ランドセル選びが単なる購入行動にとどまらず、体験を重視した家族イベントとして広がっています。

購入までに訪問した店舗・WEB(全体,n=1,500)

■購入した商品の決定理由

 昨年同様にランドセル購入の決め手は「子どもの好きな色かどうか」が52.5%で最も重視されており、引き続き“色”が重要な判断軸となっています。次いで「デザインがよかった」が35.1%と続き、見た目に関する要素が購入決定に大きく影響している傾向が定着しています。近年はカラーバリエーションの広がりに加え、刺繍やステッチ、金具など細部のデザインにも各社の工夫が見られ、お子様の好みや個性を重視した選び方が広がっています。

 一方で機能面では、「軽さ」や「フィット感」「丈夫さ」といった項目も一定の割合で重視されているものの、全体としてはデザイン性や好みを優先する傾向が続いています。また、「価格」や「ブランド」「機能性」などもバランスよく考慮されており、複数の要素を比較しながら総合的に判断する様子がうかがえます。

購入した商品の決定理由(全体,n=1,500)

■購入したランドセルの購入金額帯

 ランドセルの平均購入金額は62,034円となり、前年より上昇が見られました。特に「65,000円以上」の高価格帯を選ぶ割合が46.0%と半数近くを占めており、高価格帯への支持の高さが平均金額を押し上げている状況です。近年の傾向として、品質やデザイン、機能性に価値を見出し、価格よりも納得感を重視する購買行動が定着しつつあります。一方で、価格上昇は続いているものの、その伸び幅は緩やかであり、ランドセル市場全体としては安定した価格帯の中で選ばれている様子がうかがえます。

購入したランドセルの購入金額帯(全体,n=1,500)

その他の調査項目、昨年以前の調査はこちら
▶︎https://www.randoseru.gr.jp/graph/index.html

■ ランドセル工業会 会長 林 州代 コメント

 この「ランドセル購入に関する調査」は、今年で9年目を迎えました。もともとは次年度のランドセル生産に役立てることを目的に開始したものですが、近年ますます関心が高まっている「ラン活」において、ご家庭の参考となる情報として広くご活用いただけるよう発信を続けています。

 時代とともに色やデザイン、選び方の多様化が進む一方で、ランドセルは今もなお日本の文化として大切に受け継がれており、子どもたちの夢、保護者の皆さまの想い、そして作り手のこだわりが詰まった存在です。私たち工業会員は、これからも安全性や機能性はもちろん、より豊かな学校生活を支えるランドセルづくりに取り組み、時代に寄り添いながら進化を続けてまいります。

 子どもたちが6年間を安心して楽しく過ごせること、そしてランドセル選びの時間がご家族にとってかけがえのない思い出となることを心より願っております。

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