特別展「横浜鉄道クロニクル―発祥の地の150年―」開催のお知らせ【横浜都市発展記念館】

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横浜都市発展記念館では8月6日から鉄道開業150周年記念特別展を開催いたします。

横浜は近代日本を代表する港湾都市であるとともに、1872(明治5)年に東京の新橋と日本最初の鉄道で結ばれ、陸上交通とともに大きく発展した都市でもあります。鉄道150年の歴史を50年ごとに区切り、浮世絵や地図をはじめ、様々な歴史資料をもとにひもとく展覧会です。
 

  • 展覧会概要

【会 期】 2022(令和4)年8月6日(土)~ 11月6日(日)
【会 場】横浜都市発展記念館  3F 企画展示室
【開館時間】9:30~17:00(券売は 16:30 まで)
【観 覧 料】一般 500 円、小中学生 250 円 、横浜市内在住 65 歳以上 250 円
【休 館 日】毎週月曜日(ただし、月曜日が祝日・振替休日の場合は翌日)
【展示点数】約220点
【主 催】(公財)横浜市ふるさと歴史財団(横浜都市発展記念館)
【共 催】横浜市教育委員会/横浜開港資料館

  • 開催趣旨

1872(明治5)年、東京の新橋と横浜との間に日本で最初の鉄道が開業しました。
鉄道開業から最初の50年は、京浜間の鉄道開通の後、国土の幹線である東海道との関わりに翻弄されながら、貿易港横浜を支える近代的な陸の交通機関が建設されてゆきました。次の50年は、震災や戦災、高度成長によって再編を重ねながら、横浜駅を中心に都市・郊外の高速電車が発達し、また工業地帯の輸送を担う貨物の鉄道網が形成され、150年を迎える最後の50年は、ベッドタウンとしての横浜の鉄道網が、首都圏の巨大な交通網の重要な一角に組み込まれてゆく時代でした。横浜に残された地域の歴史資料をもとにして、鉄道の150年をひもときます
 

  • 見どころのご案内

①【約150年前】創業当時の鉄道の姿を描いた貴重な浮世絵

「神奈川蒸気車鉄道之全図」 1870(明治3)年 横浜開港資料館所蔵「神奈川蒸気車鉄道之全図」 1870(明治3)年 横浜開港資料館所蔵

「陸蒸気(おかじょうき)」と呼ばれて人々の好奇の対象となった鉄道は、多くの浮世絵(錦絵)に描かれました。ただし、必ずしも正確ではなく、この絵も開業前に想像で描かれていいます。背景は東海道の神奈川の宿場です。

②【 約100年前】震災復興によって今の場所に誕生した昭和の横浜駅

三代目横浜駅の東口駅前(絵葉書) 1930(昭和5)年頃 横浜都市発展記念館所蔵三代目横浜駅の東口駅前(絵葉書) 1930(昭和5)年頃 横浜都市発展記念館所蔵

関東大震災からの復興事業が進められた1928(昭和3)年、東海道本線の横浜駅が現在地に移転。東口には「東洋一」ともてはやされた壮大でモダンな駅舎が竣工した(現ルミネの位置)。三代目となるこの駅は、やがて高速の郊外電車が集まり、巨大なターミナルになっていきます。

③ 【約50年前】高度経済成長で大きく変容する横浜の鉄道

「国鉄第3次長期計画」(ポスター) 1965(昭和40年)頃 横浜都市発展記念館所蔵「国鉄第3次長期計画」(ポスター) 1965(昭和40年)頃 横浜都市発展記念館所蔵

戦後の高度経済成長によって、横浜市の人口は急増し、鉄道は国鉄(JR)も私鉄も輸送力の抜本的な改善を迫られた。これは京浜東北・根岸線に水色(スカイブルー)の通勤型電車(103系)が投入され、10両編成になることを伝える国鉄のポスター
 

  • 関連企画

展示解説 ①8/21(日)、②9/17(土)、③10/14(金)「鉄道の日」 各回午後2時より45分程度
ミニ展示「横浜の鉄道歴史遺産」9/14(水)~11/6(日)4階常設展示室
・ガイドツアー「みなとみらい線で出発進行!」①10/1(土)「港と鉄道」、②10/16(日)「横浜の発展と鉄道」(ミニ講座つき)申込と詳細は横浜シティガイド協会ホームページ(https://www.ycga.com)まで。
【共 催】NPO法人横浜シティガイド協会
【協 力】横浜高速鉄道株式会社
 

  • 特別展図録、鉄道と地図グッズも販売します

特別展の開催にあわせ、 展覧会の内容を紹介した図録を販売します。 オンラインショップからもご購入いただけますので、 この機会にぜひお買い求めください。https://tohatsu-eurasia.shop-pro.jp/

特別展図録(税込み1,540円)特別展図録(税込み1,540円)

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