まちなかの賑わい創出に向けた人流データの活用に関する実証実験を実施

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株式会社HULIX(代表取締役 守屋 充雄(もりやたかお)、以下HULIX)、和歌山市(市長 尾花 正啓(おばなまさひろ))、および一般社団法人関西イノベーションセンター(代表理事 林 安秀(はやしやすひで)、以下当社団)は、観光振興やまちなかの賑わい創出を目指し、和歌山市内において3次元人流データの解析サービス「ひとなび」を用いた実証実験を実施します。
本施策では、人に関する3次元データをプライバシーに配慮した形で計測・解析し、対象空間における人の行動を把握することで、科学的・客観的な見地から観光振興やまちなかの賑わい創出に関する施策の立案、効果検証を支援します。また収集した計測データを活用し、まちの賑わいを演出するコンテンツ共創活動にも取り組みます。
 

 

  • 背景

本取り組みは、当社団が運営するイノベーション創出拠点MUIC Kansai(以下 MUIC)の課題解決プログラムとして採択され、大企業、スタートアップをはじめとする様々な企業、自治体およびアカデミアなどとの共創を通じた、課題解決に繋がるビジネス創出を目指すオープンイノベーションプログラムとして進めています。
 近年、観光分野の中でも、人流データは混雑緩和やデジタルマーケティングへの活用などの目的で注目されており、様々な手法によるデータの収集や活用事例が生まれています。
今回実証地となる和歌山市では、2021年10月に市民や観光客が集い、憩い、交流する魅力ある都市空間を創出するため、庁舎前に「城前広場」を整備しました。城前広場では、「日本名城百選」の一つである和歌山城と近年新しい店舗やスポットが増えている城北エリアを結ぶ結節点として、賑わいの創出に向けた施策が進められています。
本施策では、LiDAR(*)による人位置測定サービスを利用し、通行量などの現状把握や今後の施策に対する効果検証が可能な仕組みを構築することで、まちの賑わい・活性化を目指す行政や事業者が活用していくことを目指します。

  • 実証実験の内容
計測機関 2022年8月6日(土)~9月19日(月)
実施場所 和歌山市城前広場周辺
活用技術 HULIXが開発した人流解析システム「ひとなび」
コンテンツ※実証日 8月19日(金)、20日(土) ※予定

本協業により、計測・解析したデータを和歌山市の観光振興やまちなかの賑わい創出に向け活用することを協議していくとともに、地元の民間事業者や学生とも得られたデータに基づいた共創施策を行うことについて取り組んでまいります。

【※コンテンツとは】「ひとなび」は人の位置や動きをリアルタイムに正確に把握できることから、映像や音楽などと連携させることで、人の動きに反応したデジタルコンテンツを作り出すことができます。本実証期間中に、この仕組みを利用したコンテンツ実証も行う予定です。
 

 

  • ご参考:各社・自治体概要

​【HULIXについて】
■ 会社概要
会社名:株式会社HULIX
代表者:守屋 充雄
所在地:大阪府吹田市山田丘2丁目8番テクノアライアンスC棟8階
設立:2020年7月
URL:https://www.hulix-tech.com/

■ 事業概要
当社は人流・空間解析に関わるサービスをワンストップで提供する大阪大学発のベンチャー企業です。当社は、現実の世界で起きている出来事をデジタルデータに変換・解析し、誰もが簡単に利用可能なプラットフォームを提供することで、賑わいのあるスマートな街・社会の実現を目指します。

【和歌山市について】
■ 団体概要
和歌山市:和歌山市長 尾花 正啓
所在地:和歌山県和歌山市七番丁23番地
URL:https://www.city.wakayama.wakayama.jp

【一般社団法人関西イノベーションセンターについて】
■ 会社概要
会社名: 一般社団法人関西イノベーションセンター
代表者: 林 安秀
所在地: 大阪府大阪市中央区伏見町3丁目6番3号
設立 : 2020年3月
URL : https://www.muic-kansai.jp/

■ 事業概要
当社団は株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(代表執行役社長 亀澤 宏規(かめざわひろのり))、および株式会社三菱UFJ銀行(取締役頭取執行役員 半沢 淳一(はんざわじゅんいち)))が設立し、関西経済の活性化と2025 年大阪・関西万博の成功に貢献することを目的とした活動を行っております。

<本件に関するお問い合わせ>
MUIC Kansai 問い合わせフォームよりお願いいたします
URL:https://www.muic-kansai.jp/contact/

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