Trust and Safety Africa Academy(TSAA)と一般社団法人トラスト&セーフティ協会(JTSA)がパートナーシップを締結

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Trust and Safety Africa Academy(TSAA)と一般社団法人トラスト&セーフティ協会(JTSA)がパートナーシップを締結

Trust and Safety Africa Academy(TSAA)と一般社団法人トラスト&セーフティ協会(JTSA)は、デジタル・トラスト&セーフティのグローバルな発展に貢献するため、戦略的パートナーシップに関する覚書(MoU)を締結しました。

新たな技術の台頭や国境を越えるデジタルリスクの拡大によってオンライン空間が大きく変化する現在、本アライアンスはアフリカと日本それぞれの地域に根ざした多様な知見を橋渡しし、国際的な安全ガバナンスや標準化の議論へ反映することを目指しています。


協力領域

本MoUに基づき、TSAAとJTSAは以下の領域で連携を進めます:

  • 共同ワークショップおよび実務者向けトレーニングによる能力開発

  • 詐欺、偽・誤情報、子どもの安全、AI起因の被害など、地域ごとのリスクに関する比較研究

  • 地域コンテクストや実務上のベストプラクティスの理解を深めるための専門家交流

  • AIガバナンスやデジタルリスク管理など国際的な安全フレームワークへの地域知見提供による貢献

両組織は、包摂的で多様性に富み、全世界的な視点に基づいたトラスト&セーフティ・エコシステムの構築に貢献することを目指しています。


リーダーコメント

Emmanuel Adinkra(TSAA エグゼクティブ・ディレクター)

「今回のパートナーシップは、グローバルなトラスト&セーフティの構造をよりバランスの取れたものに変えていく重要な一歩です。アフリカと日本は、地域コミュニティに根ざした安全対策から先進的な技術革新まで、それぞれ異なるが補完的な強みを持っています。私たちが協力することで、現場の実態を反映した安全基準を形成し、これまで十分に代表されてこなかった地域の声を国際的なガバナンス体制に届けることができます。TSAAはJTSAとの協働により、誰もが安心できる、より強靭なデジタル未来の構築に貢献できることを誇りに思います。」

金谷武明(JTSA 代表理事)

「国境を越えるデジタルリスクが加速する今、国際社会は地域ごとの経験や現場の実態に根ざした、多様性と包摂性のある安全フレームワークをこれまで以上に必要としています。JTSAは、TSAAのような国内外のパートナーと連携しながら、より包摂的で、真の意味でグローバルで一体となった、強靭なデジタル安全エコシステムの構築に貢献していく所存です。」


今後の予定

TSAAとJTSAは2026年初頭より共同活動を開始する予定であり、詳細は進捗に応じて発表されます。


TSAAについて

Trust and Safety Africa Academy(TSAA)は、アフリカ大陸におけるデジタル安全の推進と地域人材の育成に特化した先駆的なトレーニング・研究機関です。実務者主導の教育プログラム、能力開発、応用研究を通じて、学生、専門家、機関、地域コミュニティに対し、オンライン上の新たな被害、AI関連リスク、プラットフォームガバナンスの課題に対応するための知識とスキルを提供しています。TSAAはデジタル権利、安全運用、政策形成の交差点で活動し、アフリカのグローバルT&S分野における存在感の向上とオンラインユーザー保護の強化に貢献しています。

JTSAについて

一般社団法人トラスト&セーフティ協会(JTSA)は、日本初の業界横断型のトラスト&セーフティ専門団体です。プラットフォーム企業、研究者、非営利組織など多様なステークホルダーが協働し、新たなデジタルリスクへの対応強化や、国際的なベストプラクティス・標準の普及を推進しています。研究、能力開発、国内外の関連団体との連携を通じ、安全で信頼できるデジタル環境の構築に取り組んでいます。

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