■調査概要
調査概要:2023年 インボイス制度についての調査
調査方法:ラインのアンケート機能を使ったインターネット調査
調査期間:2023年11月9日〜同年11月26日
有効回答:日本の農作物の生産者155名
■インボイス制度の認知度は約9割
生産者様がインボイス制度についてどのように考えているかを調査するために「インボイス制度について」のアンケートを実施しました。「インボイス制度をご存知ですか?」という質問をアンケートにて行った結果、「知っている」と回答した方が138人と全体の89%、「知らない」と回答した方が17人と全体の11%を占めました。生産者様の中で、インボイス制度の認知度は高いということがわかりました。
■生産者様のインボイス登録の現状
「インボイス登録をしていますか?」という質問を行った結果、「登録している」と回答した方が54人(34.8%)、「登録していない」と回答した方が84人(54.2%)、「今後登録する予定」と回答した方が17人(11%)という結果となりました。インボイス登録を行っている方と登録する予定の方の人数の合計が、登録していないという方の人数とほぼ同じとなりました。
■生産者様の多くがインボイス前後で取引先の数は変わらず
「インボイス制度の導入で取引先の数はどうなりましたか?」という質問を行った結果、「増えた」と回答した方が2人(1.3%)、「減った」と回答した方が13人(8.4%)、「変わらない」と回答した方が140人(90.3%)という結果となりました。ほとんどの生産者様が、インボイス制度開始の前と後では取引先の数が変わらないということがわかりました。
■約2割の生産者様がインボイス後に収入減
「インボイス制度の導入で収入はどうなりましたか?」という質問を行った結果、「増えた」と回答した方が1人(0.6%)、「減った」と回答した方が33人(21.3%)、「変わらない」と回答した方が121人(78.1%)という結果となりました。インボイス制度開始の前と後では取引先が減ったという方が13人のところ、収入になると減ったと回答した人が33人となりました。これは、生産者様の1取引先への販売額が減っていることが示唆されているのではないかと考えました。
■まとめ
インボイス制度に関する認知度が高い(89%)一方で、実際に登録している割合は34.8%と低いことが分かります。これは、認知と実際の活用の間にギャップがあり、制度の活用に関する情報やサポートが必要ではないかと考えました。
またインボイス制度導入後、収入が減ったと回答した生産者様が21.3%おられます。これは、一部の生産者様が収入に影響を受けている可能性があります。その理由や背景を理解することが、今後の制度改善やサポートの提供に役立つでしょう。
11%の生産者様が「今後登録する予定」と回答しており、将来的にはインボイス制度の利用が拡大する可能性が示唆されています。これは、今後の普及や啓発活動の重要性を示しています。
総じて、認知度は高いものの実際の活用やその影響に関する理解がまだ進んでいないように見受けられます。今後の取り組みで、生産者が制度をより効果的に活用できるような支援が求められるかもしれません。
今回のアンケート結果を活かし、さらなるサービス向上に取り組んでまいります。また、農機具王は、農業業界を盛り上げていくことを目的に、今後も生産者様を対象として調査を行います。
【株式会社リンクについて】
本社:〒523-0892 滋賀県近江八幡市出町652 六芳舎ビル2F
代表者:代表取締役 濱田 義郎
設立:2011年12月(創業:2009年5月)
電話番号:0748-36-3697
事業内容:農機具の売買
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