愛媛県のWeb3ウォレットから公式NFT発行、販売開始

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 (株)愛媛新聞社は15日、愛媛県とクリエイティブスタジオ(株)NU(愛媛県松山市)との共同デジタルアートプロジェクトで生成された622枚(11月13日現在)の画像を、愛媛県のWeb3ウォレットからプロジェクトの公式NFT(非代替性トークン)として発行(ミント)し、販売を開始しました。世界最大級のNFTマーケットプレイス「OpenSea」などで買うことができ、価格はすべて1Matic(約100円)です。

 県内のWeb3リテラシー向上と機運醸成を図るためで、プロジェクトの正式名は「ふやす、ひろげる。“みんなの空間” スマホdeワンアクション ~We are what we do~」。愛媛県の「Web3.0人材育成検証事業」の一環で、えひめデザインウィーク2023正式出品作、文化庁メディア芸術クリエーター育成支援事業の採択も受けています。

プロジェクトのポータルサイトはこちら ⇒ https://portal-wawwd.studio.site/

OpenSeaの販売サイトはこちら ⇒ https://opensea.io/ja/collection/wawwd

 上の画像は11月11、12両日にGPS(衛星利用測位システム)で条件付けられた県内約10カ所でのみ現れるAR(拡張現実)3次元リングとともに撮影されたものです。撮影するたびに、さらに新たなリングが生まれ、それらがつながってやがて「DEI」というメッセージを形作ります。DEIとは「Diversity(多少性)、Equity(公平性)、Inclusion(包摂性)」の頭文字を取ったものです。メッセージ性を上手に風景に取り込んだり、逆にARリングを浮き立たせたり、工夫を凝らした画像が数多く生まれています。

 画像はプロジェクトの趣旨に沿ってクリエーティブ・コモンズの中でもCC0――著作権などいかなる権利も保有しない――を表明しています。その上で、愛媛県のウォレットでプロジェクト公式を掲げてNFT化することで、デジタルデータを所有することの可能性について考えてもらう試みです。

(OpenSeaの販売サイト画面)

購入には、購入希望者側にもウォレットと暗号資産(仮想通貨)が必要です。

 デジタルアートは、11月19日にFC今治のホーム戦がある今治里山スタジアム(今治市)で、11月19日~12月27日にミウラート・ヴィレッジ(松山市)などで体験できます。

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