城島茂特別防犯支援官が東京都五日市市にて特殊詐欺急増の国際電話番号の発着信休止を訴え

この記事は約4分で読めます。

 「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦~」プロジェクトチーム(略称:SOS47)は、全国で被害が相次ぐオレオレ詐欺等の特殊詐欺に関する知識や被害防止策を分かりやすく伝え、特殊詐欺被害を防止するため、2018年より、全国47都道府県警察と共に対策及び広報啓発活動を行っています。

 この度、特別防犯支援官の城島茂氏が、警視庁五日市警察署、五日市防犯協会主催による五日市地域安全の集いに出席、特殊詐欺の内容について説明し理解を深めるとともに、注意喚起を行いました。

■城島支援官 国際電話からの詐欺詐欺による被害急増を受け、「普段、海外と電話をすることがない方はぜひ休止をお申し込みください」

 主催の警視庁五日市警察署は、日の出町、あきる野市の一部、檜原村が管内となっていますが、その管内での令和5年の特殊詐欺被害は9月末時点で6件、被害総額約407万円となっています。

 特殊詐欺の種別の中でも、サポート詐欺、還付金詐欺が多くなっており、特に危機感を募らせているというサポート詐欺について城島支援官は、「サポート詐欺は、皆さんのパソコンやスマートフォンなどに警告音とともにウイルスに感染したと表示され、修理代金を請求されたり、電子マネーカードを購入させ番号を伝えるよう言われたりするもので、あなたをサポートしますよ、とうたっているのでサポート詐欺と呼ばれています。こういった特殊詐欺の手口を見破るのはなかなか難しく、自分は大丈夫と思っていても騙されてしまう方が多くいらっしゃいます。電話をかけさせようとか、電子マネーを購入させようとか、何か行動を起こさせるように仕掛けるものは絶対に詐欺だと思ってください。」と注意喚起を行いました。

 続けて、「高齢者の方は、パソコンやスマートフォンの操作に慣れていない傾向がありますので、少し変な表示が出ただけでも焦ってしまい、心配になって、その通りにしてしまいがちです。もしウイルス感染したなどという変な画面が出てきた際には、焦らずに電源を切るか、お子さん、お孫さんなどご家族に相談してください。サポート詐欺を防ぐためには家族のサポートが一番です。」と述べました。

 さらに、特殊詐欺被害の約9割は固定電話への電話から始まっており、『電話をしない』という対策のほかの有効な手段として、「NTT東日本が提供している、ナンバーディスプレイ、ナンバーリクエストというサービスがあります。これらのサービスは、非通知でかけてくる電話を全てシャットアウトでき、70歳以上の方、70歳以上の方と同居している方は無料でご利用できますので、NTT東日本の電話のお使いの方はすぐに申し込んでいただきたいです。」と呼び掛けました。

 また、最近は+1や+44などから始まる国際電話からの特殊詐欺が急激に増えているという事実を受け、「国際電話からの特殊詐欺は完全に防ぐことができます。その方法は、海外との電話を完全に休止することです。普段、海外と電話をすることがない方はぜひ休止をお申し込みください。休止は無償で行うことができ、お申し込み先は国際電話不取扱受付センター 電話0120-210-364です。」と注意喚起を行うとともに対策を伝えました。

 最後に、会場の全員で城島支援官の掛け声により「特殊詐欺を撲滅するぞ!」と唱和を行い、集いを終了しました。

【開催概要】

■催事名  :五日市地域安全の集い

■実施日  :2023年10月14日(土)

■実施会場   :イオンモール五日市

■出席者  :警察庁 特別防犯支援官 城島 茂 氏

タイトルとURLをコピーしました