◯ 国際的に見るべき業績と努力を讃え、新たな活動を奨励する 『中曽根康弘賞』とは
本賞は、中曽根平和研究所が政治、経済、文化、科学技術等、多様な分野で国際的に見るべき業績をあげている若い世代に対して表彰を行い、その努力を讃えるとともに、さらに新たな活動を奨励するための表彰制度です。URL:https://npi.or.jp/award/
◯ 具体的な評価について(本賞、事務局より)
「小川氏はNPO法人テラ・ルネッサンスの理事長として全事業を統括するとともに、22年間にわたり支援活動の第一線で従事しており、ウガンダ、コンゴ、ブルンジで事業を立ち上げたほか、世界各地の紛争被害者や脆弱な人々数万人に寄り添った支援活動を実践してきている。
新型コロナウィルスの感染拡大やウクライナ危機など世界情勢、時事に応じた活動を展開し、世界的な課題の解決に貢献してきた一方、支援活動の経験を元に自ら支援哲学を確立し学術研究も進めている。講演活動や書籍の執筆による情報発信、同業者・若者への助言を通して多くの人に自身が得た知見や哲学を共有するための活動も行っており、世界各地の活動地域での平和と安全の確保に寄与している」
◯ 小川真吾(テラ・ルネッサンス理事長)のコメント
「団体設立から22年にわたり、アジアやアフリカなどで紛争や災害の被害にあった174,000人以上の人々に対する支援に取り組んできました。また、紛争予防の観点から講演活動やグローバル人財育成などの啓発活動にも注力した支援・啓発・政策提言の三位一体の取り組みを評価いただいたことは、大変光栄です。紛争地における支援をはじめ、今後は台湾やタイをはじめとした海外でも啓発や政策提言の活動を力強く推進していきたいと考えています」
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受賞者プロフィール
小川 真吾(おがわ しんご)/ 認定NPO法人テラ・ルネッサンス 理事長
1975年、和歌山県生まれ。学生時代、カルカッタでマザーテレサの臨終に遭遇、マザーテレサの施設でボランティア活動に参加。大学卒業後は、青年海外協力隊員としてハンガリーに派遣、旧ユーゴ諸国とのスポーツを通した平和親善活動などに取り組む。2005年より、ウガンダに駐在し、元子ども兵社会復帰支援プロジェクトを実施。帰国後、2011年3月より、テラ・ルネッサンス理事長に就任。現在は、ウガンダ、コンゴ、ブルンジでの元子ども兵や紛争被害者の自立支援に関わりながら、理事長として、テラ・ルネッサンス全般の経営を担う。著書に『ぼくは13歳 職業、兵士。』(合同出版)、『ウガンダを知るための53章』(明石書店)がある。
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認定NPO法人テラ・ルネッサンスについて
『すべての生命が安心して生活できる社会の実現』を目的に、2001年に鬼丸昌也によって設立。現在では、カンボジア、ラオスでの地雷や不発弾処理支援、地雷埋設地域の生活再建支援、ウガンダ、コンゴ、ブルンジでの元子ども兵の社会復帰支援を実施。また、日本国内では、平和教育(学校や企業向けの研修)や、岩手県大槌町で大槌刺し子を運営。2022年にはハンガリー、ウクライナにおける避難民への支援を開始。主な受賞歴:「地球倫理推進賞」(社団法人倫理研究所) 、「地球市民賞」(独立行政法人国際交流基金)、「社会貢献者表彰」(公益財団法人社会貢献支援財団)、「日経ソーシャルイニシアチブ」国際部門賞ファイナリスト(日本経済新聞社)、第4回ジャパンSDGsアワード副本部長(外務大臣)賞、第52回毎日社会福祉顕彰、第1回SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞「平和の部」、第18回西日本国際財団アジア未来大賞、「第10回エクセレントNPO」課題解決力賞(エクセレントNPOを目指そう市民会議)、など。国連経済社会理事会特殊協議資格NGO。
名称:特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス
所在地:京都府京都市下京区五条高倉角堺町21番地jimukinoueda bldg. 403号室
URL:https://www.terra-r.jp
理事長:小川 真吾
設立:2001年10月31日(2014年5月30日より認定NPO法人)
事業内容:『地雷』『小型武器』『子ども兵』の課題に対するアジア・アフリカでの支援活動、および国内での『平和教育』を中心とした啓発活動 など
■ お問い合わせ(担当:テラ・ルネッサンス広報 小田) |