東京湾を学んで、寿司を握る。首都圏で大人気の回転ずしチェーンで海を学ぶ「日本さばける塾 with すし銚子丸」を開催しました!

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一般社団法人 海のごちそう推進機構(本部:北海道函館市、代表理事:若山豪)と株式会社銚子丸(本社:千葉県千葉市美浜区、代表取締役:石田 満)は、魚をさばくことを通して、食文化と海洋環境を学ぶ「日本さばける塾」を、2023年10月10日(火)に千葉県千葉市の店舗「すし銚子丸高洲店」で開催し、10組20名の親子が参加しました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

  • 「日本さばける塾 with すし銚子丸」概要

場所:すし銚子丸高洲店

日時:10月10日(火)14:00~17:00

内容:アジのさばき体験

   東京湾産の魚介類の調理

   回転すし用ポップ作り

   お寿司にぎり体験

   調理した魚介類を親子で実食

参加者:小学4~6年生とその保護者 10組20名

魚さばき講師・寿司握り講師:株式会社銚子丸 佐々木秀信、三浦正嗣、原賀浩、小島誠、三入雅也、牧村賢幸、小島勉、富尾健、平泉帆富満、東方拓也

海の学び講師:一般社団法人 海のごちそう推進機構 豊島翔

主催:株式会社銚子丸、一般社団法人 海のごちそう推進機構

共催:日本財団 海と日本プロジェクト

  • 東京湾で課題となっているクロダイを学ぶ

千葉県千葉市の大人気、回転ずし店「すし銚子丸高洲店」で開催された「日本さばける塾」。まずはじめに一般社団法人 海のごちそう推進機構 豊島翔より、東京湾の海苔とクロダイの食害についてお話がありました。千葉県が面する東京湾は、海苔の産地として高い評価を受けています。そんな東京湾では海水温の上昇により、クロダイが活発化し、養殖中の海苔を食べてしまう食害が発生。「海水温の上昇により、海苔の生育時期とクロダイの活発化する時期が被ってしまった。海は変わっていくもの。その変化に興味を持ったり、適応していこう。」と呼びかけました。

続いて、株式会社銚子丸人材戦略本部長の佐々木秀信さんが話題に上がったクロダイをデモンストレーションとしてさばきました。クロダイが登場すると子どもたちも興味津々。佐々木さんは、ときおり冗談も交えながらクロダイを軽快にさばきます。参加者の一人は「クロダイはとても美味しそう。だけど自分でできるか不安です」と教えてくれました。

  • アジのさばきに挑戦、学びもポップに

その後、子どもたちは「回転すし用ポップ作り」と「アジのさばき体験」の2班に分かれました。

「回転すし用ポップ作り」では、地元の海に生きる魚や、海藻のメニューをおすすめするPOP(広告)を制作。作るのは「生ノリ軍艦&クロダイの握り」と「アジの握り」の2種類です。事前に、学びの深堀りとして東京湾をテーマに「海の学びクイズ」が行われました。先ほどさばいたクロダイに加え、赤潮・青潮、大蛇行している黒潮など身近な海に関するクイズを出題。クイズに参加した子どもたちは「クロダイを食べてノリを救ってくれー」「クロダイ食べてノリノリ!」といったキャッチコピーを考案しました。クイズを聞いて食と海のつながりを感じたようです。

「アジのさばき体験」は、参加者1人につき1人の職人が教えるとても豪華な体制で行われました。回転ずしレーンの内側、普段は職人しか入れない調理スペースでアジをさばきます。初めてアジを触ったという参加者は「魚をさばけるか不安だったけど、優しく教えてくれてなんとかさばけました。他の魚もさばいてみたい」と話してくれました。

  • 寿司を握って、いざレーンへ!

ポップの作成とアジのさばきを終えた子どもたちはいよいよお寿司を握ります。握るお寿司は、自分がさばいたアジ、先生がさばき子どもたちが切り付けを行ったクロダイ、そして学びに登場した海苔を使った生ノリ軍艦です。あらかじめ作られたシャリ玉にネタを載せて握る工程を体験して「バランスよく、作るのが難しかった。先生はさすがだなと思った」と教えてくれる参加者もいました。子どもたちが作ったお寿司は、お手製のポップとともにレーンへ。載せる際には、どこからともなく「ヨッ!」という声がかかるなど盛り上がりました。

  • レーンからとって親子で実食!

レーンに流れていた自身のお寿司を取って、お魚の命や食卓に魚を届けてくれる方々に感謝して「いただきます」をしました。アジが一番おいしいと答えた参加者は「今日まで魚の種類を意識してお魚を食べていなかったと思った。今日、このお寿司がアジなんだとはじめて知った」と教えてくれました。

最後には、株式会社銚子丸さんから今日さばいたアジの骨をつかった「骨せんべい」と「すし銚子丸の寿司人気セット」がサプライズで登場。「豪華なお寿司もいいけど、自分でさばいたアジだから骨せんべいも、とてもおいしい」という参加者もいました。

  • 参加した子ども・保護者からの声

⼩学5年⽣男子「クロダイというお魚を初めて知った。クロダイも海苔も美味しいので、また食べたり知ったりするチャンスがあったらいいと思った」 

⼩学6年⽣女子「銚子丸の先生が優しくて面白くて楽しかった。さばくのはとても難しかったけど、またやってみたい」

⼩学6年⽣男⼦「普段入れないところに入れて楽しかった。近くの海だけど知らないこともたくさんあるんだと知れた」

70代男性「自然や環境のことを考えるいい機会になったと思います。子どもたちが東京湾や海に興味をもつことで、未来が明るくなっていくと良いと思いました」

40代女性「千葉県で海苔が有名だということ、また危機に瀕しているということを初めて知りました。身近な海だけどよくわからないこともたくさんあるというのはその通りで、子どもに学ばせることができたのはとても有意義でした」

50代男性「すし銚子丸には何度もお邪魔しているが、職人さんに触れることでよりファンになりました。ただ食べさせるだけじゃなく、魚のことを意識させたり、疑問をもったりすることが大切なんだと思いました」

  • 株式会社銚子丸より

参加者の皆様は、とても真剣に、そして楽しそうに取り組んでくれました。このようなイベントに親子で参加してくださり、海で生きる「生き物」が「食べ物」になり、それによって自分たちが生かされていることを実感することは、とても素晴らしいことだと思います。これからも銚子丸は、日本食の代表とも言える寿司を生業とするものとして、日本の食文化、特に魚食文化とその源となる海洋環境を守り育てる活動に注力して参ります。

<参考:株式会社銚子丸について>

千葉、東京、埼玉、神奈川に88店舗(2023年9月末日現在)の飲食店を直営店のみで展開しています。グルメすしチェーン店「すし銚子丸」(82店舗)、複合商業施設などに出店する「すし銚子丸 雅(みやび)」(4店舗)、寿司割烹業態の「江戸前すし百萬石」(1店舗)、テイクアウト専門店(1店舗)のすべてのブランドで店舗を舞台、従業員を劇団員として観客であるお客様を楽しませる「劇場コンセプト」が特徴。

低価格回転寿司との差別化を図るために、銚子港をはじめ世界中の海から新鮮な食材を仕入れ寿司職人が毎日店舗で捌きたて握りたての上質な商品をお得な価格で提供するグルメ寿司としてお客様に支持されております。

公式サイト:https://www.choushimaru.co.jp
公式アプリ:https://introduction.bp-app.jp/choushimaru/

公式Instagram:https://www.instagram.com/choushimaru/

公式X(旧Twitter):https://twitter.com/choushimaru_fan

<団体概要>

一般社団法人 海のごちそう推進機構は、日本さばける塾・YouTubeさばけるチャンネルなどを通じて、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を継承するとともに、豊かで健全な海を未来に引き継ぐアクションの輪を広げる「日本さばけるプロジェクト」を運営しています。日本さばけるプロジェクトは”日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。私たちは、魚を“さばく”技術の伝承や機会の提供とともに、海洋問題に関する情報を発信し、海を守る人を増やします。

団体名称:一般社団法人 海のごちそう推進機構
公式サイト:https://sabakeru.uminohi.jp/

公式Twitter:https://twitter.com/sabakeru

活動内容:日本さばけるプロジェクトの運営(日本さばける塾・YouTube「さばけるチャンネル」の企画・運営などの業務)

日本財団「海と日本プロジェクト」

さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。

海と日本PROJECT【日本財団】
日本全国の海に関する様々な情報を日本財団「海と日本PROJECT」がお届けします。おでかけにぴったりなイベント情報や、海の現状を知る最新調査報告など、海を知って、海を思い、海に集うための情報が満載です。

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