2023年10月18日(水)に発売いたします。
「僕は今事実をそのままに書いている。富良野の森にニングルはいたのだ」――著者が移り住んだ富良野市麓郷の背後には樹海が拡がっている。そこに、ニングルという名の小人の社会があるという。人間社会から隔離された場所に暮らすニングルたちは、「知らん権利」を守りつづけてきた。そんなニングルのひとりチュチュが、著者の家にやってきた女子大生ユミちゃんに恋をした・・・。国民的ドラマ「北の国から」の作者・倉本聰が、現代人の心に熱く問いかける「黙示録」。著者あとがきと、阿川佐和子の寄稿文を加え、新装・復刊!
2024年2月東京めぐろパーシモンホールにて初のオペラ上演 決定!
森林破壊、環境汚染、豪雨、温暖化、感染症・・・
自然が暴れはじめています。
私たちは今こそ、ニングルの声に耳を傾けるべきです。
───オビ文章より
◆著者プロフィール
倉本聰
1935年、東京都出身。脚本家。東京大学文学部美学科卒業後、1959年、ニッポン放送入社。1963年に退社後、脚本家として独立。1977年、富良野に移住。1984年、役者やシナリオライターを養成する私塾・富良野塾を設立(2010 年閉塾)。現在は富良野塾卒業生を中心に創作集団・富良野 GROUPを立ち上げる。2006 年よりNPG法人富良野自然塾を主宰。 代表作は『北の国から』『前略おふくろ様』『うちのホンカン』『昨日、悲別で』『優しい時間』『風のガーデン』『やすらぎの郷』(以上 TVドラマ)『明日、悲別で』『マロース』『ニングル』『歸國』『ノクターン ―夜想曲』(以上舞台)『駅 STATION』『冬の華』(以上劇映画)他多数。
[商品概要]
『ニングル』
発売日:2023年10月18日(水)
判型:四六上製/288ページ
ISBN:9784652205853
発行所:株式会社理論社
理論社サイト:https://www.rironsha.com/