【国立科学博物館　筑波実験植物園】不思議がいっぱいのきのこワールド企画展「きのこ展―日本のきのこ学をつくってきた巨人たち―」のご案内

　きのこって何の仲間？どんな形のきのこがある？きのこって、どこで何をしているの？そんな不思議がいっぱいのきのこについての企画展を筑波実験植物園では毎年開催しています。
　本年のきのこ展では、大量の野生および栽培きのこを展示するだけでなく、日本のきのこ学を築いてきた研究者たちを紹介します。

ヌメリコウジタケの水彩画（池田良幸・作）

　標本、写真、スケッチ、その他の資料を展示解説することで、「北陸のきのこ図鑑」を執筆した故・池田良幸氏をはじめ、今井三子・川村清一・小林義雄・今関六也・本郷次雄・南方熊楠、朝比奈泰彦など、日本のきのこ学の巨人たちの足跡にせまるとともに、菌類の多様性の奥深さを紹介します。
　さらに、例年のきのこ展で好評の野生きのこ及び栽培きのこの展示や、きのこアート展示、関連工作コーナーなど展示・イベントも盛りだくさんです。

• 企画展「きのこ展―日本のきのこ学をつくってきた巨人たち―」展示概要

【主　　催】独立行政法人 国立科学博物館 筑波実験植物園
【期　　間】令和5年10月21日（土）から10月29日（日）までの9日間※会期中無休
　　　　　　開園時間9時～16時30分（入園は16時まで）
【場　　所】国立科学博物館 筑波実験植物園　　

• 展示内容及び関連企画

（１）野生きのこ・栽培きのこの展示（中央広場（テント））
　つくば市を中心に日本各地で採取された野生の生きのこを展示します。また、代表的な栽培きのこについて栽培状況がわかる形で展示します。

　注：今年は例年利用している温室ではなく、屋外のテント下での展示となります。

（２）日本のきのこ学をつくってきた巨人たち（研修展示館１Ｆ）

　日本のきのこ学の重要な成果である「北陸のきのこ図鑑（橋本確文堂）」を執筆した故・池田良幸氏が生前使用していた調査・採集用具や、図鑑の基となった資料（標本、スケッチ、写真、観察記録など）を解説するとともに展示します。また、明治〜昭和中期にかけて活躍し、日本のきのこ学・菌類学の基礎を築いた今井三子・川村清一・小林義雄・今関六也・本郷次雄・南方熊楠・朝比奈泰彦などを、関連する様々な資料とともに展示解説します。

（３）きのこアート展示（研修展示館２階）
　プロによるきのこ木版画作品、水彩画作品を展示します。
　きのこやその他の菌類を題材にした、怪しくも魅力的なアート作品をお楽しみください。

（４）きのこ画コンテスト「きのコン」応募作品展示（研修展示館３階）
　きのこ愛を競うきのこ画コンテスト「きのコン」の応募作品を入賞作品だけでなく、応募全作品を展示いたします。きのこ愛あふれる作品をご覧ください。なお、10月29日（日）12時から入選者表彰式を行います。
　今年で13回目となる「きのコン」ですが、今年の応募作品のなかから、来年度企画展ポスター・ちらしのデザインが選ばれるかもしれません。このコンテストは絵の上手さを競うコンテストではありません。きのこ愛に満ちた想像力あふれる作品をお楽しみください。

• イベントなど

【クイズラリー】
園内きのこＭＡＰをたどってクイズにチャレンジしよう！

【ワークショップ】
①きのこ版画でポストカードをつくろう

開 催 日 ：土曜日、日曜日

時　　間：10:00、10:30、11:00、11:30、13:00、13:30、14:00、14:30（所要時間15分程度）

定　　員：各回 ５名　(１日４０名)

対　　象：小学生以上(幼児は保護者同伴で可)

会　　場：研修展示館３階

そ の 他 ：整理券あり　当日配布(配布開始時間午前分9:40〜、午後分12:４0〜)

  
②きのこの紙芝居

開 催 日 ：土曜日、日曜日

時　　間：随時（10:00〜12:00/13:00〜15:00）（所要時間10分程度） 

定　　員：１回 １５名

対　　象：どなたでも

会　　場：研修展示館３階

そ の 他 ：整理券なし

【販　　売】
・きのこ書籍、グッズ販売（教育棟）
・マッシュルームの販売（有料、日曜日、中央広場）
・飲食店の出店（中央広場）

【YouTubeライブ配信】
内　　容：昨年に引き続き、展示紹介および野生きのこ案内をライブ配信にてお届けします。
日　　時：10月20日（金）19：00～20：00
講　　師：保坂 健太郎（国立科学博物館　植物研究部 菌類・藻類研究グループ　研究主幹）
U　R　L：https://www.youtube.com/watch?v=es4SJlxqoEo