【障がい者 就労支援に朗報】さいたま市に『猫福連携』第一号作業センターが完成

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杉のチカラ株式会社(本社:埼玉県久喜市、代表取締役 高橋則之)は、就労支援事業所と連携して、『初期投資ゼロ』で『杉』の生理活性物質を活かす「SUP:Substance Utilize Project」の有機乾燥を行う『猫福連携・さいたま見沼作業センター』を完成させ、猫の健康を守る有機製法オーガニック猫砂・杉にゃんの製造を本格的にスタートさせました。

■従来の就労支援事業所の悩み

従来、障がい者など一般就労が難しい人が通う「就労支援事業所」で、高付加価値の就労訓練作業メニューを実施するには、設備投資など何らかの「初期投資」が必要であり、高工賃作業挑戦への重荷となり、内職や清掃補助など「初期投資」の負担のない、一般的に「低工賃」の作業メニューを複数確保して就労支援事業を運営するケースが多く、国の目標工賃の実現が困難でした。

■初期投資ゼロ化

そこで、杉のチカラ株式会社(https://suginochikara.co.jp)は、高付加価値の『有機乾燥作業』を行うために必要な、高機能ビニールハウスや空調機器、そして作業に要する器具類までを『初期投資ゼロ』で、提携する就労支援事業所が使用できる『オール・レンタル方式』の『猫福連携』というスキームを整備しました。 

■有機乾燥作業とは?

『有機乾燥作業』とは、簡単に言えば、樹木の生理活性物質(substance)を活かすために天然の精油分に含有する揮発性有機成分を細胞に凝縮する特許製法の『天日乾燥作業』です。

■猫福連携とは?

『猫福連携』とは、『杉』の生理活性物質(substance)を活かし、猫の健康を守るオーガニック猫砂製造の有機乾燥作業(天日干し)を、障がい者就労支援事業所と連携して行うものです。

■農福連携との違い

『猫福連携』に近い取り組みとして「農福連携」があります。「農福連携」は、農業従事者の後継者難や人手不足の解消として、国(農林水産省)の後押しもあり全国に数多くの取り組み事例があります。

しかし、そもそも「農業」は繁忙期・閑散期で仕事量の波があることや、収穫のバラツキ、また重労働で自然災害の度に就労の機会を失うことなど、障がい者就労とのマッチングが難しい面がありました。

■猫福連携の優位性

①高付加価値作業

『猫福連携』は、オーガニック猫砂の原料となる『杉』の有機乾燥の作業自体の付加価値が高く、専用のビニールハウスを使用する作業のため、天候にも左右されず一年中安定した作業ができ、作業者のモチベーションが途切れず、やりがいにもつながります。

②初期投資ゼロ

『初期投資ゼロ』で高付加価値の有機乾燥作業を行う設備を使用できるスキームにより、容易に取り組みができ、就労支援事業所の「取り組み易さ」、障がい者の「作業し易さ」、そして「高工賃」と言う三方良しを可能とするビジネス連携モデルが実現しました。

③特許製法

『猫福連携』で行う有機乾燥により、樹木の精油分中の生理活性物質(substance)を細胞内に凝縮するオーガニック猫砂を作る製法は、一連のプロセスが『製法特許』となっていて、『猫福連携』に参加する就労支援事業者は、他の事業者との作業メニューの差別化にもなります。

④オーガニック猫砂作りに必要不可

有機乾燥作業は、数千年生きる「杉」の生命力(生き物に優しいフィトンチッドであるセスキテルペン類)を細胞内に凝縮し、揮発性有機成分の生理活性効果を活かすオーガニック猫砂の製造には必要不可欠なプロセスです。

⑤高工賃

一般就労が難しい人が通う「就労継続支援B型」の作業所としての工賃(賃金)は、国の目標とする最高ランクの月額4万円以上を獲得することが可能です。

■森林問題やカーボンニュートラルにも貢献する【猫福連携】

『猫福連携』は、「杉の需要低迷」による「林業の衰退」や「放置林」など森林問題の対策にも貢献します。

■日本の森林問題】

日本では『人工林』が、安価な輸入材に押されて大量に放置され、様々な問題を引き起こす森林問題があります。

『人工林』の半分が『杉』であり、『杉』の需要を高めなければ、林業は活性化できず放置林が整備されることもありません。しかし、国内需要が縮小する中で、従来の杉の用途だけでは需要が喚起されることはありません。

日本の森林問題解決には、杉の「新用途」「新商品」「新市場」の開発が欠かせません。

【アップサイクル方式】

オーガニック猫砂の原料の『杉』は、『猫福連携』で行う有機乾燥製法によりこれまで利用価値の低かった「間伐材や端材」などの未利用材が、新たな付加価値製品の原料に有効活用される「アップサイクル方式」です。

【カーボンクレジット創出の可能性を秘める】

自然エネルギーだけで有機乾燥させる『猫福連携』の作業は、従来の化石燃料を使用した乾燥設備に比べ『CO2排出を75%以上削減』して地球温暖化防止に貢献し、カーボンクレジットの獲得も目指せる画期的な製法です。

【カーボンニュートラル】

木材は、そもそも成長過程でCO2を吸収・固定化するため、利活用に伴い排出されるCO2が相殺される「カーボンニュートラル」の資源ですが、さらに『猫福連携』では、従来廃棄・償却された「未利用材」が価値ある製品に生まれ変わり、また有機乾燥ではCO2を出さないため、より一層カーボンニュートラルに貢献出来ます。

■オーガニック猫砂の市場規模とペットヘルスケア市場の成長力

世界のペットヘルスケアの市場規模は2027年に35兆円になり、猫砂だけで見ても2030年には2兆円に成長するとのデータがあります。その巨大市場で、家族である愛猫の健康・長寿を願い、安心安全な植物素材のオーガニック猫砂へのニーズが急拡大し、2030年には40%がオーガニック猫砂に変わるとの予測されます。 

【ペットに優しい杉だから】

オーガニック猫砂・杉にゃんの原料である『杉』は、低刺激・弱酸性のフィトンチッドである『セスキテルペン』を多く含み、肌や消化器官が敏感な猫に優しい好適素材です。(松やヒノキには、高刺激、強酸化力のフィトンチッドであるモノテルペンが多く含まれるため猫には危険です)

【JAPANブランドの猫砂】

『杉』を原料に『猫福連携』で生産する有機乾燥のオーガニック猫砂・杉にゃんは、『杉』特有の揮発性有効成分が天然の強力な消臭力と抗菌力、そして「森林浴効果」をもたらす「吸うサプリメント」とも言えます。

日本固有種の『杉』(クリプトメリアジャポニカ:Cryptomeria japonica)の、有機乾燥おが粉で作る、完全無添加100%天然素材のオーガニック猫砂・杉にゃんは、日本でしか出来ない「JAPANブランドの猫砂」です。

【Creating Shared Value(CSV)でSDGsに貢献】

今後は、各地の就労支援事業所と連携して『猫福連携』による『杉』の有機乾燥作業拠点を全国に広げ、各産地で高付加価値の『杉』のおが粉を量産化し、オーガニック猫砂・杉にゃんを世界の猫砂市場に普及させ、『杉』の需要喚起により林業を活性化して森林問題を解決する『Creating Shared Value(CSV)』を実践して参ります。

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