新たな発表、それは “変化” を意味することでもあります。
新しい企てをはじめます
新しい場所をつくります
新しいデザインにします
元よりあった姿を変えて、別の世界を求め、向かう。
私たち 小杉湯 もまた、これまで様々な新しい取り組みを発表をしてきました。
しかし、変わりたいと望んできたわけではありません。
銭湯から生まれる風景を守りたいからこそ、変わってほしくないと、望んできました。
終わらせるという、選択肢はなかった。つづけるために、はじめてきた。
“変わらずにいるために、変わりつづける”
それが、小杉湯 です。
同じ言葉でも、時代と共にその意味は変化してきました。銭湯という文化も、日々の当たり前ではなくなり、その多くが暖簾を下ろしてきた中で、ケの日のハレ(日常の中の小さな幸せ) として今もまだ残り続けています。
そして今、街は再び「銭湯」を求めています。
2024年春「株式会社小杉湯」は、原宿の神宮前交差点に開業する商業施設 東急プラザ「ハラカド」に、2店舗目『小杉湯原宿(仮称)』を開業します。
小杉湯 三代目 平松佑介は
「これまで自分に、小杉湯を終わらせるという選択肢がなかったように、原宿に小杉湯を作りたいと銭湯が再び求められているということを、断るという選択肢はなかった。」と語ります。
創業から90年が経ち「小杉湯」は、 “高円寺の老舗銭湯” 以上の存在になったのです。
ここから先、また50年100年と、時の流れに負けないように。
変化する時代の中で、私たちが、私たち自身を見失わないように。
変わらずにいるための、『小杉湯』である輪郭が必要でした。
それは、新しい何かではありませんでした。
何も語らずして、すべてを語るような、“しるし” がずっとそこに在ったのです。
入口の改修が行われてから約40年、ずっと目印となっていた電光看板。
小杉湯の表札とも言えるものでした。
この度、小杉湯 はこの しるし を、公式の表札とします。
今後はロゴとしても解釈でき、機能するアイデンティティとして。
生まれ変わる小杉湯ではなく、在り続けてきた小杉湯であり、私たちの拠り所です。
例えどこにあっても
きれいで、清潔で、気持ちのいい、あの『小杉湯』でありますように。
■ やさしく受け容れる銭湯として
現代の生活様式において、銭湯の役割は「心の健康」と言えるでしょう。小杉湯は今も昔も、人の「心の健康」を担ってきたのだと思います。日々きれいで清潔で気持ちのいいおふろを沸かし、お客さんが少しでも、心ゆるまる時間をつくる。自己受容の先に、日々の中にある些細な幸せに気づける。
変わり続けてきた小杉湯を振り返ってみたときに変わらずにあるもの。それはさまざまな人を「やさしく受け容れてきた」ということなのではないでしょうか。創業から90年、積み重ねた時間の中で、人に合わせて、社会に対して、変わり続けてきました。それでも、変わらずにある「小杉湯」ひいてはまちの銭湯としての「なり」が感じられるように。
この表札はそのためにあります。
Art Direction : 宝田夏奈
Design : 神岡真拓
Narrative Design : キルタワタル
株式会社小杉湯 COO : 関根江里子
小杉湯 三代目 : 平松佑介
■ 東急プラザ原宿「ハラカド」概要
施設名称:東急プラザ原宿「ハラカド」
開業予定: 2024年春(予定)
所在地:東京都渋谷区神宮前六丁目1000番
公式HP:https://harakado.com/promotion/
公式X(旧:Twitter)アカウント:https://twitter.com/harakado_
公式Instagramアカウント:https://www.instagram.com/harakado_/
■ 銭湯 小杉湯
東京都 高円寺 昭和8年創業の老舗銭湯。音楽、ファッション、サブカルチャーを中心とした多様な中央線カルチャーと、古き良き歴史が混在する高円寺の憩いの場として、多くの方から愛される銭湯です。名物ミルク風呂、週替り・日替り風呂、水風呂があり、温冷交互浴は小杉湯の代名詞となっています。
営業時間:午後15時30分から深夜1時30分まで
※土曜日・日曜日・祝日は午前8時から深夜1時30分まで
定休日:毎週木曜日
入浴料金(税込):大人520円 / 中人200円(小学生) / 小人100円(未就学児)
住所:杉並区高円寺北3-32-2
電話:03-3337-6198
X(旧:Twitter):https://twitter.com/kosugiyu
Instagram:https://www.instagram.com/kosugiyu_sento/
note:https://note.com/kosugiyu
■ 株式会社小杉湯
2017年設立。2019年、二代目から引き継ぎ、三代目平松佑介が代表取締役として就任。空き家アパートを活用したコミュニティ「銭湯ぐらし」、オンラインサロン「銭湯再興プロジェクト」など、街と企業との様々なコラボレーションを通して、銭湯から広がる社会関係資本を構築中。2020年3月に複合施設『小杉湯となり』をオープン。2024年春には、原宿の神宮前交差点に開業する商業施設 東急プラザ「ハラカド」に『小杉湯原宿(仮称)』を開業予定。
所在地:杉並区高円寺北3-32-2
設立:2017年10月10日
事業:銭湯「小杉湯」の運営及び管理
WEB:http://kosugiyu-company.jp
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社小杉湯 広報窓口
E-mail:pr@kosugiyu.co.jp