◆「J-Startup Impact」概要
経済産業省はこれまで、イノベーションの担い手であるスタートアップへの支援を目的に、官民一体となって集中的に支援を行う「J-Startup」プログラムを運営してきましたが、本年度よりインパクトスタートアップに対する認知向上や支援の気運醸成に向けて、潜在力の高いインパクトスタートアップへの集中支援を行う「J-Startup Impact」を設立しました。今回、ロールモデルとなることが期待される30社として、KAPOK JAPANが選定されました。
経済産業省等からの官民連携での集中支援を得ながら、KAPOK JAPANは更なる事業成長および社会的インパクト向上を目指します。
J-Startup 公式サイト https://www.j-startup.go.jp/
J-Startup Impact 概要と選定について https://www.meti.go.jp/press/2023/10/20231006008/20231006008.html
◆KAPOK JAPANの「J-Startup Impact」選定理由
「老舗アパレル企業として培ってきた土壌を生かしつつも、KAPOKという新しいサステナブル素材を活かしたアパレルブランドの展開は、新たな事業承継のロールモデルとなりうる。 また、サステナビリティに関するレポートを公表するなど、 取り組みへの本気度も伺え、繊維業界全体へ波及的効果が期待される。(経済産業省コメントより抜粋)
▷詳細については「J-Startup Impact 2023」選定企業公表資料(https://www.meti.go.jp/policy/newbusiness/J-Startup-Impact_Report2023.pdf)をご覧ください(資料の25PにKAPOK JAPANの内容が掲載)
◆KAPOK KNOT(カポックノット)について
木の実由来の素材「カポック」を使用したものづくりを行うファッションブランド。 “Blur the line”をコンセプトに、都市と自然、生産者と消費者、旧さと新しさなど、さまざまな境界線を曖昧にし、両者の良さに学ぶこころよい暮らしを提供します。
世界第2位の環境汚染産業と言われるアパレル業界の大量生産・大量廃棄のシステムに衝撃を受けた代表が、カポックという素材に出会って創業を決意。
カポックは東南アジアに自生する植物で、コットンの1/8の軽さ、吸湿発熱という機能を備えていますが、その繊維の軽さと短さ故に糸への加工が難しく、多くの企業が商品化を諦めてきました。国内大手繊維メーカーとの研究開発の末、カポックのシート化に成功。
生産者、消費者、地球環境の視点に立ち、製品ができてから届くまでに関わる人に寄り添ったモノづくりを目指し、日本を代表するサステナブルなブランドを志しています。
◆KAPOK JAPANの直近の取組について
KAPOK JAPANでは、KAPOK KNOTブランドの運営と共に、カポック素材を活用した新たな素材開発にも取り組んでおります。2023年10月には、「2030年のダウンのスタンダードを創る」というコンセプトのもと、”Plant-Based Down 2030 : Gathering”シリーズを3型発表予定。
このコートに使われている中綿は、創業以来長年の研究開発の末、KAPOK JAPANが開発してきた植物由来100%の中綿素材で、これまで成し遂げてきた「脱動物性」だけでなく、「脱石油」も実現する未来の素材で2024年以降に素材での提供を通じた他ブランドとのコラボレーションも予定しております。
KAPOK JAPANでは、既存の技術と素材に満足せず、研究開発から未来のスタンダードを構想し、その選択肢を現代で発表することで、新しい消費サイクルを実現していきます。
◆「J-Startup Impact」の概要と選定企業への期待
インパクトスタートアップとは、社会的・環境的課題の解決や新たなビジョンの実現と、持続的 な経済成長をともに目指す企業であり、岸田政権が掲げる「新しい資本主義」の考え方を体現す る存在として注目されはじめています。
経済産業省ではこれまで、イノベーションの担い手であるスタートアップへの支援を目的に、官 民一体となって集中的に支援を行う「J-Startup」プログラムを運営してきましたが、本年度より インパクトスタートアップに対する認知向上や支援の気運醸成に向けて、潜在力の高いインパク トスタートアップへの集中支援を行う「J-Startup Impact」を設立し、ロールモデルとなること が期待される 30 社を選定しました。
J-Startup Impact として選定された企業は、国内外の大規模イベントへの出展支援、海外現地支 援、入札機会の拡大、民間企業とのマッチングといった J-Startup における支援に加え、インパ クトの測定・管理やグローバル認証取得等に関する専門家相談窓口の活用推進、各種イベント等 での国内外に向けた発信・PR 支援など様々な支援を受けることができます。
選定にあたっては、約 500 もの企業から応募があり、民間有識者からの推薦内容を踏まえて評価 が行われました。評価項目の 1 つである、「社会的インパクト向上を目指す取組(インパクト測 定・評価や体制構築・情報開示など)」に関する手法の確立やノウハウの普及は、まだ初期段階に あります。
選定された企業のさらなる取組推進はもちろん、選定企業の優良な取組が他のインパクトスター トアップにおける取組の参考となり、インパクトスタートアップ業界全体に波及的効果がもたら されることを期待されています。
◆KAPOK JAPAN 沿革
2018/12 カポック事業構想スタート
2019/7 インドネシア現地視察
2019/10 KAPOK KNOTデビュー
2020/1 KAPOK JAPAN創業
2020/4 アメリカ展開スタート
2021/1 旧日本橋ショールームオープン
2021/5 銀座 The Crafted 共同ショールームオープン
2021/10 新日本橋ショールームオープン
2022/4 フルタイム8名体制へ
2022/9 初の常設店 MIYASHITA PARK出店
2023/3 KAPOK KNOT HOME ローンチ
2023/4 フルタイム10名体制へ
◆受賞歴
2019 経産省/JETRO主催「始動 next innovator 2019」シリコンバレー選抜 最優秀賞
2021 「Industry Co-Creation サミット クラフテッドカタパルト」 グランプリ
2021 日経新聞主催「スタ★アトピッチ Japan」アトツギベンチャー賞
2021 環境省主催「環境スタートアップ」優秀スタートアップ
2022 KFS主催「Kansai Business plan Contest」最優秀賞
◆メディア掲載歴ハイライト
・テレビ
2020/1 テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」
2021/3 NHK WORLD
2021/7 日本テレビ「NEWS ZERO」
2021/11 NHK「所さん!事件ですよ」
2021/12 TBS「News 23」
2022/1 日本テレビ「oha4」
2022/2 NHK ニュース「地球まるわかり」
2022/2 北海道放送「今日ドキッ!」
2022/5 TBS「Nスタ」
2022/11 NHK「あさイチ」
・誌面
2019/10 日本経済新聞
2020/12 ELLE
2020/12 VOGUE
2020/12 日本経済新聞
2021/5 朝日新聞 ツギノジダイ
2021/3 25ans
2021/7 日本経済新聞
2021/9 日本経済新聞
2022/2 Forbes Japan
2022/3 FRAU
2022/3 BRUTUS
2022/11 GINZA
2022/11 FIGARO
2022/11 読売新聞
2022/11 FRaU
◆KAPOK JAPAN株式会社 会社概要
事業内容: アパレル製品の商品企画・貿易・販売
代表: 深井喜翔
本部: 大阪府吹田市千里山東1丁目7番18号
公式サイト:https://kapok-knot.com/pages/corp
Instagram: @kapok_knot_jp