DHLジャパンにとっては、関西国際空港発着貨物を取り扱う施設としてのTAPA認証復活により、日本で活用している国際空港(成田、中部、関西)の玄関口となる3つのゲートウェイ施設が、再び全て認定されることになりました。
DHLジャパン株式会社 代表取締役社長のトニー カーンは、「このたびの大阪ディストリビューションセンターにおけるTAPAクラスA取得を光栄に思います。国際貨物のセキュリティー確保へのニーズが高まるなか、DHLジャパンでは、お客様の貨物の安全確保を最優先しており、引き続き、お客様には一層の安全かつ最高品質のサービスをお届けしていく所存です」と述べています。
TAPA(Transported Asset Protection Association)は、輸送や保管プロセスなどサプライチェーンからの貨物損失を最小限に抑えることを目的として、グローバルなセキュリティ基準を設定する非営利団体です。世界的なメーカー、ロジスティクスプロバイダー、貨物輸送業者など、コスト効率が高く安全な環境で貨物輸送を行う業界関係者を認定・認証しています。
TAPAのガイドラインは、周囲セキュリティ、セキュリティ手順書、入出管理(事務所区域・施設ドック/倉庫)、標準セキュリティ事項、事前警報、警備セキュリティシステム、警備の強化要件事項の8つの保安要求項目に基づいています。TAPA事務局による審査を通過した施設にのみ、セキュリティレベルに応じてクラスA、B、Cの認定が与えられ、さらにその後、定期的な審査が実施されます。
DHL Expressでは、TAPAの認証資格を取得した施設は約370ヵ所となりました。今後も各施設の水準を高め、お客様に高品質な輸送・ロジスティクスサービスを提供するとともに、お客様の貨物を安全かつ確実にお届けできるよう、努めてまいります。