両備グループSSP-UP技能コンテストは、1983年に第1回を開催して以降、年1回実施をしているもので、技術力の向上、さらなる安全文化の醸成を目的としています。38回目を迎える今大会(2020年、2021年大会はコロナ禍で中止)は両備グループの交通運輸系の15社(関連会社含む)から選手76人が参加しました。
両備グループは「安全は全てに優先する」の強い安全意識のもと、日本一安全な運輸企業を目指しています。
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SSP-UPとは
S:セーフティ・セキュリティ(安全)、S:サービス(サービス)、P:プロダクティビティ(生産性) についてより高度な技術を身につけるために、業務の中で努力、実践し、UP:アップ(向上) を目指す運動で、両備グループ全体で取り組んでいます。
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大会概要
催事名称:第38回両備グループSSP-UP技能コンテスト
開催日時:2023年9月16日(土) 開会式 8:30~、競技開始:9:30~
開催場所:岡山ももたろう自動車学校(岡山市中区藤崎)、両備システムズ 藤崎センター(岡山市中区藤崎)、トランスポート 岡山支店(岡山市中区新築港)、新岡山港 ポンツーン(岡山市中区新築港)、岡山電気軌道 桑野営業所(岡山市中区桑野)、和歌山電鐵(和歌山県和歌山市)
実施部門:バス、トラック、フォークリフト、タクシー、鉄軌道、旅客船、整備、事務の各8部門
参加人員:選手76人、見学者を含む、約300人
主催:両備グループSSP-UP技能コンテスト実行委員会
大会委員長:両備グループプレジデント 松田敏之(両備ホールディングス株式会社 代表取締役社長)
大会テーマ:やさしい運転・やさしい言葉・やさしい接客、ホスピタリティ
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各部門の競技概要
トラック・フォークリフト部門
トラック走行競技、フォークリフト点検競技、トラック・リフト合体競技を実施。
トラック・フォークリフト合体競技では、発生したトラブルに対してドライバーとリフトマンがどのように対応するのか、実務での経験を活かした対応を審査。
バス部門
学科試験、実技・ホスピタリティ競技を実施。
実技競技では、二種免許取得時にしかない難解課題である「鋭角走行」を実施。ホスピタリティ競技では、路線バスと貸切バスの2部門から、乗務内容に応じた接客・接遇対応を審査。
タクシー部門
学科試験、安全運転・サービス接遇競技を実施。
安全運転では、確認動作や基本操作を中心に安全第一での運行ができているか、サービス接遇では、お客様お迎え時や車内でのお声掛けなど、経営理念「忠恕」に沿ったホスピタリティにあふれるサービス提供ができているかを審査。
フェリー部門
学科試験、接客ロールプレイング、実技競技を実施。
接客ロールプレイングでは、客室内での現実のシーンを想定し接客力を競う。実技競技では、設定した出発地と到着地から海図上にコースラインを決め、航海距離と所要時間を求める。
整備部門
大型路線バスのタイヤ交換作業を審査。
点検整備不十分、整備作業ミスによる大型車両の車輪脱落事故が全国的に増加傾向にあることを踏まえ、競技内容を大型バスのタイヤ交換作業に決定。
事務部門
各社の事務系社員が参加。コンテストのテーマ「やさしい運転・やさしい言葉・やさしい接客、ホスピタリティ」 に沿って、選手が各自で設定した発表テーマをもとに、持ち時間5分で発表。その内容、インパクト、話し方・姿勢などを審査。
鉄軌道部門
鉄道の部、軌道の部に分かれて、それぞれ実技競技、学科競技を実施。
実技競技は事前に行ない、鉄道の部では故障時・非常時の処置対応を、軌道の部では営業車両にて運転技能や接客態度を審査する添乗試験を実施。当日は学科試験を実施。
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会社概要
■両備グループ
事務局:岡山県岡山市北区下石井2-10-12 両備ホールディングス株式会社本社内
代表者:両備グループ代表 小嶋 光信
主なグループ企業:両備ホールディングス株式会社、株式会社両備システムズ、岡山交通株式会社、和歌山電鐵株式会社、株式会社中国バスなど
従業員数:約8,100人
連結売上高:1,606億39百万円(2022年度)