ちとせグループ、第三者割当増資による総額31億円の資金調達実施

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世界のバイオエコノミーをリードする“ちとせグループ”の統括会社 CHITOSE BIO EVOLUTION PTE. LTD. は、株式会社資生堂、日本ガイシ株式会社、三井金属鉱業株式会社(※1)、三菱化工機株式会社、天野エンザイム株式会社、Mers Line Pte. Ltd. (※2)、池田糖化工業株式会社、神鋼商事株式会社を引受先として、第三者割当増資により総額31億円の資金調達を実施したことをお知らせします。調達した資金は、石油産業に代わる藻類基点の産業を構築するプロジェクト「MATSURI」を加速させるべく、藻類の生産規模拡大や製品開発に充当します。これによりカーボンニュートラル社会の実現に貢献し、千年先の豊かな未来に向け各社と共に取り組んでまいります。

※1 三井金属鉱業株式会社をLimited Partnership、SBIインベストメント株式会社をGeneral PartnershipとしたMitsui Kinzoku-SBI Material Innovation Fund の出資です。

※2 Mers Line Pte. Ltd.グループに属するSun Sail Navigation Pte. Ltd.の出資です

増資の背景と目的

ちとせグループは、千年先まで人類が豊かに暮らせる未来像を描き、石油産業に代わる藻類基点の新産業構築を目指しています。様々な業界のプレイヤーと立場や業種を越えて協働しながら、人々の生活を支える燃料、食品、化成品、化粧品や飼料など、藻類製品を普及させるべく、生産規模の拡大と多角的な用途開発を同時に進めています。

藻類生産設備の大規模化においては、2018年8月に0.1haの設備、2023年4月に5haの設備CHITOSE Carbon Capture Central (C4)を竣工させ、2030年に2,000ha規模、2050年には1,000万ha規模への拡大を計画中です。なお、ちとせグループは今年度、2,000ha規模への生産設備拡大に向けた事業を開始しており、そのうちの100ha規模までの設備拡大および用途開発は、NEDO(※3)のグリーンイノベーション基金/バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクルの推進(※4)に採択されております。

※3  国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構

※4  グリーンイノベーション基金/バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクルの推進について

バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクルの推進 | NEDO グリーンイノベーション基金
2020年10月、我が国は「2050年カーボンニュートラル」を宣言し、2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする目標を掲げました。この目標は、従来の政府方針を大幅に前倒すものであり、並大抵の努力で実現できるものではありません。エネルギー・産業部門の構造転換や、大胆な投資によるイノベーションといった現行の...


今後の調達計画

資源の安定調達と持続可能なものづくりへの貢献に対する期待感の高まりから、今年度の目標調達額30億円を上半期中に達成することができました。マーケットの旺盛な需要に鑑み、下半期以降も精力的に投資家の皆様との対話を継続していく所存です。


各社コメント

株式会社資生堂

資生堂 企業情報 | 資生堂 企業情報
資生堂の企業情報はじめ、会社案内、主なブランド、投資家情報、サステナビリティ、研究 / 生産、採用情報、投資家情報、ニュースなどがご覧いただけます。資生堂公式企業情報サイト。

当社は、企業使命「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(美の力でよりよい世界を)」のもと、人々の肌だけではなく、自然環境をも健やかに美しく維持する、人にも地球にも優しい化粧品開発に取り組んでいます。ちとせグループと共に「藻」の持つポテンシャルを最大化し、資源を枯渇させることのない、地球のシステムと一体となった循環型モデルを築き、グローバル化粧品市場を刷新するサステナブルな価値創造をリードしていきます。

日本ガイシ株式会社

日本ガイシ株式会社
世界を、未来を、進化させる力。日本ガイシは、セラミック技術で応えます。時代のニーズを捉え、世界に応える新しい価値をセラミックスの限りない力で生み出します。

当社はMATSURIプロジェクトに参画しており、独自のセラミック技術を通じてカーボンニュートラルに貢献する藻類事業の開発を進めています。今後もちとせグループとバイオ産業の社会実装に向けて幅広く協働します。

三井金属鉱業株式会社

三井金属鉱業株式会社|マテリアルの知恵を活かす

三井金属は、持続可能な社会の実現に貢献するため、当社独自の触媒、分離精製技術を応用し、バイオものづくりのバリューチェーン構築の共創に取り組んで参ります。

三菱化工機株式会社

三菱化工機株式会社
三菱化工機は、プラント・環境設備の建設・エンジニアリングと、各種単体機器の製作及び、納入後のアフターサービスを軸に事業を展開しています。 製造機能を持ったエンジニアリング企業として、都市ガス・水素・石油化学・半導体・電子材料・船舶・医薬・各種水処理など様々な分野で求められる機械・設備を製作・建設し、産業社会の発展を力強...

藻類は地球の食糧・エネルギー問題の解決策となり、今回の投資は当社経営ビジョンに合致します。MATSURIと連携し、当社技術を活かして藻類事業発展に貢献してまいります。

Mers Line Pte. Ltd.

カーボンニュートラル社会の実現と多岐に渡る産業分野でのグリーンな貢献が期待されている微細藻類。当社はちとせグループが掲げる理念「生き物たちの力と共に、千年先までもっと豊かに」に共鳴し、これからも同グループの活動を応援させて頂きます。

池田糖化工業株式会社

https://www.ikedatohka.co.jp/

100年以上続く食品素材メーカーとして、これまでに培った食品加工技術を駆使して藻類バイオマスを実際の産業に使える形に加工・供給することにより、持続的でカーボンニュートラルな社会づくりを応援いたします。

神鋼商事株式会社

神鋼商事 株式会社
神鋼商事は、神戸製鋼のコア事業と密接に連携しながら、幅広い分野で産業や社会のニーズに応える4つの事業を展開しています。多用な機能を持つ複合商社として、すぐれた技術に基づく製品を的確・迅速に提供し、お客様の事業の発展と社会の忠実に貢献する、グローバルなビジネスパートナーを目指します。

当社は、今回の出資をきっかけに、微細藻類によるカーボンリサイクル、新規事業開発等、ちとせグループと協業して新たな資源循環型ビジネスモデルの構築を目指します。


<MATSURIプロジェクト>

"MATSURI"藻類産業構築プロジェクト ~藻 製品で実現するカーボンニュートラル~
燃料、プラスチック、塗料、生活資材、脱化石資源、カーボンニュートラル、サステナブル、エシカル消費、未来プロジェクト、藻類、バイオマス、SDGs、MATSURIプロジェクト、環境保護、

太陽光を唯一のエネルギー源とした藻類の大規模生産と事業化に強みをもつちとせグループが主体となり、日本を代表する企業群・行政と共にこれまで誰も成し得なかった藻類産業を構築するプロジェクト。MATSURIの名の通り、人類史上に残るお祭りとするべく、藻類の活用を通じたサステナブルな社会づくりを構築します。MATSURIでは、藻類産業の構築に向けて、業種や規模を問わず、更に様々な企業の皆様のご参加をお待ちしております。お問い合わせはこちらから。

<ちとせグループ概要>

ちとせグループ | ちとせ研究所を中核企業とするバイオ企業群
ちとせグループは、世界のバイオエコノミーをリードするバイオ企業群。千年先まで人類が豊かに暮らせる環境を残すべく、生き物(主に微生物、藻類、動物細胞)の能力を活かした事業を展開しています。

ちとせグループは、世界のバイオエコノミーをリードするバイオ企業群です。千年先まで人類が豊かに暮らせる環境を残すべく国や多くの企業と協力し、経済合理性を成立させながら技術を社会に展開しています。

◯ちとせグループ全体を統括する「CHITOSE BIO EVOLUTION PTE. LTD.」の概要

・設立:2011年10月

・本社:シンガポール

・代表者:CEO 藤田朋宏 Ph.D.

◯ちとせグループの中核法人として、技術開発・事業開発を行う「株式会社ちとせ研究所」の概要

・設立:2002年11月

・本社:神奈川県川崎市

・代表者:代表取締役 CEO 藤田朋宏 Ph.D./代表取締役 COO 釘宮理恵

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