■ インナーブランディングとは?
ブランディングと言えば、企業の理念を商品・サービス・広告・PRを通じて、顧客や消費者、社会に向けて発信していくことが思い浮かびますが、これをアウターブランディングと呼びます。
インナーブランディングはそれを「内側」、つまり社内に向けるものです。社内にむけたあらゆる施策を通じ、従業員一人ひとりが会社のコアカルチャーやアイデンティティ、企業理念への理解を深めることにより、従業員自身が主体となって意識・組織の変革を起こしていくことを推し進めます。「社内に自社のファン」を作り増やすことで、従業員は自ら率先して自社が大切にしているもの(企業理念・ミッション・バリューなどで表現されるもの)を体現しようとし、さらにはそれを外部へ向けて発信していこうと行動します。その行動こそが無形資産(人、文化)の価値向上、人的資本の価値向上につながり、最終的にはその企業における永続的な業績向上の基盤構築につながっていきます。
■本書の特徴
インナーブランディングは、2000年代から日本に普及し始めました。同義の言葉として、「インターナルブランディング」「インナーマーケティング」「インターナルマーケティング」という名称で扱われていることもあります。徐々に普及しはじめているインナーブランディングですが、何となくその重要性を肌で感じているけれども、じゃあどのように自社で取り組んだらいいのかと頭を抱えている経営者の方もおられるかもしれません。
本書は、「インナーブランディングとは」から始まり、「インナーブランディング(=従業員を自社のファン化する)」ことの目的、重要性、期待できる効果をじっくり著者が語っています。すでに施策に取り組んだ企業の具体的な事例紹介もあり、「インナーブランディング」そのものを理解したい方へお届けしたい一冊となっています。
■こんな方にお届けしたい
・理念の重要性はなんとなくわかっているが、なにから取り組めば良いかわからない
・従業員の目が死んでいる
・せっかく入社した従業員が定着しない
・会社のミッションや理念が社内に浸透しておらず、バラバラ感がぬぐえない
■著者の想い
この本には、目新しい技術やマネジメント手法などは書いていません。既知の内容がほとんどではないかと考えます。むしろ「当たり前」のことしか書いていません。
ただ、その「当たり前」をどれくらいの企業が実行し成果を得るに至っているのかを考えると、そう多くはないのではないでしょうか。
経営者の皆様は、海外から入ってくるマネジメント手法やITシステムにばかり目を向け、足元の本当に大切なことを見落としていませんでしょうか。
その「本当に大切なこと」が「企業理念」です。創業理念や起業理念という表現でも良いかも知れません。
そこにどれだけの想いを込め、従業員の心に伝わる言葉に言い換え、日々伝えきっているか。
企業理念は、企業内の全ての判断基準です。企業が向かう方向を決める、大切なものです。働くすべての従業員がそこに理解共感の念を抱くことができれば(ファン化)、組織はもっと強くなると思いませんか?
会社のことが少しでも好きであったり、ファンだと思える部分があったりすることで、同じ方向を向くことは可能だと信じています。
それが、ひいては社外の人や企業をもファン化していく大きな要員になるはずです。結果として業績が向上していくのです。
インナーブランディングの活動を通し、理念を本当に浸透させ、あるべき文化を醸成し、経営者も従業員もさらに元気になっていく。
その一助にしていただけたら、2年をかけて書いたかいがあります。
是非手に取ってご一読ください。
【本書の概要】
『インナーブランディングのすすめ 共感され、選ばれる企業へ』
鈴木 誠一郎 (著)
・出版社 : ビジネス教育出版社
・定価:2,200円(本体:2,000円+税10%)
・頁数:300頁
・寸法:21 x 15 x 1.5 cm
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【会社概要】
会社名:株式会社ブライトンパートナーズ
所在地:〒107-0062
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代表者:鈴木 誠一郎