ライフスタイルや症状に合わせて様々な治療の選択肢がありますが、その中に「加速矯正(スピード矯正)」があることをご存じでしょうか。
一般的な矯正治療よりも、歯の移動速度を上げて短期間にて矯正する手法で、患者に対する負担を軽減する方法です。
経験者の皆さんがどのようにして加速矯正を選んだのか、それに対するメリットやデメリットが何なのか知りたくないですか?
そこで今回、医療法人社団 銀座矯正歯科(https://www.ginzakyousei.com)は、加速矯正の経験者を対象に、「加速矯正(スピード矯正)」に関する調査を実施しました。
- 歯列矯正をする際に重視したポイントとは?
まずは、歯列矯正前に気になっていた症状について伺っていきたいと思います。
「歯列矯正前に気になっていた症状を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『上下の歯がかみ合わず、すき間が空いている(開咬)(57.8%)』と回答した方が最も多く、次いで『下あごが前に出ている(下顎前突)(22.6%)』『あごが横にずれ、顔が曲がっている(顔面非対称)(19.6%)』と続きました。
上下の歯が嚙み合わないことが気になっている方が半数以上いるようです。
それ以外にも、あごや顔のずれが気になっている方が多く、これが歯列矯正のきっかけになっている様子が窺えます。
では、歯列矯正を選ぶ際に重視したポイントは何なのでしょうか?
そこで、「歯列矯正をする際に重視をしたポイントは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『治療費(46.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『技術(37.8%)』『先生の口コミや評判(30.9%)』と続きました。
4割以上の方が治療費を重視しているようです。
歯列矯正は高額になる場合もあることから、費用を重視して選んでいる方が多いのかもしれません。
次に、技術や先生の評判など、施術面を重視している方が多いことが分かりました。
では、その中でも加速矯正を選んだ理由とは一体何なのでしょうか?
詳しく聞いてみました。
■加速矯正にした選んだ理由は?
・友人達の勧め(30代/男性/愛知県)
・勧められたから(40代/女性/福井県)
・話題になっており、試してみたかった(40代/女性/栃木県)
・急いで治したいから(50代/男性/北海道)
などの回答が得られました。
周りから勧められてスタートしたという意見があり、口コミで広がっていることが窺えます。
また、実際に治療にかかる時間が短縮されることから、短期間で治したいという方からも支持されていることが分かりました。
- 加速矯正も色々方法がある?それぞれ選んだ理由とは?
先程の調査で、歯科矯正をする際に重視したポイントや加速矯正を選んだ理由が分かりました。
加速矯正といってもさまざまな方法がありますが、加速矯正経験者の方々はどのような方法で行ったのでしょうか?
「加速矯正はどのような方法で行いましたか?」と質問したところ、『コルチコトミー(43.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『オーソパルス(39.8%)』『アクセルデント(14.0%)』と続きました。
骨表面にヒビを入れて歯が動きやすい環境を作る、コルチコトミーが最も多い結果となりました。
また、歯に近赤外線を照射して歯の移動を促すオーソパルスも多くの方に使われているようです。
では、それぞれ選んだ理由とは何なのでしょうか?
詳しく聞いてみました。
■その方法を選んだ理由とは?
【コルチコトミー】
・近所の医院がその方法だった(30代/女性/東京都)
・安い(40代/男性/宮城県)
【オーソパルス】
・医師の勧め(40代/男性/兵庫県)
・説明してもらい良く理解できたため(40代/男性/大阪府)
【アクセルデント】
・勧められたから(40代/男性/香川県)
・口コミで見た(30代/男性/東京都)
などの回答が得られました。
医師からの推薦でその方法を選んだ方や、通院している歯科医院で扱っているのがその方法だったというケースもあるようです。
また、治療費や施術内容に納得した上で選んでいる方もいることが分かりました。
新たな矯正方法として注目されている加速矯正ですが、それ以外に検討された治療法とは何なのでしょうか?
そこで、「加速矯正以外で検討した治療方法はなんですか?(複数回答可)」と質問したところ、『ワイヤー矯正(抜歯なし)(38.5%)』と回答した方が最も多く、次いで『マウスピース矯正(37.4%)』『ワイヤー矯正(抜歯あり)(34.3%)』と続きました。
矯正の中でも人気が高いワイヤー矯正ですが、抜歯なしの施術に興味を持っている方が多いようです。
次いで、目立ちにくいとされるマウスピース矯正で、重度の歯並びの悪さにも対応できる抜歯ありのワイヤー矯正という結果になりました。
- 加速矯正について知ったきっかけとは?
加速矯正以外に、抜歯なしのワイヤー矯正やマウスピース矯正などを検討している方がいることが分かりました。
では、加速矯正を知ったきっかけとは一体何だったのでしょうか?
そこで、「加速矯正について知ったきっかけは何ですか?」と質問したところ、『歯科医院で案内された(45.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『自分でインターネットで調べた(27.4%)』『その他の医院で案内された(13.7%)』と続きました。
4割以上の方が、医院側から加速矯正を案内されて知ったようです。
歯科医院で直接紹介された方が多くを占めている加速矯正ですが、エビデンスに関する情報を知っている方は、どれくらいいるのでしょうか?
続いて、「加速矯正の方法の中で、コルチコトミーのみが論文で認められたエビデンスがあると知っていましたか?」と質問したところ、半数以上の方が『知らなかった(51.5%)』と回答しました。
治療法として当たり前に提供されているものでありながら、認められたエビデンスがあるのはコルチコトミーだけであるという事実を知らずに、治療を受けていた方が多いようです。
大切な歯に関する問題だからこそ、慎重に選ぶ必要があるかもしれません。
- 他の人に加速矯正を勧めたい?
先程の調査で、半数以上の方がコルチコトミーのみがエビデンスで認められているという事実を知らなかったことが分かりました。
では、実際に加速矯正を経験した方は、同じような悩みを持つ方に勧めたいと思っているのでしょうか?
そこで、「自分と同じような悩みを抱えている方に、加速矯正を勧めたいと思いますか?」と質問したところ、8割以上の方が『とてもそう思う(31.8%)』『ある程度そう思う(56.4%)』と回答しました。
他の人にも勧めたいと感じている方が多く、満足度としては高いことが窺えます。
では、実際に加速矯正を経験した方が感じたメリットとは一体何なのでしょうか?
詳しく聞いてみました。
■加速矯正をするメリットとは?
・通常よりも短期間であることから、精神的にも負担が少ない(40代/男性/兵庫県)
・楽に食べられる(40代/男性/茨城県)
・口を気にしなくてよくなる(50代/男性/茨城県)
・時間と費用の節約(50代/男性/広島県)
などの回答が得られました。
時間や費用を抑えられたことをメリットに感じている方がいるようです。
また、他の矯正のデメリットでもある食べにくさや口元の見栄えを気にしなくなることをメリットに感じていることから、新たな矯正方法として今後も注目が高まっていくと言えそうです。
- 【まとめ】矯正治療のための外科手術は高満足度!自分に合った矯正歯科と矯正治療法の選択が重要
新たな矯正方法として注目を集めている加速矯正を実際に経験した方を調査してみると、満足度が高いことが分かりました。
8割以上の方が同じような悩みを持っている方に勧めたいと考えていて、時間の短縮や見栄えの良さなど、様々なメリットを感じているようです。
自分に合った歯列矯正を選ぶことは非常に大切であるため、どんな治療法が合っているのかを十分に相談した上で治療を始めていく必要があります。
加速矯正が気になっている方は、自分にはどの方法が合っているのか、歯の専門である歯科医師に相談しながら治療を行っていきましょう。
- 加速矯正を検討するなら『銀座矯正歯科』
矯正歯科治療において、矯正期間の長さが気になる方は多いと思います。
銀座矯正歯科(https://www.ginzakyousei.com/)では、ヘミオステオトミー・コルチコトミー併用のスピード重視の矯正の治療も行っております。
■コルチコトミー(歯槽骨皮質骨切除術)とは
コルチコトミー併用矯正は一度切った骨は、回復すると以前よりも丈夫になるという性質を利用した治療法です。歯の土台である骨の表面にヒビを入れる外科手術を用い、それが治癒するタイミングに合わせて歯を移動させる力を加えることで、通常より早く歯牙の移動ができる治療方法です。
■コルチコトミーのみがエビデンスで認められています
【東北大学大学院歯学研究科】
東北大学大学院歯学研究科の研究グループは、歯槽骨に微小の穴を開ける方法により、誘発された組織代謝が促進し、歯の移動が早くなること明らかにし、コルチコトミーが矯正治療期間の短縮に役立てることが期待できるというエビデンスを発表しています。
▼東北大学大学院歯学研究科『歯の移動を促進させる加速矯正治療のメカニズムを解明 〜矯正治療の期間の短縮へ光明〜』
https://www.speeddental.com/wp-content/uploads/2022/03/tohokuuniv-press20220323_02web_orthodontics.pdf
【日本矯正歯科学会】
日本矯正歯科学会がコルチコトミーにより矯正期間が大幅に短縮することを認めました。
PAOOが矯正治療期間の大幅な短縮を示すことは間違いありません。 Wilckoが抜歯患者以外の治療にPAOOを適用した場合、治療期間は4~6か月に短縮されました。 これは、従来の歯科矯正治療の期間の1/3~1/4でした。抜歯患者に関するShoreibahの研究では、従来の治療期間は約31か月でした。 しかし、総治療期間は、皮質切開後の従来の治療の半分に短縮され、抜歯ギャップを閉じるために必要な時間も大幅に短縮されました。 確かに、より短い歯科矯正治療時間は常にPAOO技術の主な利点でした。 ▼原文 |
【銀座矯正歯科山口先生と自由が丘矯正歯科成田先生のコラボ論文】
抜歯による外傷はRAP(骨の代謝を上げ)により歯の移動を促進することを証明しました。
▼コラボ論文
https://www.speeddental.com/wp-content/uploads/2022/01/20220120.gif
【コルチコトミーに関連した論文】
コルチコトミーが歯の移動を促進することは、臨床的にも実験的にも証明されています。
▼高橋 哲『顎矯正手術後の骨代謝活性の亢進 —Surgery First法の科学的根拠を探る—』
https://www.speeddental.com/wp-content/uploads/2022/04/20220430.pdf
■コルチコトミーのメリット
・通常の矯正治療より治療期間が短縮できる
・無理な力をかける必要がなく、歯根吸収を抑制できる
・痛みや移動による違和感を軽減できる
・一度切られた骨は自然治癒の力で手術前よりも丈夫になり、矯正後の後戻りが軽減される
・従来の治療では抜いていた歯も、コルチコトミーでは抜かなくて済むケースも多い
・皮質骨を除去するときに掘る溝が血液の循環を活性化させ代謝が盛んになり、歯肉が若返ってきれいなピンク色になる
さらに、従来のコルチコトミーにおける懸念点として歯肉を空けるために腫れてしまうことがありましたが、新しいコルチコトミーは歯肉を空けず、腫れにくくなっています。
■手術について
手術と聞くと不安を感じる方もいるかもしれません。
当院では、治療方法について患者さまに納得していただくまできちんと説明を行います。
また、頭では納得していても実際に緊張してしまう方には、専門の先生による静脈内鎮静法(IV)をお勧めしています。
約1時間ほどの手術で、その後30分ほど冷やしたらその日のうちに帰宅できます。
手術当日の入浴と飲酒は控える必要がありますが、普段と変わらない食事も可能です。
痛みが気になる方には鎮痛剤もお出ししますので、うずくことはほとんどありません。
4000件以上の症例、20年の歴史をもつ銀座矯正歯科なら、患者さまに安心と信頼をお届けできることをお約束します。
歯並びでお悩みの方は、まずは銀座矯正歯科の無料カウンセリングでご相談ください。
- 過去の調査リリース一覧
・「歯列矯正治療」に関する調査:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000040496.html
・「歯列矯正のイメージと治療に求めること」に関する調査:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000040496.html
・「歯列矯正前後のエピソード」に関する調査:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000040496.html
・「マウスピース矯正」に関する調査:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000040496.html
・「矯正治療によるフェイシャルプラン」に関する調査:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000040496.html
・「ワイヤー矯正」に関する調査:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000040496.html
・「歯科矯正と小顔効果」に関する調査:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000040496.html
■医療法人社団 銀座矯正歯科:https://www.ginzakyousei.com/
■お問い合わせ:https://www.ginzakyousei.com/contactssl.html
■TEL:03-3567-5454
調査概要:「加速矯正」に関する調査
【調査期間】2022年6月20日(月)~2022年6月21日(火)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,012人
【調査対象】加速矯正の経験者
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ