SMN、共通IDソリューション「IM-UID」を導入〜「Logicad」を通じたiOSデバイスへのリターゲティング配信が可能に〜

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 SMN株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:井宮 大輔、以下SMN)は、同社が提供するDSP(*1)「Logicad(*2)」と、株式会社インティメート・マージャー(本社:東京都港区、代表取締役社長:簗島 亮次、以下インティメート・マージャー)が提供する共通IDソリューション(*3)「Intimate Merger Universal Identifier(以下「IM-UID」)」を連携いたしました。この度の連携により、「Logicad」を通じたiOSデバイスへのリターゲティング広告配信が可能になりました。

  • 「IM-UID」導入の背景

 昨今、ユーザーのプライバシー保護の観点から、広告配信やその効果計測に活用されてきた3rd Party Cookieの利用規制が進んでいます。そのため、広告配信プラットフォームを提供する事業者は3rd Party Cookie規制への対応を求められています。このような背景から、SMNは、同社が提供するDSP「Logicad」と、インティメート・マージャーが提供する共通IDソリューション「IM-UID」を連携し、3rd Party Cookieに依存しないリターゲティング広告配信を実現いたしました。

 Appleが3rd Party Cookieの利用規制を発表して以来、iOSデバイスへのリターゲティング広告の配信は困難でした。今回の「IM-UID」の導入により、「Logicad」を通じて、ユーザーのプライバシーを保護しながらiOSデバイスにリターゲティング広告を配信することが可能になりました。配信先が拡大し、アプローチできるユーザーが増えることで、さらなる広告効果向上が期待できます。

  • テスト配信の結果

 「IM-UID」の導入にあたり、SMNは、「IM-UID」を活用したリターゲティング広告のテスト配信を行いました。テスト配信の結果、AndroidデバイスだけでなくiOSデバイスにもリターゲティング広告を配信することで、imp数・CV数が増加することを確認いたしました。また、以下の事例では、CVR・CPAの改善が見られました。

【事例概要】

【配信結果】
 当該事例において、Androidデバイスのみへの配信実績と比べ、Androidデバイスへの配信とiOSデバイスへの配信を合わせた実績では、imp数・CV数が増加しました。また、CVRは約2.7倍向上し、CPAは約40%改善しました。これまでアプローチできなかったユーザーにリターゲティング広告を配信できるようになったことで、広告効果が改善されました。

 今後もSMNは、ユーザーのプライバシーに配慮しながら、広告主様の広告効果の最大化を実現してまいります。

*1 DSP(Demand Side Platform)

広告主の広告配信効果を最適化するためのプラットフォーム。

*2 「Logicad」

大規模な配信ログ、オーディエンスデータを高速かつ安定的に処理することが可能なシステムインフラを備え、独自のアルゴリズムを用い、RTBにも対応した自社開発の広告配信最適化プラットフォーム。

・詳細:< https://www.logicad.com/ >

*3 共通IDソリューション

媒体社や広告主が発行・管理するユーザー情報を元に、個人を特定しない形でIDを生成する技術。暗号化されたIDのみを媒介することで、連携するプラットフォームはプライバシーに配慮したユーザーターゲティングや広告の効果測定が可能となる。

■SMN株式会社 < https://www.so-netmedia.jp/ >

2000年3月に設立。ソニーグループで培った技術力をベースに、マーケティングテクノロジー事業を展開しています。「技術力による、顧客のマーケティング課題の解決」を実現するため、ビッグデータ処理と人工知能のテクノロジーを連携し進化を続けています。現在、DSP「Logicad」、マーケティングAIプラットフォーム「VALIS-Cockpit」のほか、テレビ視聴データ活用広告配信サービス「TVBridge」を提供するなど、マーケティングに関する様々な課題解決を実現しています。

※記載されている会社名、団体名、商品名、サービス名は各社、各団体の商標または登録商標です。

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