スキー場閉鎖後、駒ケ岳の雪解け水がシリカが配合されており、飲料水を作る水工場が建設されました。しかし間もなく多額の負債を背負い倒産に追い込まれます。
ここで大きな問題が発生します。水工場に供給されていた水の権利が倒産した会社にあり、その権利を外資が購入しようとしていました。
そこで地元の要請もあり、弊社で建物と土地の賃貸の権利を購入し同じことが繰り返されないよう、木曽駒冷水公園として整備し地元の方々やボランティアの方々により保持していこうと考えたのがこのプロジェクトを立ち上げた経緯でございます。公園維持のための寄付や売店での薪などの販売による利益によって収益を上げていく必要がございます。ご来園数が増えることで行政による道路の整備や電線などの維持も行われます。地域の名産物や商品を販売することにより地域活性にも役立ちます。収益を確保することで水源の清掃や整備、登山道の整備による水源までの同線の確保など様々な活動が可能になります。
木曽駒冷水公園は無料で自然を体験できる公園です。キャンプ場利用や魚のつかみ取りなど無料で体験することができます。子どもも大人も一緒になって自然を満喫し、自然を感じ、自然を体感できる公園です。この公園に多くのお客様がご来園いただくことにより、自然を守る大切さを知ってもらうとともに、自然の厳しさや強さも体験していただき、水源を守る重要性を理解していただく狙いもございます。有料の施設ではなく、無料にしている理由は一過性のブームにより集客してきた今まで失敗を繰り返してきた観光スタイルではなく、子どものころ体験した楽しみを自分が親になったときも子どもに伝えていくような永遠に続く施設を作ることで、水源を守ることができると思ったからです。
また、公園に来園者が増えることにより、地域の活性化を図り、地元に貢献していきたい強い気持ちもございます。
この木曽駒冷水公園を繁栄させることにより、木曽町自体も繁栄していく未来があると思います。