太陽と月の動きに基づく天文学と、二十四節気など季節の流れと、十干十二支や易の思想に基づいた「運命学」が織りなす暦には、人生の節目だけでなく毎日の生活にも役立つ人間の知恵がいっぱい詰まっている。冠婚葬祭の日取りに役立てる人、宝くじでおなじみの「一粒万倍日」を利用する人、占いで開運へ誘ってほしいと願う人など様々いて、使い方も十人十色、万人が使えるまさに便利帳。
江戸初期までは中国由来の暦だったが、以降は日本人による暦が作られ、現在でも根強い「六曜」が流行。明治から第二次世界大戦以前は政府だけが刊行、戦後は自由に作られるようになった。本書は東洋占術と西洋占星術が一緒になっている稀有な存在である。
洋の東西、ともに共通しているのは地球や宇宙の「気」の流れを重視していること。「気」は何らかの形で地上に生きる人間の生活に影響を与えているという想いを原点としているといいます。
本書は「暦」と「占い」に大きく分けられるが、暦は農業や暮らしの目安に欠かせず、占いは毎朝のテレビや雑誌コーナーの常連。「星占い」だけで十分という若い人には東洋占術の奥深さを、「祐気取り」だけでいいという中高年には西洋占術の面白さも知ってもらえ、東西の占術が融合した日本人的な考えに適した構成になっている。
暦は見なくても神社仏閣にお参りされる方には、大吉・吉・半吉・凶・末吉など100本のおみくじが、ページにランダムに載っているので、毎朝の「運試し」にパッとめくってみては。
ご自身の運勢だけでなく「気になる人」の運勢、日本の令和6年/2024年はどんな年になるのか、先読みしてみてはいかがか。暦を開いて災難から逃れるヒントを探り、良い運を引き寄せることができます。
・目次
令和6年、甲辰(きのえ・たつ)三碧木星 年方位図
令和6年、略暦
はじめに
令和6年はこうなる
九星開運暦とは、暦の基礎知識
1月~12月の暦、星の運行
◎
年運…(一白水星~九紫火星)
月運…(一白水星~九紫火星)
一白水星生まれの運勢
二黒土星生まれの運勢
三碧木星生まれの運勢
四緑木星生まれの運勢
五黄土星生まれの運勢
六白金星生まれの運勢
七赤金星生まれの運勢
八白土星生まれの運勢
九紫火星生まれの運勢
◎
易で見るコイン占い
手相占い
人相占い
四柱推命
姓名判断
家相の活用法
冥王星の水瓶座入り
惑星開運術
星座占い
月星座の開運術
西洋ラッキーカラー&ヒント
タロット占い
◎
占術家名鑑
◎
開運吉方位
・著者プロフィール
一般社団法人 日本占術協会(いっぱんしゃだんほうじん にほんせんじゅつきょうかい)
1973年に発足した日本有数の占術家団体。洋の東西を問わず、さまざまな占術を修得したプロフェッショナルの占術家、全国500名余りが登録している。占術家の資質の向上、また運命学の正しい理解と普及のために活動している、非営利団体。
・書籍情報
書名:東西開運暦 令和6年/2024年
著者:日本占術協会
仕様:四六判・240ページ
ISBN:978-4-8024-0159-3
発売:2023.08.10
本体:1,320円(税別)
発行:ハート出版