1)台風6,7号、水不足、2023年7月豪雨による被災生産者支援の取り組みについて
◆ 背景
2023年8月の台風6,7号は、西日本を中心に甚大な被害をもたらしました。当社にも、圃場・畑の水没、施設の崩壊、土砂崩れといった被害情報が生産者より寄せられています。
また、2023年7月の大雨でも東北・近畿・九州地方を中心に各地の生産現場が被害を受けている一方で、関東・北陸地方では、水不足によって作物が生育不良になったという声も集まっています。
このような状況を受け、当社では、生産者支援金(※)を活用して、自然災害の被害を受けた生産者の支援を実施します。
◆ 取り組み概要
被災生産者を金銭面で応援可能な「応援商品」の販売と送料500円OFFを開始
被災したことにより、当面の生産活動や生鮮品の出品が困難になった生産者がいることを受け、被災生産者を金銭面で応援可能な「応援商品」の出品を可能にしました。「応援商品」は、生産物の販売がない金銭支援のみ可能な商品と、生産物がついた商品の2種類を用意しています。なお、金銭支援のみが可能な「応援商品」の売上は、全額が生産者に支払われます。
また、自然災害の被害を受けて出品された「応援商品」を対象に、8月16日(水)より、当社の生産者支援金を活用した送料の500円OFFを開始しました。該当商品には「#自然災害被害の支援お願いします」というタグを付与し、自然災害により被災した生産者と、商品を買って応援したいと考える消費者とのマッチングを促進します。
「応援商品」一覧:https://onl.sc/as9uRUh
出品商品数(8月18日(金)10:00時点): 12点
出品生産者数(8月18日(金)10:00時点): 8名
送料割引対象期間:2023年8月16日(水)~8月31日(木)*期間は予告なく変更の可能性有
※生産者支援金について
当社が行う「ポケマル生産者支援プロジェクト」では、企業や個人からの支援を、気候変動や自然災害、世界情勢の変化といった有事の際に生産者支援のために活用すべく、生産者支援金をプールしています。
ポケマル生産者支援プロジェクト詳細ページ:https://poke-m.com/lp/producer-yell
2)各地の被害状況について
◆ 鹿児島県西之表市 小川真二さん(野菜)
台風6号による影響により、農園のハウス2棟が浸水被害を受けました。また、植え付け直後の安納芋畑の苗が風で折れたり、吹き飛んでしまいました。幸いなことに、けが人はなく、スタッフ一同安全に避難できましたが、被害総額は250万円を超える厳しい状況となりました。
◆ 沖縄県名護市 上原 豊さん(果物)
台風6号によりビニールハウスのビニールが飛ばされてしまいました。
ハウスの中に直接雨が降り注いだため、マンゴーが雨にぬれて贈答用として扱うことができなくなってしまいました。マンゴーだけでも300万円ほど、設備を含めると500万円ほどの被害となってしまいました。
◆ 沖縄県名護市 尾関茂雄さん(酪農)
台風6号で甚大な被害が出ました。暴風でバナナ畑も木々が倒れ、トタン板が飛び、搾乳小屋も壊れてしまい機械も故障。現在は空の下で手絞り搾乳です。停電時はポンプが止まり、水を川から汲み上げられなくなってしまいました。
3)当社の支援事例
◆ 自然災害
2020年7月(令和2年7月豪雨)
「#豪雨被害で困っています」タグの設置
2020年9月(台風9号・10号)
記事およびSNSでの情報発信、「#台風被害で困っています」タグの設置
2021年8月(令和3年8月豪雨)
まごころ商品の販売、「#令和3年8月豪雨被害で困っています」タグの設置
2022年8月(令和4年8月豪雨台風8号)
応援商品の販売、「#豪雨被害のご支援をお願いします」タグの設置
2022年9月(台風15号)
応援商品の販売
2023年7月(令和5年7月豪雨)
応援商品の販売、「#豪雨被害のご支援をお願いします」タグの設置
◆ポケマル生産者支援プロジェクト
2023年6月
「ポケマル生産者支援プロジェクト」の開始
◆ 新型コロナウイルス感染拡大
2020年3月
「フードレスキュー特集」記事の公開、「#新型コロナで困っています」タグの設置、「食材5%OFFクーポン」の発行
「#新型コロナを吹き飛ばせ」タグの設置、特集記事の公開
2020年4月
生産者の審査体制強化
初回送料無料クーポンの提供開始
初回送料無料クーポンの提供期間延長
2020年12月
「#フードレスキュー特集」タグの設置、「フードレスキュー特集」記事の公開
2021年3月
一部商品の送料無料化、150箇所のこども食堂への食材提供
◆ 東日本大震災
2021年2月
「3.11応援商品」の販売・特設サイトの公開、オンラインイベントの開催
【ポケットマルシェについて】
ポケットマルシェ( https://poke-m.com/ )は、全国の農家・漁師から、直接やりとりをしながら旬の食べ物を買うことができるプラットフォーム。提供は2016年9月。現在、約7,800名(2023年8月時点)の農家・漁師が登録し、約15,000品の食べ物の出品と、その裏側にあるストーリーが提供されている。新型コロナウイルス感染拡大をきっかけに食への関心が高まり、ユーザ数は約13.5倍、注文数はピーク時に約20倍となり、約70万人の消費者が「生産者とつながる食」を楽しむ。
ポケマル公式X(Twitter):https://twitter.com/pocket_marche
ポケマル公式Instagram:https://www.instagram.com/pocket.marche/
【会社概要】
会社名: 株式会社雨風太陽
代表者名: 高橋博之
所在地: 岩手県花巻市大通一丁目1番43-2 花巻駅構内
東京オフィス: 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-26-5 金子ビル3F
事業内容:
・生産者と消費者を直接繋ぐCtoCプラットフォーム「ポケットマルシェ」の企画・開発・運営
・寄附者と生産者が繋がるふるさと納税サイト「ポケマルふるさと納税」の企画・開発・運営
・食べもの付き情報誌「食べる通信(R)」の普及・多地域展開の促進、「東北食べる通信」の企画・運営
・親子向け地方留学プログラムの企画・実施
・生産者の販路拡大・地産品の認知向上・関係人口創出を目的とした自治体支援施策の企画・実施
・産直食材を活用したキャンペーンや福利厚生プラン等の企業向けプログラムの企画・実施