東京2020オリンピックパラリンピック大会でも、フィールドキャスト8万人全員が「ダイバーシティ&インクルージョン研修」としてDETを受講しました。現在、世界39カ国で実施されています。
ファシリテーターの中には外出困難な人や、数年にわたり入院し続けている人もいます。
その中で今回は、鹿児島市育ちの難病者山本順子が、分身ロボットOriHimeを使い、DETファシリテーターとして参加者のグルーディスカッションに入ります。
他には、「第一回SDGs岩佐賞~平和の部~」を個人受賞した石川明代がメインファシリテーターを担当、総勢8人の車椅子ユーザーが、DETファシリテーターとしてグループワークを進行します。
DETを通して、多様性と共生を、「障害」を入り口として参加者全員でディスカッションをし、考え、多様性と共生を実現するための行動に繋げます。
NPO法人障害平等研修フォーラム(事務所:東京都大田区、代表:久野研二)は、2023年9月14日(木)、弊団体が育成した認定・登録ファシリテーターが行う「障害平等研修(以下DET)」の後援を行います。
今回は、外出困難なファシリテーターも自宅から、分身ロボットOriHimeに入り参加者の皆さんと対話します。
寝たきりの人も長期入院中の人も、DETファシリテーターとして活躍することができます!
◎参考:首相官邸ホームページ『ユニバーサルデザインの社会づくりに向けた試行プロジェクト』P21~P84でDETについて掲載
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tokyo2020_suishin_honbu/udsuisin/pdf/201703_hokoku.pdf
◎参考:『分身ロボットOriHime』とは https://orihime.orylab.com/
◎参考:『第一回SDGs岩佐賞~平和の部~』個人受賞。『進行役は当事者 「障害平等研修」で共生社会の実現目指す 石川明代さん』 https://www.asahi.com/sdgs/article/14741179
《※※当セミナーは、メディア取材を受け付けます。※※》
・ダイバーシティ&インクルージョン 多様性と共生 共生社会づくり
・鹿児島を、より誰もが暮らしやすい街に! 街づくり ユニバーサル観光
・改正により2024年から、これまで努力義務であった民間事業者の合理的配慮の提供も義務化される
「障害者差別解消法」の推進
・障害者の就労(分身ロボットOriHimeで研修講師)(障害者ファシリテーター)
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『鹿児島を、誰も置き去りにしない街にするために』
~障害平等研修(Disability Equality Training:DET)~
【開催概要】
イベント名:『鹿児島を、誰も置き去りにしない街にするために』
~障害平等研修(Disability Equality Training:DET)~
開催日時:2023年9月14日(木)
17:30〜18:50 県職員・議員向けDET
19:00~20:30 鹿児島県民一般市民向けDET
開催会場:コワーキングスペースSOUU(鹿児島県庁舎18階)
参加費:無料(事前申込み制。申込みのない方はお席の空きがない場合、お断りすることがございます)
主催:コワーキングスペースSOUU、CILてくてく
後援:鹿児島県(申請中)、NPO法人障害平等研修フォーラム
【お申し込み方法】
メールフォーム、またはお電話にてお申し込みください。
お申し込みメールフォーム:
https://docs.google.com/forms/d/1e2DacKmGHldZ-V4GyU0e3IKskboYCVkCmv9RnP9Zg-0/edit
お問い合わせ:
CILてくてく(福嶋・小牧) Tel/Fax: 099-208-0527 Mail: cil_kagoshima@yahoo.co.jp
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【DETファシリテーター(五十音順)】
石川 明代
・東京都在住
・医療過誤による頚椎損傷と脳幹血管腫、車椅子ユーザー
・一般社団法人Get in touch事務局
・バリアフリー社会人サークルColors代表
Colorsが舞台のドキュメンタリー映画
『ラプソディオブColors』2021年劇場公開。
・【第一回SDGs岩佐賞~平和の部~】2022年個人受賞
DET個人実施実績500回による社会変革の効果を認められての受賞。
川﨑 良太
・鹿児島県在住
・脊髄性筋委縮症、車椅子ユーザー
・CILてくてく代表
・妻と息子が宝物です!
小牧 愛
・鹿児島県在住
・脊髄性筋委縮症、車椅子ユーザー
・CILてくてくスタッフ
・趣味は、旅行と食べること
福嶋 哲平
・鹿児島県在住
・多発性硬化症、車椅子ユーザー
・CILてくてくスタッフ、司法書士
・趣味は、スターバックスコーヒーに籠もること
クラッシック音楽鑑賞
細野 直久
・東京都、群馬県在住
・16歳のとき事故で脊髄損傷、車椅子ユーザー
・ロードスタージャパン合同会社利八代表
福祉用具専門員、相談支援専門員
・趣味は車椅子テニス
山本 順子(分身ロボットOriHimeで参加)
・福岡県在住、実家は鹿児島市
・筋無力症
・テレワークでの会社員
・きゅうりとキャンプが大好きです!
【リソースパーソン】
上妻 龍一
・鹿児島県在住。生まれは種子島。
・脊髄性筋委縮症、車椅子ユーザー
・CILてくてくスタッフ
・趣味は、ライブに行ったり、外で遊ぶこと
矢野 剛教
・鹿児島県在住
・脳性麻痺、車椅子ユーザー
・錦江町役場勤務、社会福祉士
・ダイビングが大好き!写真はダイビング中の矢野です。
NPO法人障害平等研修フォーラムについて
2005年に任意団体として発足し、2014年7月にNPO法人として東京都に登録しました。DETの普及のため、DETに関する教材の開発や発行、ファシリテーターの養成やDETの実施を通してDETの普及を行っています。現在39か国に340名以上のDETファシリテーター会員がいます。日本においてはDETを専門とする唯一の団体です。
障害平等研修は1990年代後半から英国で障害者差別禁止法の推進のための研修として発展してきました。DETフォーラムは2005年に任意団体として形成され、主に途上国での障害平等研修の推進に関わってきました。2014年から日本国内での推進に向け本格的な取り組みを始めました。
世界的な流れを見ると、2006年に障害者権利条約が採択され、「障害」は個人ではなく社会の側にあり、「障害者の権利と尊厳を保障する」という考え方が世界に広まりつつあります。日本でも、2016年4月から障害者差別解消法が施行となりました。改正により2024年から、これまで努力義務であった民間事業者の合理的配慮の提供も義務化されます。
こうした動きを背景に、日本を含む世界では「社会にある障害を取り除くこと」がまさに求められています。その新しい規範を理解し実行するための手段であるDETを通して障害者の社会参加を推進することがDETフォーラムのミッションです。
【会社概要】
社名:NPO法人障害平等研修フォーラム
本社所在地:〒143-0016 東京都大田区大森北2-6-1サンプラザ竹虎307
代表取締役:久野研二
事業内容:
①障害平等研修の実施
自治体や企業などで障害平等研修を実施します。研修は半日から数日間かけて行うものまでご希望に合わせて個別にプログラムを組みます。研修終了後には、障害を人権の視点でとらえることができるようになります。
②ファシリテーターの育成教育
障害当事者を対象に60時間の研修を実施します。研修修了者には「修了証」を発行、ファシリテーター自身が所属機関などでの研修や、DETフォーラム主催の障害平等研修でファシリテーターとして活躍する機会を持つようになります。
設立:2005年10月
HP:https://detforum.org/