TOYOグループとEVNは、TOYOグループと東京工業大学吉川邦夫教授との共同研究による、「次世代型加水分解装置」によるバイオマス(農業残や、生活ゴミ)の製造をし、火力発電用微粉炭バイオマスの提供を行い、EVNの発電所との協力のもと、石炭燃料との組み合わせで電力を生産することをTOYO グループは提案しています。
また、TOYOグループは、EVNとの共同調査を通じて、ベトナムにおける発電所の運用技術提供、石炭、石油、LNGなどの燃料供給にも力を入れていくことを提案しました。
ベトナムで発電所を建設する際の効率性を確保するため、第8次電力計画[1]に基づく石炭火力発電の展望やベトナムの発電所、燃料供給源についての調査を今後も続けていく方針です。
TOYOグループとEVNは、将来の協力に向けて引き続き調査し、研究することで合意しました。
[1] 第8次国家電力開発基本計画
PDP8では、2050年のビジョンとして、設備容量は49万529~57万3,129MWを目指す方針を示しました。この数値は2030年の目標の3倍を超えるものであり、増設分の大半は再エネによって賄われ、電源構成の再エネ比率を6割以上に引き上げる計画です。総発電量は1兆2,243億~1兆3,787億kWhを想定しています。
左 Tran Dinh Nhan氏 右 toyo group会長 古塩勝彦
<EVN概要>
会社名 : Vietnam Electricity Group
代表者 : Tran Dinh Nhan (チャン・ディン・ニャン)社長
本社所在地 : ベトナム、ハノイ
設立 : 1995年
事業内容 : 発電・送配電事業