ー試合の総括をお願いします。
いつも以上に動きが重かったのと、いつもの勢いが出せなかったところが全体的にありました。
ーいつも以上に動きが重かったというのはどういった事が理由になりましたか。
コンディショニングの部分と、いつもと違う変化だったり、いろんなアクシデントがあった中で、いつもと違う形で入ってしまったのかなっていうのはあります。
週の間に選手が怪我をしたりとか、そういったことがあったので、平常心を保った中で今日の試合に臨むってことは、意識してみんなやっていたが、もしかしたらそういったところが難しかったのしれないです。
ー代行という形でしたが、F1のトップリーグでの指揮となりましたが、どのような経験になりましたか。
望んでいたものではなかったですが、こういう立場にいる以上、いずれはそういうことがあるっていうのは覚悟していたので、いい経験をさせてもらったと思います。
ー昨シーズンの就任のコメントで”女性指導者の道標になれるように頑張る”とあったが、いい実例の一つになったと思います。女性が男性のチームを率いるっていうところに難しさはありましたか。
就任前は、女性指導者っていうところでい、いろんなプレッシャーを感じていましたが、いざ始まってみたら、個人的にはやりずらさなどは感じていないです。
選手は分かりませんが、女性だから、男性だからとかっていう意識はないです。
もしかしたら、選手もそこまで意識していないような感じはあると思います。
ー名前を呼ばれて、炎の演出の中アリーナへ入場し、拍手もありましたが、その時はどのような感情でしたか。
緊張しかなかったですね。(笑)
1200人以上のお客さんに入っていただいたっていうのが、会場のアナウンスでわかっていて、その声援に応えたいなっていう気持ちで40分を過ごしました。
結果が伴わなかったのが少し残念です。
ー女性指導者が今後活躍していく上で今日がとても大事な1日になったと思います。これから藤田さんの背中を追っていく女性指導者へ向けてメッセージはありますか。
絶対数が少ないので、とにかく女性指導者が増えてほしいと思っています。
私はたまたま縁があって男子の世界に入ってますけど、男子も女子も世界としては同じなので、どんどん男子の世界に入っていくのもすごく大事なことだなっていうのは今やりながら感じていることなので、そういう人が増えたらいいなと思っています。
ー女性指導者に男子の世界にも来てほしいと言っていましたが、どういったところが大事になると思いますか。
最初は女性ということをすごく意識していましたが、いざ入ってみると女性も男性も関係ないなと思っており、今回はチカラが伴わず、この結果となりましたが、あくまで人対人なので、そこが男性なのか、女性なのかっていうのは関係ないと思います。
なので、活躍したいっていう気持ちがあるんだったら、フィールドは女子だけじゃなくて、男性の場所にもあるってことを知ってもらいたいです。
そこに自分の性別への意識はいらないのかなって。
自分も最初は女性の世界しか頭に無かったですが、男性チームに声をかけてもらって、そういう手もあったんだなと気付かされたので、私がやっていることによって、そういう人が増えたらいいんじゃないかなと思っています。