日本の固定価格買取制度(FIT・FIP制度)において、バイオマス発電燃料として使用されるパームヤシ殻(Palm Kernel Shell、PKS)は2024年3月までに第三者認証の取得が必要となります。
当社は、イーレックスニューエナジー佐伯株式会社において、2020年4月24日にいち早く発電事業者として日本で初めてPKSを対象としたGGL認証を取得し、燃料調達子会社のイーレックスシンガポールにおいても、2つの森林認証を取得しております。
この度当社は、イーレックスニューエナジー株式会社、豊前ニューエナジー合同会社、沖縄うるまニューエナジー株式会社において、GGL認証を取得いたしました。資源エネルギー庁が定める「事業計画策定ガイドライン」では、FIT・FIP制度の適用を受けている全てのバイオマス発電事業者に対し、2024年4月以降の燃料取引の全てにおいて第三者認証が要求される見通しとなっております。今回のGGL認証の取得により、当社の現在運転中である国内5基のバイオマス発電所は全てGGL認証を取得したことになります。
当社は、上流の燃料調達事業から発電事業、電力トレーディング事業、そして小売販売まで一貫した事業展開をしております。特に、上流である再生可能な生物由来のバイオマス燃料については、良質で低廉かつ安定的な燃料の確保に向け、現地企業、商社、海運会社等のパートナーとの連携を強化し、調達を行っております。さらに、生態系保全や持続的なバイオマス燃料の活用に向けて、サプライチェーンの管理等をカバーする各種認証の取得に積極的に取組んでおります。
木質ペレットやPKSといったバイオマス燃料の取扱量が拡大していく中で、各燃料の生産や製造、加工、輸送工程に関するトレーサビリティや合法性について、然るべき第三者認証機関による審査、管理の履行を行っていきます。そして、今後もこのような持続可能性確保に関する取組みを通じて、環境、地域社会に配慮した事業展開に努めてまいります。
当社はバイオマス事業を中心に、再生可能エネルギーを活用した事業を国内外において積極的に推進することで、地球温暖化の防止と、脱炭素社会の実現に向けて貢献してまいります。
注1 Green Gold Label︓ 2002年に発足。持続可能なバイオエネルギーの製造、加工、輸送、最終利用までを網羅し、独自の追跡・記録を担保する認証。
認証概要
既認証済
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