■電気代高騰で工場に大打撃…「地下水エアコン」なら電気代が大幅ダウン
年々値上がりする電気料金。特に今年に入ってからは値上がり幅が大きく、9割以上の企業で電気料金が上昇したといわれています(2023年4月/帝国データバンク調べ)また、空調消費電力は冷房の使用が増える夏季に多くなりますが(図1)、気象庁によると今年の夏(6~8月)の気温は平年並みか高く、厳しい暑さが予想されています。このため、企業、とりわけ電気の使用料が多い工場への経済的打撃が大きくなると考えられます。
(図1:空調消費電力の月別推移例)
そんな中、弊社が開発した「地下水エアコン」に注目が集まっています。「地下水エアコン」を使うことで、電気料金が最大10分の1になったという実績もあります。
(図2:10馬力エアコン10台と地下水クーラーとの比較例)
実際に導入した企業でも「電気代が5割程度になった」などという嬉しいお声をいただいています。お問い合わせは年々増加しており、夏に向けて冬~春に導入を検討し始める企業も増えてきました。
■年間15度前後で安定している地下水を利用し、圧倒的省エネを実現
地下水は、年間を通して15度くらいと安定しています。この地下水をくみ上げて熱交換器を通し、吹き出すことで、室内の空気が冷やされます(図3)。室内の空気は地下水+2~3℃くらいまで下がるため、およそ20℃くらいの快適な冷気となります。これが「地下水エアコン」の仕組みです。このときに使用する電力はファンとポンプのみで済むので、電気料金が大幅に値下げできるというわけです。
(図3:地下水エアコンの仕組み)
■地下水は二次使用も可能!SDGsの観点からみてもメリット大
使用した地下水を二次使用していただけるのも、地下水エアコンのメリットのひとつ。ボイラーの原水やトイレなどの雑用水、屋根などへの散水に使っていただくなど、有効活用されています。自然エネルギーを使うこと、使った地下水をムダにしないことから、SDGsの観点からもメリットが大きく、お問い合わせが増えている理由のひとつでもあります。
なお、自然の地下水を使うことで水質に不安を感じられる方もいらっしゃいますが、殺菌剤と触媒フィルタを使うことで水質が改善されるため、食品を扱う工場などでも安心して導入いただけます。
■冬には暖房としての利用も 年間通しての電気料金を削減へ
地下水エアコンのシステムが使えるのは、夏だけではありません。冬季は暖房としての使用も可能です。別途、補助熱源が必要ではありますが、工場の場合は廃熱(コンプレッサーの廃熱、ボイラーの廃熱、機械からの廃熱等)を使用できるため、コストを抑えることができます。このような仕組みにより、年間を通しての電気料金を削減することに繋がります。
■今後は工場をはじめ、大型スポーツ施設など幅広い施設で活用を
現在は製紙、プラスチックの成型、自動車部品、食品、建築系などあらゆる業種の工場への導入がメインです。また、体育館やドーム球場、アリーナなどの大型スポーツ施設でも導入が増えてきています。電気料金の高騰が叫ばれる今、あらゆる企業や施設にとってメリットの大きいシステムだと考えています。今後も普及を進めていく所存です。
(左:静岡県 ミネラルウォーター工場 / 右:福岡県 体育館)
■自然エネルギー技術紹介ページ
■自然エネルギー紹介動画
■企業情報
企業名:
株式会社アクアイースター
代表者:
木村 英太郎
所在地:
本社:埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-266-3 シンワKIビル2F
企画開発室:静岡県浜松市西区佐浜町4702-1
事業内容:
水処理、環境システムの開発と販売/再生可能エネルギー利用システムの開発と販売/ヒートポンプ事業/環境事業部門立ち上げコンサルティング