- 受託の経緯と目的
新型コロナウィルス感染症の感染拡大以降、日本企業は「新たな日常」に適したビジネスモデルへの転換や競争力維持や強化のため、デジタルトランスフォーメーションの促進が求められています。
その中で、東村山市内の事業者は、第4次産業革命といわれる ICT、IoT、AI などの技術の進展、および新型コロナウィルス感染症流行の長期化等により、産業構造や就業構造が変化するとともに、大きな転換期を迎えています。また、根強く残る固定的な性別役割分担意識によって、家庭で家事・育児・介護の役割を担うのは女性である場合が多く、それが男女間の生涯収入格差の原因のひとつであるとも言われています。長寿命化や離婚件数の増加を背景として、女性が長い人生を経済的困窮に陥ることなく生活できる力を身に付けることが課題となっています。
さらに、国中でデジタル化が進む中、デジタル技術を利活用できるデジタル人材の数は圧倒的に不足しており、国のデジタル田園都市国家構想においてもその育成・確保が大きなテーマとなっています。
今回の業務委託では、東村山市内の中小企業が抱える経営課題を解決するために、伴走型経営コンサルティング(次世代経営コンサルティング)を提供し、DX推進をサポートいたします。さらに、東村山市在住の女性に対し、ITスキルなど市場価値の高いデジタル教育を提供し、同一委託内で支援する市内中小企業を優先とした就業・就労支援に取り組むことで、収入向上と市内雇用創出・多様な働き方を推進しているまちとしての価値の向上を図ります。
- 委託内容と具体的な取り組み
(1)中小企業等デジタル化推進支援事業
① 基礎セミナーの開催
② 推進研修の開催
③ デジタル技術の活用及び導入に向けた伴走型支援
④ 事例発表会の開催及び支援事例集の制作
(2)女性デジタル人材育成事業
株式会社MAIA(本社:東京都港区、代表取締役:月田 有香、以下「MAIA」)と業務提携を行い、女性のデジタル人材育成事業及びそれに伴う共同事業運営支援を行います。
① 事業説明会の開催
② 研修プログラムの実施(ITスキルの習得をサポート)
③ 広報の実施
(3)市内中小企業等と女性デジタル人材のマッチング
「中小企業等デジタル化推進支援事業」の伴走支援先企業をはじめとする市内中小企業を優先とした就業・就労支援を行い、市内における雇用創出に努めます。
- 実施体制
- 株式会社フォーバルとは
企業経営を支援する次世代経営コンサルタント集団で、中小・小規模企業のDXアドバイザーのリーディング・プレーヤーであるフォーバル(資本金:41億50百万円、東証プライム市場【証券コード:8275】)は、中小・小規模企業を対象に「情報通信」「海外」「環境」「人材・教育」「起業・事業承継」の5分野に特化したコンサルティングサービスをコアビジネスとしています。詳しくは、ホームページ(https://www.forval.co.jp/)をご参照ください。
■会社概要
社名:株式会社フォーバル
代表:代表取締役社長中島將典
設立:1980年(昭和55年)9月18日
所在地:東京都渋谷区神宮前五丁目52番2号青山オーバルビル14階
URL:https://www.forval.co.jp/