1.本取り組みの背景と目的
昨年の埼玉県内の特殊詐欺の認知件数は、1387件、被害額 は 29億 1971 万円(対前年23%増)と大変深刻な状況となっています。 また、被害者の中心は 65 歳以上の高齢者で全体の 94.9%を占めており、高齢者の被害防止が喫緊の課題となっています。
一方、自宅の固定電話への 1 本の電話が特殊詐欺被害の契機となっていることが多いという実態を踏まえ、 NTT 東日本では 70 歳以上の固定電話などのご契約者などを対象に、AI を活用した「特殊詐欺対策サービス」をはじめとして、「ナンバー・ディスプレイ」および「ナンバー・リクエスト」など、特殊詐欺の防止に資する各サービスの月額利用料と工事費の無償化※1を 2023 年 5 月 1 日より開始いたしました。
これらのサービスをご活用いただくことにより、知らない電話番号からの不審な電話に、より注意を払っていただくことや、番号を通知しない電話には番号を通知してかけ直すよう応答することが可能となります。
※1 適用には条件があります。
「特殊詐欺犯罪の防止に向けた取り組みについて(2023/3/22)」
https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20230322_01.html
埼玉県警とNTT 東日本は、2022年12月21日に、「特殊詐欺の被害防止等の地域安全活動に関する協定※2」を締結しており、今回は、その取り組みの一環として、県警が県内で一斉に展開するキャンペーン活動に合わせ、熊谷警察署・NTT東日本が行政機関と連携して特殊詐欺被害防止への啓発活動を行うことになりました。
※2 「特殊詐欺の被害防止等の地域安全活動に関する協定(2022/12/21)」
https://www.ntt-east.co.jp/saitama/news/detail/pdf/hp20221221.pdf
今後も特殊詐欺の被害防止に取り組むことを通じ、地域の安心安全なまちづくりに貢献してまいります。
2.取り組み内容
熊谷駅前で、特殊詐欺への注意喚起をする啓発活動を行いました。
●日時・場所:6月15日(木)10:00~10:30 熊谷駅北口
●活動内容:特殊詐欺注意喚起チラシ、NTT東日本の特殊詐欺対策サービスなどの無償化
案内チラシを配布し啓発活動を実施
●参加者:熊谷警察署員、熊谷市等関係行政職員、NTT 東日本社員、その他参加企業等(19名)
<熊谷駅前での特殊詐欺への注意喚起活動の様子>