社会インフラDXのリーディングカンパニーである株式会社センシンロボティクス(本社:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:北村卓也、以下センシンロボティクス)は、風力発電ブレード点検アプリケーション『BLADE Check』に、Web上で点検結果の情報共有を可能にする閲覧機能や点検結果に基づく補修作業指示書の起票や管理を可能するタスク管理機能など、点検業務をさらに効率化する機能を追加しました。
点検結果をWeb上で閲覧可能にすることで、発電事業者との情報共有が円滑になります。また、点検結果に基づく補修作業指示書を起票・管理することが可能にすることで、点検だけではなく補修までの業務の効率化に寄与します。 これらは、株式会社日立パワーソリューションズのフィードバックを基に機能追加とユーザビリティの改善を行いました。
『BLADE Check』は、自動航行ドローンを使って風力発電設備のブレードの保守業務を効率化する業務アプリケーションです。これまで地上から撮影、目視点検など人が実施していたブレード点検を、ドローンを活用したデジタル化を行うことで、点検工数の削減、ブレード点検品質を向上させます。
詳細 https://www.sensyn-robotics.com/news/blade-check-system
追加機能
閲覧機能
点検事業者が行った点検結果を、発電事業者がWeb上で確認することが出来ます。点検事業者は任意で”発電事業者用のアカウント”を発行することができ、このアカウントでログインする発電事業者ユーザーには、点検結果の編集権限は与えず、閲覧のみを許容します。
タスク管理機能
点検結果として登録された損傷情報に対し、補修作業を起票・管理することができます。タスクごとに担当事業者、責任者、ステータス、期限、画像(補修後写真など)などを管理することができます。
ユーザーメリット
閲覧機能
・発電事業者に点検結果を迅速に報告可能
・撮影画像データを高品質なまま報告可能
・レポート作成・出力を代替
・発電事象者による確認作業の利便化にも寄与
タスク管理機能
・点検実施~点検結果確認~補修実施までを一気通貫で管理
・損傷の補修漏れを防止
・補修タスクを可視化・一元管理し、責任者、期限、ステータスなど全体共有
日立パワーソリューションズ様の声
従来のブレード点検は、点検者による地上からの撮影が主体で、撮影データの整理から報告書作成までを手作業で行っていたため、労力を要していました。また、点検データについても活用ができていませんでした。
ドローンの自動飛行による点検は、点検作業の効率と品質の向上を実現しました。
管理システムである『BLADE Check』は、複数サイトの点検結果を一括管理できるようになり、点検後のデータ集計や判定、過去データとの比較など、作業の効率面だけでなく、データ管理の質が飛躍的に向上しました。
例えば、閲覧機能では、これまで紙で提出していた報告書をWEB上で閲覧が可能になったため、スピーディーな報告とペーパーレス化にも役立っています。タスク管理機能では、ブレードの損傷部に対する補修指示や補修後の結果を入力することで、ブレードの維持管理や保守計画に活用でき、保守サービスの向上につながります。
ブレード点検の現場作業から報告までの一連の業務で、作業時間と品質面で大きな改善が図られ、ブレード点検におけるDX化が実現したと感じています。またデジタルとロボティクスを活用した点検サービスにより、お客様へ新たな付加価値の提供が可能になりました。
【センシンロボティクスについて】
センシンロボティクスは『ロボティクスの力で、社会の「当たり前」を進化させていく。』をミッションに掲げ、企業や社会が抱える課題を、ドローンをはじめとするロボティクス技術で解決する社会インフラDXのリーディングカンパニーです。
設備点検・災害対策・警備監視・現場管理など、業務における「労働力不足・ミス防止・安全性の向上・時間・コスト」や災害発生時の迅速な対応など企業や社会が抱える様々な課題を解決するためのテクノロジーとソリューションを提供しています。
豊富なプロジェクト実績で得られたノウハウを活用し、シナリオ策定から実証実験、実業務への定着化まで一気通貫で支援、老朽化する産業インフラや社会インフラの点検や、少子高齢化による労働人口の減少、激甚化する災害対策といった社会課題の解決を目指します。
本社所在地:東京都品川区大井一丁目28番1号 住友不動産大井町駅前ビル4階
設立:2015年10月
代表:代表取締役社長 CEO 北村卓也