「商船三井」を冠し、半世紀に亘り日本の物流を支え、船旅を通じて人々の豊かさに貢献しつづける「さんふらわあ」ブランドを継承する会社名としました。2023年10月1日から新会社としての営業を開始します。新会社は定期航路6航路、運航船15隻を有する国内最大規模※のフェリー・内航RORO船事業会社として、より良いサービスを提供していきます。
当社は2023年4月に非海運事業の拡大を支える体制として「ウェルビーイングライフ営業本部」を新設し、BtoC事業の性質が強いフェリー・内航RORO船事業や不動産・クルーズ・その他事業を同営業本部内におき、当社事業の柱の一つにしていきます。当社グループでフェリー事業の中核を担う両社を統合・集結させることで、さらなる会社の成長につなげていきます。
■ 統合の目的・目指すこと
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脱炭素社会・DX推進、トラックドライバー不足に代表される少子高齢化による物流・社会課題の解決に向け、グループ会社の経営資源を結集することで、お客様の輸送ニーズへの変化に柔軟に対応し、一層の輸送サービス向上を目指します。
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ライフスタイルや価値観の多様化による旅客需要の変容を踏まえ、カスタマーサービスの改善やデジタル分野のマーケティング強化によって「カジュアルクルーズコンセプト」(註2)の浸透を加速します。ご家族・ご友人、ペット、同僚、知人などとの「絆」「安心」「信頼」を感じられる心地よい船旅を提供することで、お客様のウェルビーイング向上に貢献していきます。
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フェリー発着地の自治体や地域社会との結びつきを従来にも増して強化し、地方創生・地域経済への貢献に努めていきます。
(註1) 船の前後の出入り口からトラックやトレーラーによって直接貨物の積み降ろしをロールオン/ロールオフ(RORO)方式でおこなう船。
(註2) 上質な船旅としてのクルーズを、定期航路を利用することで気軽に楽しんで頂く、商船三井グループフェリー事業の基本コンセプト
※自社調べ 日本国内の「フェリー・RORO船」運航会社の船隊規模(2023年6月)
【新会社概要(予定)】
会社名:株式会社商船三井さんふらわあ(英文:MOL Sunflower Ltd.)
所在地:東京都千代田区外神田1-18-13
代表者名:決定次第お知らせします
事業所:札幌、苫小牧、大洗、大阪、神戸、福岡、苅田、大分、別府、熊本、宮崎、志布志、鹿児島
株主:当社100%
事業内容:一般旅客定期船事業、内航運送業、貨物利用運送業、旅行業 他
営業開始:2023年10月1日
【商船三井フェリー概要】
所在地:東京都千代田区外神田1-18-13
代表者:代表取締役社長 尾本 直俊
事業内容:一般旅客定期航路事業、内航運送業、貨物利用運送事業、旅行業(東京都知事第2-5027号)他
運航隻数:フェリー4隻、内航RORO船5隻
資本金:1,577,400千円(2023年6月1日現在)
設立:2001年3月
HP: https://www.sunflower.co.jp/cargo/
【フェリーさんふらわあ概要】
所在地:大分県大分市生石5-3-1
代表者:代表取締役社長 赤坂 光次郎
事業内容:一般旅客定期航路事業 他
運航隻数:フェリー6隻
資本金:100,000千円(2023年6月1日現在)
設立:2011年10月