committeeへの参画企業は2023年5月現在、18社※にのぼり、「未来のオフィス空間」の実現を目指した実証実験の空間でもあるコワーキングスペース「point 0 marunouchi」において、これまで80件以上の実証実験が行われています。
point 0は、オープン・イノベーションによる新たな空間ソリューションの開発や多様な働き方・働く人に合ったコンテンツを各社の最新技術・データ・ノウハウを活用し、committee参画企業の協創/共創する場を提供してまいります。実際に働く人の動きや生体情報、設置機器等の運転データを収集・分析し、新たなコンテンツ・サービスの創出、空間価値向上に取組んでいく所存です。
※参画企業:ダイキン工業(株)、(株)オカムラ、パナソニック(株)、ライオン(株)、TOTO(株)、(株)MYCITY、アサヒビール(株)、TOA(株)、(株)丹青社、日本たばこ産業(株)、大建工業(株)、鹿島建設(株)東京海上日動火災保険(株)、野村不動産ホールディングス(株)、セイコーエプソン(株)、日本マイクロソフト(株)、三菱地所(株)、ソニーネットワークコミュニケーションズ(株)
~協創/共創による取組み①~
【TOA株式会社_株式会社otonohaを設立】
・2023年4月6日に、音響設備メーカー大手であるTOA株式会社は、「point 0 marunouchi」における協創/共創や実証実験を通じて「株式会社otonoha」を設立しました。
・「otonoha」は「いい音体験からビジネスの未来をつくる」をビジョンに掲げ、音環境に関するコンサルティングおよび各種サービスを提供します。
・その第一弾として、オフィス市場向けに音環境コンサルティング「sound veil」のβ版の提供を開始いたしました。
・「社員の成長を後押しできる出社したいと思えるオフィスをつくりたい」、「コミュニケーションやコラボレーションを増やしたい」「音もれに配慮した、集中して仕事に取り組めるオフィスをつくりたい」といった課題を、音環境を整えることによって解決し、オフィスの魅力・価値を高めます。
「音環境コンサルティング」イメージ
■ 株式会社otonoha 代表取締役社長 稲畑 伸一郎 氏
五感の中でも聴覚は記憶や感情に深く結び付く感覚であると言われています。
ビジネスの世界でも音を効果的に活用することで、様々な課題を解決し、ウェルビーイングに配慮したオフィスをつくることが可能です。
otonohaはpoint 0での実証から得られた多くのエビデンスと共に、良い音、つまり働く人にとって価値のある音空間を気軽に体感できるサービス「sound veil」を通して、皆様のビジネスを後押ししてまいります。
音環境コンサルティングサービス「sound veil」紹介サイトhttps://soundveil.net/
■ 株式会社otonohaについて
株式会社otonohaは、音響機器メーカー大手:TOA株式会社の新規事業活動を通して「良い音環境の体験からビジネスを支援するスタートアップ」として誕生しました。音環境コンサルティングサービス「sound veil」の提供、サウンドコンテンツ・サービスプラットフォーム・サウンドデバイスの企画・開発を通して、価値のある空間づくりを伴走支援しています。
https://otonoha.co.jp/
・所在地:東京都千代田区丸の内2-5-1 丸の内2丁目ビル4F point 0 marunouchi
・資本金:2億円 TOA株式会社100%出資
~協創/共創による取組み②~
【丹青社&日本マイクロソフト_AIを活用して社内の情報と人を結ぶ「saguroot」の提供を開始】
・株式会社丹⻘社は、AIを活用した横断的な資料の検索を通じて、社内に眠っている”価値ある情報”の活用を促すナレッジマネジメントツール「saguroot(サグルート)」の提供を2023年5月16日より開始しました。
・「saguroot」は、R&D、イノベーション、企画業務を行う組織・企業に向けて開発された、社内の知見と人材を見つけられるツールで、committeeメンバーである丹青社および日本マイクロソフトによる協創/共創や実証実験により誕生しました。
・博物館等の展示施設を多く手掛ける丹青社の情報整理のノウハウを活かしたユーザー視点のUX設計により、直感的で効率的な検索を実現しました。
・また、日本マイクロソフト株式会社が提供するAIソリューション「Azure AI」を活用することで、資料内のテキストや画像を含めた全文検索が可能になります。
・「saguroot」は資料検索を通じて社内に蓄積された有益な情報と、それらに紐づく知見をもった人材を可視化することで社内のコミュニケーションを誘発し、企業のイノベーションを支援していきます。
「saguroot」操作画面イメージ
■ 株式会社丹青社 企画開発センター 企画部 部長 菅波 紀宏 氏
情報があふれる現代において、生産性の向上やイノベーションの創出には、大量に生まれる資料から自らに必要な情報を選び取ることが重要です。point 0参画企業である日本マイクロソフト様のAIの知見と、当社が培ってきたユーザー目線のデザインの力を掛け合わせることで、新しい検索体験を提供する「saguroot」を開発いたしました。
「saguroot」では効率的に価値ある情報を見出すことだけではなく、コミュニケーションの促進も目指しています。情報だけではなく、それを生み出した人とコミュニケーションする体験までが重要であるという考えは、様々な強み、技術、文化を持つ各社が集まるpoint 0での共創体験に立脚しています。現在も生成型AIの更なる活用を進めており、これからも日々劇的に進化するAIについて日本マイクロソフト様や参画企業各社と共創しながら、生産性の向上やイノベーションの創出に寄与してまいります。
■ 丹青社について
「こころを動かす空間創造のプロフェッショナル」として、店舗などの商業空間、博物館などの文化空間、展示会などのイベント空間等、人が行き交うさまざまな社会交流空間づくりの課題解決をおこなっています。調査・企画から、デザイン・設計、制作・施工、デジタル技術を活かした空間演出や運営まで、空間づくりのプロセスを一貫してサポートしています。
https://www.tanseisha.co.jp
・所在地:東京都港区港南1-2-70品川シーズンテラス19F 〒108-8220(本社)
・設立 :1946年10月
・資本金:40億2,675万657円(2023年1月31日現在)
■ 日本マイクロソフト株式会社 Global Black belt Asia Pacific AI/ML Specialist 濱田 隼斗 氏
「saguroot」は、従来の全文検索という技術のみを利用した検索では達成が難しい高度な検索ニーズを先端技術のAIを利用することで可能にしています。
AIを活用することが注目を浴びていますが、活用目的や価値創出をどう考えるかが非常に重要です。「saguroot」は、ユーザーが求めている価値が「必要な情報を素早く得ること」なのか、「新しい気付きを得ることなのか」を考える、検索という行為そのものをデザインする中でAIを取り入れた、AIを効果的に活用しているソリューションです。空間デザインにおいて、ユーザーエクスペリエンスを考えてきた丹青社様ならではの視点であり、異なる業界の企業が強みを活かしあうpoint 0だからこそ生みだせたソリューションだと言えます。すでにAzure OpenAI Serviceを使った取り組みを丹青社様と進めており、「saguroot」の価値をより高める支援を進めていきます。また、point 0での様々な企業との共創を通じて、これに続く新しい価値を生み出していきたいと考えています。
■ 日本マイクロソフトについて
日本マイクロソフト株式会社は、マイクロソフト コーポレーションの日本法人です。マイクロソフトは、インテリジェントクラウド、インテリジェントエッジ時代のデジタルトランスフォーメーションを可能にします。「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとしています。
日本マイクロソフトは、この企業ミッションに基づき、「革新的で、安心して使っていただけるインテリジェントテクノロジを通して、日本の社会変革に貢献する」企業像を目指します。
http://www.microsoft.com/ja-jp/
・所在地:東京都港区港南 2-16-3 品川グランドセントラルタワー
・設立:1986年2月
・資本金:4億9950万円
■ 株式会社point0について
「働く」を再定義する協創/共創のためのコンソーシアム
point 0は、「働く空間の価値」を創出するオープン・イノベーションの加速化を目的に2019年2月に誕生しました。「未来のオフィス空間」の実現を目指した実証実験の空間でもあるコワーキングスペースの「point 0 marunouchi」を運営しています。2023年3月現在、プロジェクトに参画する企業は18社に上り、協創/共創の輪が広がっています。また、理想的なソロワーク環境を整備した「point 0 satellite」も運営しています。
https://point0.co.jp
・所在地:東京都千代田区丸の内二丁目5-1丸の内二丁目ビル4階
・代表者:代表取締役 石原 隆広
・設立:2019年2月
・資本金:5億9,360万円(2022年10月。資本準備金含む)
・point 0 marunouchi : https://www.point0.work/
・point 0 satellite : https://top.point0satellite.work/