若者や女性の人口流出は多くの地方自治体で課題となっています。山形市では「女性が輝くまち山形」の実現および若年女性の地元定着を目指し、さまざまな取組を行っています。
リディラバは、女性活躍推進に取り組む山形市と、全ての社員が個々の力を発揮できる環境づくりのために社内外での女性活躍支援やジェンダー平等の取り組みに力を入れる資生堂と共に、「女性にフォーカスした活躍機会の提供」と「ロールモデルの創出」を目標とする公民連携プロジェクト「まち、わたし、きらめく Women’s Campus 山形」を2022年に開始しました。
1年目は1期生20名にワークショップを提供し、『女性活躍推進』『子どもの未来』『出産・育児』のテーマについて探究型プログラムを実施。参加者からは「山形市主催だからこそ、市の現状に関するリアルな声が聞けた」「同じような問題意識を抱える女性参加者とチームを組み、地域課題解決のための施策立案と実践までやり切れた」などの感想を頂きました。
2年目となる今年度はさらに地元企業からの派遣参加者も増やし、「地域で活躍する女性リーダー」の育成を通じて、山形市がより一層“女性が輝くまち山形”となっていくことを目指します。
■2023年事業の特徴
①1年目の活動の継続化・拡大
1年目に好評だったビューティーセッションや探究型のワークショップを引き続き開催します。さらに1期生の活動継続支援や、1期生~2期生の交流の場も提供。「地域で活躍する女性リーダー」が集う継続的なコミュニティを作っていきます。
②インパクト評価の実施
企業版ふるさと納税は、地域課題の解決を目指す仕組みとして期待が高まっています。本事業が地域にもたらすインパクト(事業によって生じる地域の変化)を予見的に整理した上で、長期的な効果検証を行います。
③働きやすさ追求室との連携
今年度から新たに山形市が立ち上げた「働きやすさ追求室」では、女性活躍のほか、企業のDXやリスキリング、学生の地元定着などを目標に掲げています。本部署と連携することで、女性活躍推進にとどまらない、様々な地域課題の解決に向けて成果創出に取り組みます。
■ワークショップのご案内(申込受付中)
対象:山形市内に在住・在勤・在学の女性
定員:20名
内容:参加者の主体性を醸成する人材育成研修と、県外企業・NPO等に足を運ぶスタディトリップ
活動テーマ:
・企業内の女性活躍の推進
・若年女性の地元定着
・企業内のDX推進に関すること
・その他、女性活躍推進のための取り組み
<探求型ワークショップ>
第1回 2023年6月29日(木) チーミング・ビューティーセッション(資生堂提供講座)
第2回 2023年7月27日(木) 有識者ヒアリング・課題整理
第3回 2023年8月26日(土)~ 2023年8月27日(日) 首都圏へのスタディトリップ
第4回 2023年9月28日(木) ActionDayに向けた取り組みの大枠の策定・準備
第5回 2023年10月26日(木) ActionDayに向けた取り組みの準備
第6回 2023年11月24日(金) ActionDayに向けた取り組みの準備
※その後地域の企業・地域課題に対してActionを実施
第7回 2024年1月26日(金) ActionDayでの取り組みの発表
第8回 2024年2月16日(金) 交流会・ビューティーセッション(美容講座)
※ActionDay:参加者がグループを組み、地域課題や企業課題のためにスモールイベントの開催など
、ワンアクションにチャレンジします。
※ビューティーセッション:女性が自信を持って輝けるようなビューティー講座を提供し、参加者のメンタリング・チームビルディングに繋げます
【詳細・お申込み】
・Women’s Campus 山形:トークイベント&事前説明会の詳細ページ
・Women’s Campus 山形:人材育成ワークショップの詳細ページ
リディラバでは、市民協働・公民連携による女性活躍推進を支援して参ります。
ご関心がある方は、お問い合わせください。
■運営会社について:株式会社Ridilover(リディラバ)
リディラバは「社会の無関心の打破」を理念として、2009年に設立、後に法人化しました。現在は教育旅行事業、企業研修事業、メディア・コミュニティ事業の他、社会課題解決に向けた資源投入を行なう事業開発・政策立案事業も手掛けています。設立以来13年間、400種類以上の社会課題を各事業において扱ってきました。
<会社概要>
社名:株式会社Ridilover
設立:2013年
所在:東京都文京区本郷3-9-1 井口ビル2階
URL:https://ridilover.jp/
担当:西澤
お問い合わせ先:MAIL info.bd@ridilover.jp
■株式会社Ridilover(リディラバ):事業開発について
リディラバは、社会課題解決のプロセスを「問題の発見」、「社会化」と「課題解決に向けての資源投入」という流れで整理しています。事業開発が担うのは「課題解決に向けての資源投入」。大企業、官公庁、自治体、ソーシャルセクターと連携しながら、社会課題を解決するための「事業創出」を目指しています。
実績(一部)
<自治体>
・長野県信濃町:地域課題抽出と首都圏企業マッチングによる官民連携実証事業
・茨城県つくば市:SDGsに関心高い住民に向けた社会課題起点の住民活動づくり事業
・新潟県十日町市:「大地の芸術祭」活動資金確保のための寄付マーケティング事業
<企業>
・トヨタ自動車株式会社:社内選抜制での新規事業創出を目的とした課題探索プログラムの立案・運営
・関西電力株式会社 :社内選抜制の新規事業創出を目的とした課題特定プログラムの立案・運営
・大手自動車メーカー:新事業立案のためのヒアリングプログラムの設計・実施
・三菱地所株式会社 :新規事業企画・事業伴走
・セイノーホールディングス株式会社:新規事業開発部署への事業創出に向けたハンズオンでの伴走支援
・NECソリューションイノベータ株式会社:「認知症共生社会」に寄与する「認知症の方向けVRオンライン旅行サービス」ハンズオン実証支援
・NECソリューションイノベータ株式会社:「介護職員向け写真整理サービス」ハンズオン販売促進支援
・NECソリューションイノベータ株式会社:新規事業サービス設計のための調査および仮説構築の実施
<省庁>
・内閣府:RESAS(地域経済分析システム)利活用のための自治体職員向けWS開発事業
・経済産業省:就職氷河期世代(ロスジェネ問題)実態調査事業
・経済産業省:「認知症共生社会」に寄与する「認知症の方向けVRオンライン旅行サービス」実証事業
・文部科学省:「免許を持っているが教職についていない潜在教職員向けリカレント教育」広報事業
・厚生労働省:「重層的支援体制整備事業の促進に向けた多様な分野と連携した参加支援の在り方に関する調査研究事業」
・内閣官房「孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム設立準備事業」