ブランドミッション「人間のための技術で、世界をもっとあたたかく」の下、OPPOは2050年までに事業活動全体でカーボンニュートラルを達成することを宣言しています。OPPO初の自社建設データセンター「OPPO AndesBrain (Binhaiwan Bay) IDC」は、二酸化炭素排出量の削減と地球環境保全への長期的な投資のために、インフライノベーションとビジネスイノベーションの統合に専心しています。
100%再生可能エネルギーを利用
デジタル時代の現代において、データストレージ、人工知能(AI)、ハイパフォーマンスコンピューティングに対する需要は増加の一途をたどっています。 2022年後半に運用を開始した「OPPO AndesBrain (Binhaiwan Bay) IDC」は、OPPOのデータセキュリティ、コンピューティング、およびアルゴリズムのイノベーションの中心として機能しています。
このデータセンターでは、二酸化炭素排出量を最小限に抑えるために、100%再生可能エネルギー源を利用しています。2022年以来利用した再生可能電力は6.176ギガワット時に及び、これは二酸化炭素換算で3,600トンの排出削減に相当します。また、データセンター内の循環冷却に雨水貯留システムを利用することで、年間約3万トンの節水を見込んでいます。
液浸冷却技術を応用してエネルギー効率を改善
「OPPO AndesBrain (Binhaiwan Bay) IDC」では、100%再生可能エネルギーの利用以外にも、エネルギー効率改善と二酸化炭素排出削減に向けた最先端の低炭素技術を試行錯誤し、導入を続けています。課題解決のひとつとして、GPUサーバークラスターの液浸冷却技術の研究と導入が挙げられます。
現在、データセンターは世界の総電力消費量の3%を占めると推定されています。その大きな要因のひとつは、膨大な量の電力を消費する冷却システム[1]です。効率的な放熱方法は業界にとって長年の課題でした。従来のデータセンターは、ファンや空調装置などの機械的冷却装置を利用するのが一般的で、結果として電力消費量と二酸化炭素排出量のさらなる増加につながっています。
GPUサーバークラスターの液浸冷却技術は、OPPOがエネルギー効率改善と二酸化炭素排出削減に向けて採用している革新的なソリューションです。この技術は、サーバーを非導電性液体に直接浸漬するものであり、動作中に発生する熱が液体に直接奪われるため、ファンや空調装置などの機器による能動冷却が不要です。温度が上昇した液体を循環冷却して戻すことで、熱エネルギーを吸収し続けます。回収した熱は暖房や温水供給などの用途に再利用され、結果としてエネルギー効率が大幅に向上します。液浸冷却技術の導入はエネルギー効率の45%改善につながり、1.15という業界最高レベルのPUE(電力使用効率)が実現します。
炭素排出管理をデジタル化
60以上の国と地域で事業を展開するグローバルテクノロジー企業であるOPPOは、世界中で稼働するOPPOの自社開発クラウドサービスおよびサーバーからの炭素排出データを分析するために、炭素排出データプラットフォームも開発しました。
OPPOは、地球環境に優しいインテリジェントエンジン推進への幅広い取り組みの一環として、2022年7月に中国市場を皮切りに、OPPO Cloudサービスによって発生した炭素排出の顧客向け明細書の毎月発行を開始しました。
OPPOは、持続可能な開発に貢献する革新的なソリューションを絶えず模索しており、グリーンデータセンターはそのひとつにすぎません。地球を守るためには長期的な戦略とコミットメントが必要であり、OPPOはグローバルシチズンとして、より環境に優しい未来の実現を目指します。
2050年までの事業全体にわたるカーボンニュートラル達成に向けたOPPOの取り組みの詳細は、
OPPO気候アクションレポート
(https://www.oppo.com/content/dam/oppo/common/mkt/footer/OPPO-Climate-Action-Report-EN.pdf)をご覧ください。
参考:「OPPO AndesBrain (Binhaiwan Bay) IDC」の概要